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○●彩香の恋愛話○●

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  • 1:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    a.m5:30――コンポから大音量で音楽が流れる。外はまだちょっと暗い。
    あ〃ぁー今日も、だるぃけど楽しい1日の始まり…?。

    2006-01-06 06:32:00
  • 2:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    眠い目を開いて清涼感たっぷりの目薬を指す。朝からきくね?目がしみるね??すっかり依存してしまったタバコに火をつけ一服。意識がはっきりしてきたところでダッシュでシャワー?そんで化粧・髪の毛に1時間半をかけ‥ぅん、今日も完璧?

    2006-01-06 06:36:00
  • 3:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    a.m7:10、お料理上手なママのお弁当をひっつかみ、カバンにつっこみ猛烈にチャリンコをこぐ??もうすぐ7月、駅に着く頃にはうっすら青春の汗。今日もいぃ汗かいたゎ??

    2006-01-06 06:36:00
  • 4:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ――彩華『ちょぉ、髪あげた方がイィ?』
    愛子「あーどっちでもイィんちゃう??」
    彩華『真剣に考えてや?ってか化粧いけてる??』
    愛子「ぉん、いけてるいけてる?あっ髪あげてなぃ方がいぃで??」
    彩華『今あげたとこやんけ???よしッ可愛いな?』

    2006-01-06 06:42:00
  • 5:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなこんなで優チャンとの初対面。
    《ゃんっ優チャンばりおっとこまえやん???愛子サンキュッ??》
    少し話してメルアドを交換し、優チャンと友達は自分達のクラスに帰って行った。

    2006-01-06 06:42:00
  • 6:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    次の時間すぐさまメールを送る。
    『初めまして?彩華デス?さっきは緊張してあんまり喋られんかった??ごめんね?』
    《よしよし、なかなか可愛いな。ピッ――送信完了。しかし優チャン男前やったなぁ、ばりラッキー??》
    なんて思ってるとケータィがぶるった。
    「ぉぅ、メールさっそくやなぁ?笑。知ってると思うけど優太です?えー趣味はサッカーです。特技もサッカーです。つまりサッカーです。これからよろしくな?」

    2006-01-06 06:43:00
  • 7:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《や??ん優チャンかわいぃ??彩華ついてるゎぁ、ほんまついてるゎぁ。愛子に何かおごったらなな??》
    など思いつつその後もメールは続いたのでした?。

    2006-01-06 06:45:00
  • 8:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その日の放課後、愛子をカラオケに誘い(もちろん彩華のおごり)、帰りの電車を待っていた。するとケータィが鳴った、差出人→→?優チャン?。
    「今部活おわった?今日も疲れたゎ?てか彩華のタイプってどんなんなん?」

    2006-01-06 06:46:00
  • 9:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《タイプなぁ?…彩華、正味顔やねんな。性格とか暴力・薬中以外やったら別に何でもいぃんやけどなぁ……》
    『ん?‥優しくておもしろい人カナっ??優チャンゎ??』
    まさか顔がよけりゃ何でもいい と言えるはずもなく、当たり障りのない好みを言うておいた。女なんてそんなもんよね???彩華だけなのか???

    2006-01-06 06:47:00
  • 10:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    すぐに返事がきた。
    「そっかぁ…じゃぁ俺は彩華のタイプじゃないな?俺は彩華みたいな子やで。」
    ぁっはーん、優チャンたら彩華にほの字なのか?そうなのか??自慢じゃないが彩華は恋愛偏差値というものが全くない。当時はやったケータィの占いでは、彩華の恋愛レベルは21位中21位、[繁殖期のゴキブリ]だった…ゴキブリか……と当時はものすごく落ち込んだものだ??

    2006-01-06 06:48:00
  • 11:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    困った彩華は愛子に電話?愛子「もし?こちらキュートスマイルNo.1の愛子サンですが何か?」
    彩華『うっさい黙れっ、それどころちゃうねんって???優チャンからなっ……(状況説明中)』
    愛子「もうそこはいっとけ?優チャンとか早くしなとられるで、もう何かうまいこと言うてくっつけ??」

    2006-01-06 06:50:00
  • 12:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    いやいや、展開早すぎやろ…?と今なら思うが、その時の彩華はてんぱっていたため愛子の言うままを実行することにした。
    『ぇ???めっちゃうれしい??ってか優チャンとか彩華のタィプそのままだょ?』ピッ――送信。
    《ん〃??これでよかったのか?まぁ愛子は恋愛偏差値あるしな、彩華と違い21位中4位の先生レベルやったしな?信じよう。》

    2006-01-06 06:51:00
  • 13:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    すぐに携帯が鳴った。差出人はもちろん?優チャン?。「そっか、俺も嬉しいゎ?。あんな、こんなん言うん自分でも早すぎる思うし、信じてもらわれへんかもしらんけど俺彩華のこと好きやねん、一目惚れやってん。で、もし彩華がよかったら付き合ってくれへんかな?俺めっちゃ大事にするし?」

    2006-01-06 06:52:00
  • 14:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    またまたすぐさま愛子に電話??
    愛子「はい、こちら恋愛レベルせんせ…」
    彩華『あんなッッ優チャンからなっ……(状況説明中)』
    愛子「あたしまだ喋ってるやろ?ぅんうん…で、あんたはどうなん?優チャンのこと好きなん?」

    2006-01-06 06:54:00
  • 15:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『…たぶん好き、ぅうん好きやわ?けどな、一目惚れやで?』
    説明しよう、いやさせて下さい。彩華の人生初の彼氏、すなわち元彼も彩華に一目惚れしたと言ってきた。顔がなかなかだった為付き合ったが、ヤリチンだということが後に判明し恋愛慣れしてない彩華は非常にショックを受け別れた。

    2006-01-06 06:55:00
  • 16:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華はそいつと付き合って3日で処女を捧げた。痛がってる彩華をムシし、そいつは3回もやりよった。若さってすごぃ?
    彩華は痛くて痛くて、早くイッてほしい為『早く……』と言うと何を思ったかそいつは猛スピードでピストン開始。彩華、もはや声にならない。《早くイッて…むしろ逝って……》と願いが届いたのかそいつは1回目、挿入1分程で果てた。まぁその後2、3回戦が始まるのですが。断らない彩華も彩華ですが?だって断って嫌われたくないやん?乙女ってそーやん??

    2006-01-06 06:56:00
  • 17:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなことがあり、彩華はエッチと一目惚れに軽いトラウマを持っていたのん?。じゃぁ愛子サン「彩華の気持ちも分からんでもないで。けどな、優チャンとあいつは違うやろ?……優チャンに内緒にしててって言われてたから言わんかったけど、優チャン実は前から彩華のコト知っててん。あたしと一緒におるとこ見て、一目惚れしたって言うて紹介頼んできてん。でもあんた最近まで彼氏おったやん、だから無理やゎ言うたら『別れるまで待ってるから。別れたら1番に俺に教えて。』って言っててん。そんな奴が彩華の嫌がるコトすると思う?何事も相手を信じな始まらんのやで。」

    2006-01-06 06:57:00
  • 18:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    全てを悟っているかのような愛子の言葉…《さすが先生や、やっぱ繁殖期のゴキブリとは違うな‥。愛子サンすてきやゎ??》
    彩華『そうやな…ありがとう、愛子ちゃん?今から優チャンに返事するな。』
    愛子「ぅん。はよしたりや、優チャン待ってるで??‥でどーすんの?」
    彩華『もち?やろッ、オフコース???優チャンは彩華の運命の人やっ。愛子サンキュ、愛ちてる?チュッ』
    愛子はすごい奴だ。おない年とは思えない程人生について哲学している。今になっても彩華の大事な親友兼、恋愛の師匠だ?

    2006-01-06 07:00:00
  • 19:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    電話越しに熱烈なチュゥを送り、電話を切り優チャンに?の返事を送る。
    ――こうして6月某日、優チャンと彩華は驚異的な早さでカップルとなった??

    2006-01-06 07:00:00
  • 20:

    名無しさん

    ぉもろぉぃ?頑張って?

    2006-01-06 07:12:00
  • 21:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    26サン、初カキコめっちゃ嬉しい?しかもおもろいトヵほんまにめちゃめちゃ嬉しい???めっちゃ嬉しいゎ?ぁっしつこいってな??どうもありがとう?

    2006-01-06 07:16:00
  • 22:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    次の日は学校お休みディだった。夕方までゴロゴロして、いきなり思い立った彩華は優チャンに電話をした。
    プルルルル‥プルルルル………出ない。今日は部活お休みディだと言ってたのに。彩華の電話をブチるとかえぇ根性しとんやなぃか?と、少々彩華チャンキレ気味。

    2006-01-06 08:33:00
  • 23:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華はAB型なのですが、どうやらA:1、5割、B:8、5割であろう、限りなくB型に近いAB型なのです?つまり自己中なのです。ここで彩華の性格を軽く紹介します→→
    ?自己中。?自意識過剰。?時間に超ルーズ。?プラス思考で楽観的。?何気にかなりロマンチスト。?泣き虫。?寂しがりや。?超短気。?しかしか?なり小心者のびびり。?口がものっそい悪い。しかし異性の前ではそんなコト微塵も感じさせなぃ。?単純。
    ん?こんなもんか?しかしこうやって文章にしてみると自分っていかに駄目人間なのか分かります。。?

    2006-01-06 08:34:00
  • 24:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    話は戻って、彩華はふて寝しようとしておりました。すると電話が?もしや優チャン???ドキドキしながらディスプレィを見ると……
    着信→→?パパ?
    パパかよ??もうッ???彩華『はぃもしもしなに?』句読点一切無しで聞いた彩華に親バカなパパは「もしもし彩華??(この時ほんまにハートが見えた)今家か??」
    彩華『家やけど。なんか用ですかね?』
    パパ「いや特に用はないんやけどなぁ…あっそういやペペ元気か?」

    2006-01-06 08:35:00
  • 25:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ぺぺとは家の愛犬、フレンチブルドッグのこと。パパがある日突然つれてきたのです?
    彩華『ぉん、元気やど。いっつも通りブサ可愛いゎ。』
    パパ「おしっこしてたらシート変えたってや?彩華は休みの日に家におるんか〜かわいそうにな?」
    《パパめ‥?どうせ彼氏おらんからってコトやろ、ふん?けどおとついまでの彩華じゃナィもんね?今の彩華には優チャンと言う素敵な彼氏がいてるもんね?パパのバカパパ?プッ?》

    2006-01-06 08:36:00
  • 26:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『あーそうね、じゃぁ仕事がんばって』――プチッ。
    これ以上バカパパの相手はしてられないと思い電話を強制終了した。すると直後に鳴る携帯。《き???パパもうえぇって?》と思い電話に出た。
    彩華『なに?用ないんやったらかけてこんとってッ彩華もやるコトあんねやんかッッ??』

    2006-01-06 08:37:00
  • 27:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    「……ぁっごめんな、俺さっき違う部屋おって気付かんかったから‥ごめんな?」
    その声は‥優チャン??あわてて携帯のディスプレィを見る。そこに表示されてたのは間違いなく 通話→→?優チャン?。
    《……あぁ終わった…なんで神様はこんないぢわるなんかなぁ。なんでパパは掛け直してこやんのかなぁ…彩華は何やねんやろなぁ……アヘアヘ》
    自問自答が頭に瞬時に駆け回る。しかし一刻も早く誤解をとかねば??

    2006-01-06 08:38:00
  • 28:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『違うねんッ優チャンにじゃなぃねん?ちょっと元彼がしつこくて…ごめんね?』
    優チャン「まじで?そんな奴着拒否しとき、心配やゎ?」
    ……と優チャンはあっさり信じてくれて、彩華は元彼から被害を受けてる可哀相な彩華になりすました。《優チャンごめんな…ほんまはパパやねん。バカパパやねん…。これからは口悪いの直すようにするね?》と心に決めた彩華でした。

    2006-01-06 08:39:00
  • 29:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    優チャンと他愛もなぃ話をして電話を切った後、愛子に即電話?。愛子は爆笑してた。つられて彩華も爆笑して、“パパと優チャン勘違い事件”はネタとなり終わった。ん?今日も楽しい1日やった??

    2006-01-06 08:40:00
  • 30:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなこんなで月曜日。今日からまた1週間学校が始まる???
    優チャンと付き合ったからと言って劇的に何かが変化したわけじゃなかった。あえて変わったとすると、昼休みに彩華のクラスの前に人だかりが出来るようになったコト。それは彩華のファン達が彩華を見に訪れるの?……なわけもなく、優チャンのクラスの友達が彩華を見に来ただけのこと。

    2006-01-06 08:42:00
  • 31:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    始めは《見たきゃ見れば〜?》な彩華だったが、それが3日も4日も続くとさすがに腹が立った。何よりムカついたのが、人だかりが出来て3日目。
    彩華は愛子を始め、クラスのお友達とお昼ゴハンを食べていた。その日は彩華の大好きな焼きタラコおにぎりを食べていた。人だかりも大して気にせず、ルンルンでおにぎりを頬張っていると、なんと大好きな大切な焼きタラコを床に落としてしまった。

    2006-01-06 08:43:00
  • 32:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    この時のショックと言えば言葉に表せられない。例えば、冷蔵庫に入れて楽しみにしておいたプリンを誰かに食べられたような。例えば、最後に残しておいたケーキのイチゴを誰かに盗られ食べられたような。そんな感じ。。まぁものすごくショックだったんです?

    2006-01-06 08:44:00
  • 33:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華は意地汚い。ので、いつもなら床に落ちようが地面に落ちようが焼きタラコと唐揚げの為なら全然平気。まったく平気。やのにこの日は優チャンの友達が見てる…彩華と焼きタラコの結末を見守ってる……すっごい悩んだ結果。。。焼きタラコを諦めた。丁寧にティッシュで焼きタラコを包み、袋に捨てた。『焼きタラコ落ちちゃった??タラコさんごめんね?』とか言っちゃって。だってさ、もしここで彩華が拾って食べでもしたら、絶対優チャンに伝わるやんか?彩華女の子らしいキャラで通ってたから、そんなこと出来やんかったのん…泣。

    2006-01-06 08:45:00
  • 34:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    一緒に食べてた友達は全部分かってるから、香奈なんかお弁当に入ってた唐揚げを彩華にくれた。香奈、イィ奴??ホロリ。
    この“焼きタラコ事件”のおかげで、彩華は人だかりにイライラしてきてた。やのに次の日もこりずに見にきよる。ついに彩華はキレた???

    2006-01-06 08:46:00
  • 35:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    昼休みが終わって奴らが帰ったと同時に、優チャンにメールを送った。『優チャンのクラスの子ら、一体何なん?今日で4日連続きてんけど。彩華見せもんちゃうねやんかぁ。このままやったら彩華耐えられへんし別れるゎ。』
    出ましたね、自己中アンド短気。優チャンはいきなりのコトでかなりびびったはず。すぐに「ごめんっ明日からは絶対行かせへんから??彩華にいやな思いさせてごめんな?」ときた。
    そして単純な彩華は《これで明日からこやんやろしまぁえぇか??》と、普通に仲直り?優しい優チャンだぁいすき??

    2006-01-06 08:47:00
  • 36:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    とりあえずここまで?今からお出かけするのん??見てくれる方おるんやろか……??しかし書くのって難しいんですね、小説家サン尊敬するゎ??今ゎ明るく楽しい恋愛模様ですが、後に色々あります?そんで全て実話デス?そんじゃアディオス?

    2006-01-06 09:02:00
  • 37:

    ゆき

    ごめん爆笑。めっちゃおもろすぎ!ワラワラ

    2006-01-06 09:19:00
  • 38:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ぃゃ?んゅきチャンッ?読んでくれてる方おられるのか気になって見てみたらッ?読んでくれたのね、ありがとぅ??なんやかんや10分置きぐらぃに見にきてる自分が初心者丸出しではずかしッッ??ほんまにありがとぅ??

    2006-01-06 09:41:00
  • 39:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなこんなで、優チャンと彩華は普通に日常をおくっていた??優チャンは彩華にベタ惚れになってくれた。始めはよかった。本当に幸せだった。だけど彩華は追うのが好きらしく追われると冷めるんです…自分でもイヤだよ?泣。

    2006-01-07 07:18:00
  • 40:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    付き合って1ヵ月記念の日。優チャンはとてもうれしそうで楽しそうで、予定をたてまくりだった。そんな優チャンを見てたらイライライライラ…?なんで?ねぇなんで?自分でも分からなぃ。1ヵ月記念の前日、嬉しそうに電話で明日の予定を説明する優チャン。そんな優チャンに彩華は言った。

    2006-01-07 07:19:00
  • 41:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『ってかたかが1ヵ月でなんでそんなはしゃいでるん?別に記念日とかいぃやん。』
    優チャンはへこんでた。そりゃそーだ、ってゆうより彩華ならそんなコト言われたら別れる。だけど優チャンは?なのか?そんな彩華をこよなく愛してくれた。
    当日、ゴハンを食べに行った。帰りにプリクラを撮った。今手元にそのプリクラがありますが、とても若々しくて初々しい?こんな時もあったなぁ‥って懐かしくなります。

    2006-01-07 07:20:00
  • 42:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなドS彩華とMっぽぃ優チャンにも別れがきた。いや、こさせたと言った方が正しいかも。

    2006-01-07 07:21:00
  • 43:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    付き合って2ヵ月。彩華は早くも倦怠期に陥っていた。言うまでもなく優チャンはラブラブなつもり。でも彩華はダルダル。
    そんな時、彩華はナンパされた。彩華はナンパされたら非常にてんぱる。いつまでも慣れない。たまに軽くあしらったり出来ると、《今めっちゃ大人の女みたいやった???彩華バリかっこぃぃ???》と心の中で自画自賛しまくります、ハィ今でも。

    2006-01-07 07:22:00
  • 44:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    話しは戻ってそのナンパ男。めちゃめちゃ彩華のタィプだったんです??当時の彩華は、軽い感じの男がかっこよく見えた。キレィにセットされた明るい髪、香水のいぃ香り、オシャレな服装……そいつはいとも簡単に彩華のハートを奪った。
    そしてそいつはこう言った、「彩華チャンに一目惚れしてん…また遊んでくれへんかな?」

    2006-01-07 07:23:00
  • 45:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    キタ――(゚∀゚)――ヒトメボレ???もうえぇっちゅうねんッッ???
    …と思いつつあっさりケータィ交換した。
    でも優チャンも好き、倦怠期だけど。当時の彩華は、ただ単に刺激が欲しかったんだと思う。突然あらわれたナンパ男に刺激されまくられた。おバカな彩華は勘違い。《この人が本当の彩華の運命の人なんだゎ?彩華はこの人が好きなんだゎ??》

    2006-01-07 07:24:00
  • 46:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ……痛い。痛すぎる。勘違いもはなはだしい。過去に戻り、『それは恋じゃなぃんですよーあんたは刺激が欲しいだけなんですよーー』と言ってやりたい。
    が、当時の彩華はこのナンパ男が運命の人だと思った。道で偶然出会い、彩華に一目惚れしたなんて運命に決まってる?と思っていた。それがナンパじゃなぃか。本当バカだ。

    2006-01-07 07:25:00
  • 47:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そして優チャンとは2ヵ月半をもって別れた。別れは非常に醜いものだった。突然別れたいと言った彩華に、優チャンはショックを隠し切れずボロ泣きした。電話だったが、彩華ももらい泣きする程泣きまくっていた。

    2006-01-07 07:26:00
  • 48:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    別れた次の日、優チャンから電話がかかってきた。ナンパ男に恋をしてしまった彩華は、この時優チャンがうっとうしくて仕方なかった。とてもふてこく電話にでる。
    彩華『何?』
    優チャン「…(泣きながら)俺ムリやって…彩華と別れるとかほんまムリや……お願いやから考え直してくれへん……?」
    彩華『無理。彩華こそ無理。もう彩華ら終わったやん、現実みて?うっとーしーねん。じゃぁ』

    2006-01-07 07:27:00
  • 49:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    最悪な人間だ。今自分で書いててこの時のコトを思ったら、この先どんな罰が彩華に訪れても仕方なぃんじゃなぃかと思う。
    そんな日々が続き、優チャンもやっと引いた。「俺はずっと待ってるから。」と言い…。優チャン、ありがとう。優チャンとの日々はとても楽しかったよ。ありがとう。

    2006-01-07 07:28:00
  • 50:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなこんなで独り身になった彩華サン?もう彩華を妨げるものは何もナィ。ナンパ男との恋に突き進むだけ?いけいけ彩華?ゴーゴー彩華??

    2006-01-07 07:29:00
  • 51:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ……が、人生そんなに甘くなぃ。人をあれだけ傷つけておいて、それでも幸せになれる程神様は優しくなかった。そのナンパ男は、見た目が軽けりゃ中身も軽い男だった。連絡をとっていた期間は1年程とっていたが、その間に会った日は…4回。今数えたらリアルに4回だった。コィツの話は省略します、大してなぁんにもなかった。優チャンと別れてこのナンパ男と付き合うのかと思えばそうでもなかったし、やるこたぁやったがそれだけだった。

    2006-01-07 07:31:00
  • 52:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《あーぁ。本気で好きになったのになぁ…。何を今更「彩華は妹みたぃやねん?」やねん??じゃぁ何か、お前は妹とやんのか?あーどっかにいぃ人おらんかなぁ。。。》
    今思えば、ここら辺から彩華は変わった。愛がなくちゃエッチは出来ない?なんて嘘だと思うようになった。

    2006-01-07 07:32:00
  • 53:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    出会いはナンパ。今まで付き合った人数は20人以上。…そんな男だったけど、彩華は大好きだった。始めは刺激のなぃ毎日がイヤで、いきなり現われたナンパ男に刺激を求めた。だけど彩華は本気になった。ナンパ男が「髪長い子が好き?」と言えばエクステをつけ、「お姉系が好き?」と言えばお姉雑誌を読みまくって研究した。

    2006-01-07 07:33:00
  • 54:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華を好きになって欲しかった。彩華だけのものになって欲しかった。メールや電話で連絡をとり、たまぁに遊んだり。そんな日々が1年続いて、そのナンパ男とは切れた。
    思い切って『彩華、あんたのコト好き。』と言ったら「俺彼女おるからなぁ。」ときた。ぇっ…あんた今の今まで彩華んちおったやん。一緒に内P見てたやん。チュゥしてたやん……。
    彩華『そっかぁ…。彩華のコト好きになることはなぃ?』泣きながらメールを送った。
    ナンパ男「ないなぁ。」

    2006-01-07 07:34:00
  • 55:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ……言い切るなよ。家くんなよ。チュゥすんなよ…。
    彩華『そっか。分かった?じゃぁばぃばぃ?』
    ナンパ男「おぅ?」
    悲しかった。辛かった。少しは彩華のコト好きでいてくれてるかなって思ってた自分が恥ずかしかった。でも気付かれたくなくて、あえて?←をつけた。彩華は大丈夫やねんから。傷ついてなんかないねんから?

    2006-01-07 07:35:00
  • 56:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    次の日愛子とカラオケに行った。『彩華失恋したって??』とか頑張って笑っていたかったけど、愛子が「あなたのキスを数えましょう」を歌った時とたんに涙があふれた。あまりにもピッタリすぎて。あまりにも彩華のための歌みたいで。
    彩華はジャンカラで大泣きした。愛子は彩華の頭をなでるだけで何も言わなかった。
    愛子、ありがとう。愛子が泣かせてくれへんかったら彩華はたぶんずっとしこりになったままやった。ほんまは大丈夫なんかじゃないもん…彩華はそんなに強い人じゃなぃもん…?

    2006-01-07 07:36:00
  • 57:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    いっぱい泣いてすっきりして、1週間後ケータィをトィレに落としてしまった。新しい連絡先をナンパ男に教えるべきか迷ったけど、結局教えなかった。教えたら絶対彩華はひきずってしまう。また連絡とってしまう。だから教えなかった。
    それから3ヵ月後、地元のコンビニでそいつに会った。向こうは彩華の後ろに並んだ。さっき目が合ったから、彩華のコトは気付いているはず。彩華はとてもてんぱった。同じ品物を2回落とした。話し掛けるべきか否か……せっかく忘れかけてたのに??

    2006-01-07 07:37:00
  • 58:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    結局話し掛けなかった。目が合うだけで向こうも話し掛けてこなかった。
    でもこの日会えてよかった。何かすっきりした、よく分からんけど?そんなこんなでナンパ男との恋は終わった。

    2006-01-07 07:37:00
  • 59:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    さてさて、恋に傷ついた彩華サン。やっぱりどう考えてもここから彩華は変わった、たぶん悪い方向に。

    2006-01-08 05:13:00
  • 60:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彼の名前は直クン。いっつもクラスの中心にいてて、男らしくてでもちょっと天然で。そんな彼に恋をした。
    放課後の教室、彼はその時1人でいた。《今しかなぃ?…でも今日すっぴんやっ??あぁ……》ウジウジすること約10分。隣にいて見兼ねた愛子が、直クンにメルアドを聞いてくれた?サンキュ愛子?グッジョブ??

    2006-01-08 05:15:00
  • 61:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子「あんた何してんねん、早く聞いてこい?」
    彩華『ムリや?だって喋ったコトないねんで??そんなんやのに…?』
    愛子「関係あるか?……も?ほら行くで?」
    そー言って愛子が教室に入っていった。彩華も続いて教室に入る。う〜…目が泳ぐ‥直クンの顔みられへん?
    当の直クンはMDを聞いていて全く気付いてなぃ。そんな直クンの肩を叩いて、愛子が話し掛けた。

    2006-01-08 05:16:00
  • 62:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子「1人で何してるん???」
    直クン『あ〜なんか先生に呼び出されてんねん??』
    愛子「そうなんや、大変やなぁ?てかさ、メルアド教えてくれへん?」
    《ぇッッ??愛子、直クンのコト好きやったんかな??…あぁ、彩華の為か??…彩華も頑張らなぁ??》

    2006-01-08 05:17:00
  • 63:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    あとで愛子から直クンのメルアドを教えてもらうことも出来たけど、なぜかこの時自分で直接聞聞かなアカン?と思った。
    彩華『あっ…あや、彩華もお、教えてもらていい??』
    噛んだ。ものっそい噛んだ。しかも「っ」が抜けた。《初めて喋ったのに…もー彩華自分イヤ?クスン。》
    直クン「ぉ?いぃで?んじゃ送ってきてなぁ?」
    彩華『ぅんっ??』

    2006-01-08 05:18:00
  • 64:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《っしゃぁ、自分で聞けたゼィ???》
    満足感たっぷりの彩華。直クンのアドレスを打つ為にケータィを開く…パカッ。――ピーピーピー…
    《うそん、充電切れ??ありえへん?あ〃ぁどうしよ??》
    彩華『ぁっ…ごめん、充電切れたゎぁ?タィミング悪すぎ…?』

    2006-01-08 05:19:00
  • 65:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子・直クン「ありえへんやろ??笑。」
    ――その後愛子に直クンのメルアドをメールしてもらい、直クンのメルアドゲッチュ??
    っしゃぁ、頑張るゼィっ??

    2006-01-08 05:20:00
  • 66:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    …この頃、彩華にはぞくに言うセフレというものが2人いた。そして同時に不倫もしていた。濃い性活を送っていた。。?
    でもみんな好きな人じゃなぃ。直クンが好きなんだよッッ彩華は??
    …でもでも、セフレの1人とは切れなかった、独りになるのが恐くて。

    2006-01-08 05:21:00
  • 67:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    セフレの1人とは切れないまま、直クンとの恋を順調に育んでいた。直クンはある日突然、彩華のコトを“彩チャン”と呼ぶようになった。…ん〜照れる??
    彩華は“タィプ→男前”の自他共に認める面食いだったが、直クンはそうじゃなかった。顔は全然かっこよくなかったけど、幸せそうに寝る顔とかジャージが誰よりも似合うとことか、広い背中が大好きだった。直クンの背中を見てたら無性に抱きつきたくなる。そんな背中。…伝わるかな??

    2006-01-08 06:16:00
  • 68:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ある日突然、メールをしていたら直クンが「彩チャンの声聞きたい。」と言ってきた。んなもん、いくらでも聞かせますがな???
    即効直クンに電話?。直クンはなんか照れてる。彩華も照れてる。なんやかんや1時間ぐらぃ喋って電話を切った。次の日、めちゃめちゃ恥ずかしかった。おはようを言うのが精一杯??
    《嗚呼、彩華恋してる?》毎日実感していた。

    2006-01-08 06:17:00
  • 69:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    直クンが近くにいるとドキドキして。話し掛けられたらそっけなく返したりしてしまって。その頃の彩華は直クンに夢中で、1日が直クンのおはようメールで始まって、おやすみメールで終わって。嗚呼しあわせだッッ??

    2006-01-08 06:18:00
  • 70:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    またまたある日突然、直クンが「カラオケに行きたい。」と言った。初デート?直クンが2人は恥ずかしいと言う為、2・2でカラオケへGO????
    1番、直クンが歌った。…直クン歌うますぎ??めちゃめちゃうまい?彩華は一層直クンに惚れた。歌うまい人ってきゅん?ってしますよね?直クンは持ち歌であろうエグザエルを歌って、彩華を魅了させた。素晴らしすぎる歌声??
    《ん〜‥何にしよ。やっぱ大塚愛かな、ぅんっ、これにしよ?》
    彩華が選んだ曲は…そう、大塚愛チャンのさくらんぼ。恋する乙女ならお目当ての相手の前で、1度は歌うであろうさくらんぼを選んだ?

    2006-01-08 06:19:00
  • 71:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    想いをこめて歌った。[ゥン、ィエイ、ゥン?]まで歌った。…チャラララ チャ?ラララ ラララララ―……?
    直クン「めっちゃ歌うまいなぁ、俺びびったし??」
    自慢じゃないが、彩華は歌には自信がある??一時は本当に歌手になろうかと思ってたぐらぃ。が、あややには勝てないと思いやめた。どうせやるなら1番になりたいじゃ?ん?
    歌を歌いおわる毎に直クンは彩華を誉めた。「歌手なれるって??」とまで言った。直クンがつんくなら今頃彩華はハロプロの一員に…??

    2006-01-08 06:21:00
  • 72:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな感じでカラオケは終わった。直クンはカラオケ代をおごってくれて、家の近くまで送ってくれた。
    この頃が絶頂に2人が両思いに近かったと思う。歌本渡す時に手が触れたら、直クンは彩華を見つめてニコッ?ってしてくれた。つられて彩華もニコり返し??
    友達にも「はよ付き合いや??」と言われていた。彩華も近いうちに付き合う気でいた。
    …が、直クンと付き合うことはなかった。なぜだ?どこで彩華は間違ったのか??今でも謎である。

    2006-01-08 06:22:00
  • 73:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華はまだセフレと切れずにいた。直クンとメールしていて、『今から友達と遊んでくる??』と送ったら「男?」ときた。嘘つけばいいのに、やめときゃいいのに、ヤキモチを焼いてほしくてアホな彩華は正直に『ぅん??』と言う。ぁっセフレとは言ってなぃょ??
    そんなことが何回かあり、直クンは彩華に呆れたんだと思う。彩華のヤキモチを焼いてほしいって気持ちは、直クンの気持ちを冷めさせるのに充分やったんかな。

    2006-01-08 06:23:00
  • 74:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな直クンの気持ちに気付かないアホすぎる彩華は、直クンに告白した。
    直クン「俺、男と遊ぶ子とかイヤやねん…。」
    そこで彩華は、今までのヤキモチを焼いてほしいが為の行為は全て裏目に出ていたことを知った。何事もやりすぎはいけないということを、この日痛感した。
    この時は泣いた。一生分泣いたんじゃないかと思うぐらい泣いた。自分の愚かさを呪った?

    2006-01-08 06:24:00
  • 75:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その後は直クンとはずっと友達。そのうち直クンに彼女が出来て、それでも卒業までずっと好きだった。もう1回告白しようかとも考えたけど、1年以上温めた思いを玉砕覚悟で伝える勇気がなくてやめた。
    直クンとは結果付き合えなかったけど、大事なコトをいくつか学んだ。
    やりすぎはいけないこと。こんな彩華でもこんなに誰かを好きになれること。彩華は彩華自身で恋をつぶしたこと。

    2006-01-08 06:25:00
  • 76:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    直クンに彼女が出来たとき。「アドレスかえました??」って来た新しいアドレスには直クンの彼女であろう娘の名前。彩華が思いを告げてから2ヵ月後。少しだけ傷は癒えたけど、さすがにこれにはこたえた。
    彩華は強がりのクセがあるから、友達にはもう平気なフリをしていた。いつも通りの彩華。アホなことでバカ笑いして、誰かの紹介の子とメールして。

    2006-01-08 06:46:00
  • 77:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    友達は直クンの名前も出さなくなった。でも彩華は直クンを忘れられずにいた。あの時あぁしてたら…って思ったら枯れたはずの涙が溢れる。学校では直クンが友達に幸せそうに彼女の話をしてる。
    今はもう、直クンとあんなに毎日してたメールも電話もしない。直クンの心の中に彩華はきっと1?も居ない。彩華が悪いんだけど。自業自得なんだけど。…でも好きで好きで……

    2006-01-08 06:47:00
  • 78:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    みんな相当心配してくれたと思う。学校におるときの彩華は今まで通りやったから。アホみたいなことしてアホみたぃに笑って…いつもの明るい彩華やったから。“いつも笑顔の明るい彩華”で居たかったから。

    2006-01-08 06:49:00
  • 79:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ん?着々と話しは進んでいきますが読んでくれてる方はおるのだろうか…?

    2006-01-08 06:53:00
  • 80:

    ???

    彩華チャン初めましてぇ??昨日初めて読み始めてめちゃ?ハマってまいました??更新楽しみにしてまぷっ??

    2006-01-08 17:54:00
  • 81:

    名無しさん

    2006-01-08 17:58:00
  • 82:

    名無しさん

    2006-01-08 21:50:00
  • 83:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ???チャン→ぃは?ん、はまったとかめちゃめちゃ嬉しいゃん??読んでくれてほんまにありがとう、読んでくれてる人なんて誰もいてなぃんじゃないかと思ってたからかなり嬉しい?良ければまたカキコお願いします???

    2006-01-08 23:09:00
  • 84:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    >>89>>90サン→同じ方かしら?違うかったらごめんなさぃ??
    アンカーレスありがとう、良ければ感想もお願いします?ぁっ、優し目でお願いします???
    どうもありがとう??

    2006-01-08 23:11:00
  • 85:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その頃の彩華は心身共にボロボロだった。恋愛もそうやけど、ママとパパは結構教育に熱心で「彩華にいい大学に行ってほしい」ってずっと言ってた。その為のお金は惜しみなく使ってくれた。有り難かったけど、それが彩華には大きなプレッシャーになっていった。
    「彩華は出来る子やから」「ママとパパの子やねんから」「もっと頑張りなさい」
    そんな言葉が苦しくて仕方なかった。彩華も頑張ってる。彩華なりに頑張ってる。…もっと もっと……。

    2006-01-08 23:20:00
  • 86:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    だんだん、夜もあんまり寝られへんくなってゴハンも1日1食になっていった。みんなから毎日の様に「キレィ。」って言われてた自慢やった肌も、顔色が悪くなってボロボロになっていく。体も痩せていく。この頃の睡眠時間は2、3時間ぐらい。
    でも寝たら負ける、周りはもっと頑張ってるはず。

    2006-01-08 23:22:00
  • 87:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな日々が続いて、学校に行けなくなった。と言うよりひきこもりになった。学校では直クンが幸せそうに彼女の話しをしてる。家ではパパとママが前の模試の結果を聞いてくる。満点以外は問題外。
    自分の部屋にひきこもった。彩華の部屋には鍵がついてたから、誰も入ってこれない。お腹がすいたらパパとママがいないお昼にゴハンを食べた。

    2006-01-08 23:22:00
  • 88:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    欝病やったんかな??毎日部屋で死ぬコトを考えてた。
    《こんなことしてる時間なんてなぃのに。彩華一体何してんの?》
    頭では分かってる、こんなコトしてる時期じゃないこと。ライバルは今この時も頑張ってること。だけど心が言うことを聞かない。問題を解こうとすると涙が溢れて読めない。
    そんな自分がイヤで、手のひらにシャーペンを突き立てた。狂ったように何度も何度も。そのうち血が出てきてもやめなかった。

    2006-01-08 23:23:00
  • 89:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなことしても何も変わらないのは分かってた。そのうちリストカットを覚えた。部屋のドアを叩きながら、ママが何か言ってる。怒ってるのか心配してるのか分からなかった。
    ママの声を聞いてたら頭がぐちゃぐちゃになって、自然とカッターに手がのびる。
    切ると血が出た。何度も切った。別に本気で死にたくなかったけど、切りたくなった。

    2006-01-08 23:24:00
  • 90:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    少し前の彩華は、自分がこんなコトをするなんて夢にも思ってなかった。《リストカットなんて弱い人間がするもの。死にたかったら死んだらいいのに。》って思ってた。
    でも本当は違った。自分がなってみて初めて分かったけど、みんなきっと生きたいからする。生きたいけど生きづらくて、何かにすがらな生きられへんくて。それが自分を傷つけることで、死にたくなんてない。本当は生きたいから。

    2006-01-08 23:25:00
  • 91:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな日々が1ヵ月ぐらい続いて、学校も出席日数がかなりやばくなった。パパもママも大学のことを言わなくなった。
    その頃の彩華は、リストカットが習慣になってしまっていた。もう何が辛いのか、彩華はどうしたいのか、生きないとあかんのか。そんなことすら分からなくなっていた。パパとママがドア越しに話かけてきたら、頭がぐちゃぐちゃになって言葉にならないコトバを泣き叫ぶ。もうほんまに心の病気やったと思う。

    2006-01-10 02:54:00
  • 92:

    名無しさん

    ???

    2006-01-10 02:56:00
  • 93:

    ???

    頑張ってね??

    2006-01-10 04:58:00
  • 94:

    ◆kyjjBanGoI

    2006-01-10 18:28:00
  • 95:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    >>100サン→ぁ〃−ヒャクとられたがや???おめでとうございまし???

    2006-01-10 23:36:00
  • 96:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ???サン→カキコありがとう、頑張りまっする????良ければこれからも読んで下されば光栄デス??

    2006-01-10 23:39:00
  • 97:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    >>102サン→アンカーレスありがとう??すごぃね?コレってどぉやるんやろ??良ければ感想もお願いしま?優し目で。。?

    2006-01-10 23:41:00
  • 98:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ある日突然、愛子が家にきた。会いたくなかった、今の彩華はいつもの彩華じゃないから。肌もボロボロで、体は痩せて、髪もボサボサで。絶対会いたくなかった。ママが家にあげて、愛子がドア越しに彩華に話し掛けてきた。

    2006-01-10 23:44:00
  • 99:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子「……彩華?みんな心配してるで…彩華電話もメールも返さんから…大丈夫?」
    彩華『…大丈夫やで〜、ちょっと体調悪くてなぁ?もうすぐ行くから心配しやんといて。』
    彩華は意地っぱり。こんな時も意地をはってしまった。本当は大丈夫なんかじゃないのに。
    愛子「…ヒッ……ヒック…」

    2006-01-10 23:46:00
  • 100:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ドア越しでも分かった。愛子が泣いてる。今まで愛子が泣いてるのなんか見たコトない。どんな時も冷静で、みんなのまとめ役で、絶対弱音を吐かない愛子。そんな愛子が彩華の部屋の前で泣いてる。彩華はドアの鍵をあけた。……愛子が入ってきた。

    2006-01-10 23:47:00
  • 101:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子は何も言わず泣いてる。彩華はどうしたらいいか分からんくて、愛子の近くに座った。10分ぐらい愛子は泣いていた。
    愛子「……彩華…辛かったやんな…いっつも笑ってるから…あたし何もわかってなかった……彩華いっぱい悲しかったやんな…」
    愛子が泣きながら、小さい声で話しだした。彩華もなんだか泣けてきた。
    愛子「…あたしら親友やろ…?お願いやから…あたしの前では強がらんといてや……ヒッ…一人で泣かんといてや……」

    2006-01-10 23:48:00
  • 102:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    この時何かがはじけたみたいに彩華は泣きだした。子供みたいに泣いた。愛子、ごめん。彩華なに一人で背負い込もうとしてたんかな…全部自分だけでどうにかしようとして…そんなに強くなんかないのにな……
    彩華『…あいご…ごめんなぁ……』
    愛子は後で「あの時なんであんた謝んのか分からんかった?」って言った。
    愛子は国語ばり苦手やからまぁ仕方ない。その時は言わんかったけど、あの『ごめん』には色んな意味があった。

    2006-01-10 23:50:00
  • 103:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    心配かけてごめん。メールも電話もムシしてごめん。一人で背負い込もうとしてごめん。強がってごめん。愛子をこんなにも泣かせてごめん…。色んな意味があった。
    その後、いっぱい泣いて愛子は泣き止んだ。彩華はまだ涙がとまらずに、泣きながら彩華の気持ちを話した。本当は辛かったこと。パパとママの言うことがプレッシャーになってたこと。他にも色々話した。

    2006-01-10 23:53:00
  • 104:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    何時間か経って、2人でママのゴハンを食べにリビングに行った。ママは彩華の顔をみたとたん泣きだした。それを見てたら彩華も泣けてきて、それを見た愛子も泣いた。3人で泣いて、3人でゴハンを食べた。
    テレビを見てたらお笑い番組がやってて、笑った。何日ぶりに笑ったんやろ…そんな自分に気付いて悲しくて、また笑えたことが嬉しくて、また少し泣けた。

    2006-01-10 23:54:00
  • 105:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その日愛子は家に泊まった。夜話してくれたことに彩華はビックリした。
    本当は何回か家にきてたこと。彩華のママと電話で、彩華の状態を聞いてたこと。けど愛子は愛子なりに色々考えて、今日は絶対何が何でも彩華の顔を見て帰るって決めてたこと。
    その日は金曜日で、来週から学校に行くって愛子に言った。たぶん何も問題は解決してないんやけど。でも学校に行くことできっと彩華は大丈夫。

    2006-01-10 23:56:00
  • 106:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    日曜日の夜、かなり久しぶりに直クンからメールがきた。
    「元気?最近学校こやんから心配してるで?病気か???」
    直クンらしいと思った。どこがって聞かれたら分からんのやけど。。なんとなく、本当になんとなくそう思った。

    2006-01-10 23:57:00
  • 107:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ――絶対明日は学校に行こう。1時間かけて、かなり早く起きなあかんのに明日は愛子が朝から迎えにきてくれる。
    明日からは学校に行こう。まだ左手の傷も少し痛むけど。完全には立ち直ってないだろうけど。でもきっと大丈夫。彩華は一人じゃない。一人で背負い込む必要なんてない。パパもママも、愛子も友達もペペも……みんな彩華の幸せを願ってくれるが為のこと。彩華は幸せ者やなぁ……
    そんなことを考えながら、久しぶりに部屋の鍵をかけずに眠りについた。

    2006-01-10 23:59:00
  • 108:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《周りを彩るぐらい華やかな明るい子になって欲しい。》
    そんな由来でついた彩華の名前。周りを彩るぐらい…みんなを明るく照らすぐらいってことかな?パパ、ママ。彩華はたぶんそんな子になったよ。不器用ながらも、毎日精一杯生きてるよ。彩華の友達はみんないい子ばっかり。彩華は本当に幸せ者だぁ。

    2006-01-11 00:00:00
  • 109:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    次の日。a.m7:00。
    家に愛子がきた。勢いよく彩華の部屋のドアを開ける。
    バンッ――「起きとうかぁ??」
    彩華『起きてるゎぁ…?よし、完璧??』
    化粧ノリは悪いがまぁ仕方ない。髪はいつもより強めに巻いて、まつ毛はいつもより濃いめ?昨日は久しぶりにムダ毛の処理もした。1ヵ月手入れしてなかったムダ毛は、それはそれは剃りごたえがあった?

    2006-01-11 00:01:00
  • 110:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    久しぶりの満員電車に乗り込む。少し大人になった彩華は、前を触らずともケツを揉むオジサマにメンチを切る。
    a.m8:25。
    愛子「っしゃぁ、行きますか?」
    彩華『オーケーブラザー????』

    2006-01-11 00:02:00
  • 111:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    愛子「シスターやろが??」
    彩華『テヘヘ、ブラザー??』
    今までと変わらない、彩華を腫れ物みたいに扱わない愛子の態度がとても嬉しい。
    ふざけながら門をくぐる。階段を登る。廊下を歩く。久しぶりに会う友達に囲まれ、抱きつかれ。「なんで休んでたん?」って質問には、『プチ登校拒否???』って応えた。みんな冗談やと思ったらしく笑ってたけど、本気ですからハィ?

    2006-01-11 00:03:00
  • 112:
    2006-01-11 08:11:00
  • 113:

    ???

    しおり?

    2006-01-11 19:18:00
  • 114:

    名無しさん

    2006-01-12 01:27:00
  • 115:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    >>120サンアァンド>>122サン→アンカーレスありがとう??これゎ読んでくれたってコトなんかな??読みやすくしてくれてありがとう??

    2006-01-12 05:05:00
  • 116:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ???サン→2回目カキコサンクス???しおりありがとう?

    2006-01-12 05:07:00
  • 117:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    約1ヵ月ぶりの教室は、それはそれは入りにくかった。が、そんなこと微塵も顔に出さずにシラーッとした顔で教室に入る。みんなの視線が痛い……はんッッ見たけりゃ見たら??
    1時間目、数学。授業がかなり進んでてちょっと困った。
    《まぁ何とかなるゎ?》本当は楽観的でプラス思考な彩華。いつもの自分に戻れてるや…。

    2006-01-12 05:08:00
  • 118:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    授業が終わった後、先生に呼ばれた。前に行くと、
    先生「よう来たな、頑張ったな?。」
    彩華『……??………別に普通??。』
    嗚呼、やはりそう簡単に意地っぱりは直らない。

    2006-01-12 05:09:00
  • 119:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ……でもな、先生。あの時ほんまは泣きそうになったんよ。先生は気付かんかったと思うけど…本当は嬉しくて嬉しくて、必死に泣くのこらえたんよ。ありがとうね。

    2006-01-12 05:10:00
  • 120:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その後も授業が終わる度に、色んな先生が声をかけてくれた。今思えば、良い先生ばっかりやったね。担任なんか、それから毎朝7:00に電話をかけてきてくれた。「今日もちゃんと来ますかね???」って。チャリンコこぎながらやったから風がビュウビュウうるさかったけどね、セ・ン・セ??。

    2006-01-12 05:10:00
  • 121:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    4時間目には体育があった。久しぶりの体育は……マラソン??
    何を隠そう、彩華はマラソンが世界で2番目にキライである。ついでに言うと、?1位?→毛虫、?3位?→ゴキブリ。3位にかなりの差をつけ、郡を抜いてぶっちぎりの?2位?→マラソン。

    2006-01-12 05:11:00
  • 122:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなこんなで久しぶりの学校終了。その日は疲れ果て夜の8時には眠りについた‥??

    2006-01-12 05:13:00
  • 123:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華は何を1人で悲劇のヒロィンぶってたんやろ‥。周りにはこんなにあったかい人がたくさん居たのに。きっと幸せって、造るものでも探すものでもなくて、ふとした瞬間に気付くものなんやろうな。
    気付かないだけできっと、どこかで必ず誰かに想われてる。
    人生捨てたもんじゃないね。まだまだこれからやね。……ぅんっ彩華復活??

    2006-01-12 05:14:00
  • 124:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    さてさて、18年の人生で1番落ちるとこまで落ちた彩華サン。次の恋は?…今のとこ予定ナシ??直クンゎもういぃの。諦めじゃなくて、心のすみっこの方で想ってるだけでいぃ。いつかイヤな顔せずに直クンの彼女の話が聞けるようになるまでわ。

    2006-01-16 06:56:00
  • 125:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    学校は行きだしたらやっぱり楽しかった。卒業間近には、長く休んだコトを後悔した。
    彩華には夢ができた。
    “田中先生みたぃな教師になる。”
    田中先生……毎朝7時に電話をくれた担任である。

    2006-01-16 06:57:00
  • 126:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    『先生、彩華教師になる。先生みたいな教師になるゎ。』
    進路指導のとき、そう言ったときの田中先生の顔が忘れられない。恥ずかしそうに笑って、「いつかそう言われるような教師になりたかったんや。」って言った。

    2006-01-16 06:58:00
  • 127:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    式がおわった後、「お前は今までもった中で1番手のかかる生徒やった。」
    と憎たらしそうに田中先生に言われた。でも先生、目に溜まった涙隠せてないよ?
    『…先生…ほんまにありがとう。彩華大学頑張るから。頑張って、素敵な教師になってこの学校に戻ってくるから。その時はまたよろじくおねがいじまず〜?泣。』
    泣きながら言った彩華をみて、先生はほほえんだ??。

    2006-01-16 07:00:00
  • 128:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    4月。電車にのって新しい学校、大学へ迎う。目指すは?カリスマ教師?。制服を着た子達をみて少し懐かしくなり、かなり羨ましくなる。
    《なんやその化粧は??髪を染めるな、そして巻くな??学校はお勉強しに行くんですよーキャバクラじゃないですよーー》
    など想いつつ大学到着??さぁ??頑張るか彩華?ゴーゴー彩華?

    2006-01-16 16:14:00
  • 129:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな感じで毎日は過ぎ、大学生活にも少しづつ慣れだした6月の終わり。今日は久しぶりに地元の友達と会う予定?
    p.m7:00。地元の駅で待ち合わせ。
    居酒屋に行き、新しい生活について語り合う。
    1時間程たった時、突然友達――美紀が口にした。

    2006-01-16 16:16:00
  • 130:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    美紀「美紀さぁ〜‥今風俗で働いてんねやん。」
    彩華『ふ…風俗??なっなっなんでなん???』
    びっくりした、非常にびっくりした。あまりに驚いて大好きな唐揚げを落としてしまった。もちろん迷うコトなく食べたけど??彩華の友達にキャバをしてる子はいても、風俗をしている子はいなかった。

    2006-01-19 22:06:00
  • 131:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    美紀「美紀な、ホストにはまってもうてん。それで未収できてさ…キャバやったら追い付かんから今はヘルスで働いてる。」
    美紀は切なそうな悲しそうな、なんとも言えない表情で淡々と話した。
    彩華『ホストかぁ…で未収はいくらなん?』
    美紀「100ぐらぃかな…」

    2006-01-19 22:07:00
  • 132:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『ひっひゃく?そりゃもちろん単位は万よな?』
    美紀「当たり前やん、あほか?笑。」
    彩華『ぇ〜…百万かぁ…大変やなぁ?そんでその男は男前なん?』
    彩華の大切な友達の美紀。中学時代、いっぱい喧嘩して時には殴り合いもして、それでも友達だった美紀。そんな彩華の大切な美紀に、百万も未収をさせた男。かっこよくなけりゃ許さないぜ??怒。

    2006-01-19 22:07:00
  • 133:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    美紀「ん〜…美紀にはかっこよく見えるカナッ?あっプリクラあんで、見る?」
    彩華『見る見る?…(プリクラ拝見中)…』
    美紀の目を見ずプリクラをそっと返した。……全然かっこよくなんてない。言うならば中の下。ありえない。美紀は目が悪いのか?見た目はいかにもホストって感じの容貌。プリクラにかかれた文字がものすごく汚くて、ずっと習字を習っていた彩華には許せない字を書いていた。

    2006-01-19 22:08:00
  • 134:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『…美紀…あんた今すぐ眼科に行け。よー見ぃや、どこがかっこいいねん?なんやこの品のなぃ笑顔は?そんでなんやこの字は??なんでこんな男の為に100万も使ったんよ…お前はあほか……?』
    美紀「彩華…でもな、美紀は好きになってもうてん…自分が色カノって分かっててもそばに居たいねん…」

    2006-01-19 22:09:00
  • 135:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    …分かるよ。相手の心に自分はいないって分かってても、いつかを夢みて離れられない気持ち。
    「いつかは自分だけを愛してくれるかも…」「いつか自分を本当の彼女にしてくれるかも…」「いつかは……‥」
    その“いつか”は永遠にこないと分かっていても。今そばに居たい。……痛い程よく分かる。
    彩華『そっか…好きになってもうたら仕方ないな?頑張りや。早く未収分返さなな。』
    美紀「ぅん…頑張るゎ?」

    2006-01-19 22:10:00
  • 136:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    美紀「んでさぁ、彩華も美紀の店で働かん?」
    彩華『はぁ?なっなんで??』
    美紀「今女の子少なくて…彩華やったら絶対ナンバー入れるって?」
    彩華『いや、ナンバーとかじゃなくてやな…ヘルスなぁ…?』

    2006-01-19 22:11:00
  • 137:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『…ぅ〜ん……行く…ゎ。とりあえず体験だけでもいい?』
    美紀「ほんま?ぅんっ全然いけるよぉ、じゃぁ店長に話とくから明日いける?」
    スケジュール帳を見ながら予定を確認し、OKの返事をする。
    その後も酒を片手に、色んなコトを語り合った。店のシステムとやらも詳しく聞いた。

    2006-01-19 22:12:00
  • 138:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    美紀「じゃぁ明日夜7時に駅で??」
    そして美紀と別れた。
    《風俗かぁ…まぁ本番はしたらあかんみたいやし、いっかな?美紀もおるし?》
    プラス思考で楽観的な彩華は大して気にもせずムダ毛処理を丹念にして眠りについた?。

    2006-01-19 22:17:00
  • 139:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    今でも、なぜあの時 大して迷いも考えもせずに『行く』と返事したのか分からない。コナンでも解けないであろう、迷宮入りの謎である。

    2006-01-19 22:18:00
  • 140:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな感じで店長――河田との初対面。見た目はなかなかいけている?年は‥見たとこ32ってとこかな?
    そして店長から“講習”を受ける。完全マニュアルって感じで、毎回同じで良いらしい。
    店長「ミィちゃんから聞いてたけど…彩華ちゃんほんま可愛いなぁ、絶対売れるよ。始めは慣れへんと思うし不安もあるやろうけど、頑張れな?」
    彩華『はぁ…?』

    2006-01-19 23:13:00
  • 141:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    初めて会った男の前で裸になるのには少し抵抗もあったけど、今更そんなコト言ってられない。バッサァッと服を脱ぎ、店長と共にお風呂に入る。
    講習中も、彩華の緊張をほぐす為か店長は常しゃべっていた。最近のニュースやら最近はまってるお笑いコンビやら好きなタィプやら……手とり足とり教え教えられながら、店長と彩華は話していた。

    2006-01-19 23:14:00
  • 142:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    店長「スタイルいいなぁ…肌も白いしキレィやしくびれてるし…乳何カップ?Eぐらいあるやろ?」
    彩華『そんなないですよ、Dです??』
    店長「ほんまかぁ?へ〜…ほんまたまらん身体してんなぁ。」
    彩華『はぁ…』
    彩華にとってそんな誉めコトバは聞き飽きた。今までヤった男はみんな彩華の身体を「たまらん。」と言った。そして彩華に惚れた。ううん、“彩華の身体”に惚れた。

    2006-01-20 19:36:00
  • 143:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その頃の彩華は、相変わらずェッチに愛なんていらないと思っていた。まぁ軽い女だったのね?。
    ヘルスには少し抵抗があったけど…でもいぃや。きっとこの見た目と身体は、こうなるコトを考えての神様からのプレゼントやったんやろう。イチャイチャしてる時、彩華は誰とでも恋人気分になれる。《彩華はこの人が好きなんだ。》と錯覚する。そして現実に戻る。きっとこの仕事は彩華にとって“天職”なんだ。

    2006-01-20 19:37:00
  • 144:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんなコトを考えながら頑張っていたら、いきなり店長に苦しい程抱き締められた。
    店長「彩華ちゃん…さっきから『はぁ?』しか言うてないやん?。‥絶対稼がしたるからな。」
    彩華『はぁ……』
    店長「また『はぁ』かよ?彩華ちゃんおもろいなぁ?」

    2006-01-20 19:37:00
  • 145:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな感じで講習終了。店でお客サンを待つ。
    店長「これ書いて?あっあと源氏名何にする?」
    そう言って渡されたのは簡単なプロフィール表。彩華はAB型だけど、こ−ゆ−世界でABとBはダメらしい。だから店長に言われてO型と書いた。なんだか少し悲しくて、複雑な心境…??
    《源氏名…何にしよ。美紀は“ミィ”って言ってたなぁ…う〃〜ん。。?》

    2006-01-20 19:38:00
  • 146:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    さんざん考えて迷った挙げ句、源氏名“セイラ”にした。どうせなら彩華とはかけ離れた名前がいぃ。
    彩華『じゃぁ“セイラ”でお願いします。』
    店長「はい−、セイラちゃんね?」
    ついさっき撮ったパネルと共に、彩華は“セイラ”としてお客サンを待つ。

    2006-01-20 19:39:00
  • 147:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    p.m10:00。ちらほらお客サンも来だして、お気に入りの子を指名していく。…今のとこセイラちゃんの出番ナシ??待機室で雑誌よんだりケータィいじったりしながら、初めてのお客サマを待つ待つ待つ。
    p.m11:00。店長「セイラちゃ〜ん、60分お客サンきたよ?頑張って?」
    彩華『はっはい??』
    化粧も髪型も鏡でバッチリ確認したし、後はやるだけ?彩華の初お客サマ、彩華の意地をかけて頑張らねば??

    2006-01-20 19:40:00
  • 148:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華が行ったお店は俗に言うホテヘル。エレベーターでお客サマを待つ。
    《…ドキドキドキドキドキドキドキドキ……
    ……キタ――(゚∀゚)――?こいつかッセイラちゃん初の客ゎ?顔ぶつぶつやんけ?やっぱこんなもんやな‥?》
    そんな思い微塵も顔にださずに最上級の笑顔で『初めましてぇセイラです??お名前何て言うんですかぁ??』

    2006-01-20 19:41:00
  • 149:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ………そんな感じで初のお客サマとの時間は終わった。もっと戸惑ってテンパるものかと思ったら意外とそうでもなかった。頭の中は意外と冷静で、ついさっき受けた講習通りに進めていく。店からコールが入れば、教えられてもなぃのに上目遣いに甘えて延長ゲッチュ??
    お客サマとバイバイしてお店に戻る。
    《なんや、意外とできるもんやなぁ、延長とれたし?こりゃ幸先いいわ?》
    まだ仕事のしの字もわかってないようなぺーぺーだけど、彩華には向いてるとなんとなく思った。

    2006-01-20 19:42:00
  • 150:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その日は次の日朝から大学があったため、その1人のお客サンであがりにしてもらった。
    お給料――12000円。…こんな簡単にお金が手に入るんや、たった1人やのに。お客サンと疑似恋愛して、時間の中で精一杯恋人になるだけ。彩華にとっては初めて会った人とキスすることも、身体中舐められるコトも、お客サンをいっぱい気持ちよくしてあげるコトも苦じゃない。だってェッチするのにすら愛なんていらんのに。……当時の彩華は本当に心の底からそう思っていた。彩華の考えは間違ってないと、むしろ愛って何やねん?と。

    2006-01-20 19:43:00
  • 151:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    こうして風俗嬢、“セイラ”誕生??家に着いて、でも無意識に時間をかけて隅から隅まで身体を洗う自分が居た。
    次の日、起きて普段通りの生活が始まる。ただ少し違うのは、彩華は“セイラ”にもなること。ただそれだけのこと。

    2006-01-20 19:44:00
  • 152:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    たぶんこの頃の彩華はどこかが少し寂しくて、何が寂しいのかは分からないけど…何かが寂しかったんやと思う。
    だからなんとなくこの仕事もはじめた。
    人間ってゆうのは 楽を知れば後戻りは大変。…そんなこと知ってたはずやのに 本当の意味で“知る”のはまだ先の話。

    2006-01-20 19:45:00
  • 153:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    それから朝は大学、夜は風俗嬢としての生活が始まった。ヘルスの仕事は、しんどい時もあったけど週に2、3日しか入らない彩華には苦にならなかった。
    だんだん指名客やリピート客も増え、入った日は絶対に延長をとってくるセイラは店長やボーイサンに誉めてもらえた。

    2006-01-20 19:46:00
  • 154:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    誕生日も迎え、19才になった。仕事にもだいぶ慣れだした頃、彩華は一人の人と出会う。
    その時、彩華は地元の男友達と電話していた。
    男友達「ってかさぁ、俺の後輩に誰か紹介したってくれへん?」
    彩華『紹介なぁ‥どんな人なん?』
    男友達「めっちゃイィ奴やで、なんで彼女おらんのか俺不思議やもん?名前は“なお”って言うねん?」

    2006-01-20 19:48:00
  • 155:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『その人彩華に紹介して!!』
    名前を聞いて、瞬間的にそう言った。
    …なお。彩華が19年間生きてきて1番愛した人と同じ名前。
    男友達は彩華より4つ年上で、後輩だと言ったなおは1つ下だと言ってたから直クンなはずはない。だけど、それでも絶対これは何かの縁だと思った。

    2006-01-20 19:49:00
  • 156:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そしてなおと出会った。字は直クンと違って“成緒”だったけど。
    メールや電話をしだして、お互いのことを色々話したけど 仕事のことは言えなかった。
    ナオはキャバのボーイをしてたのに、夜の仕事をしてる女の子のことを良く思ってなかった。だから余計に言えなかった。

    2006-01-20 19:50:00
  • 157:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    連絡を取りだして2週間後、彩華とナオは会うことになった。
    p.m7:00。彩華の地元の駅で待ち合わせ。ナオは時間ぴったりにきて、車をもっていたからドライブをした。
    夜景を見に行って、まったりしてたら突然ナオが言った。「彩華、俺の彼女になってくれへん?」

    2006-01-20 19:52:00
  • 158:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオはかっこよくなんてない。嘘でもかっこいいなんて言えないかんじ‥?だけど彩華は『うん、いいよ?』と言った、本当に軽い気持ちで。
    正直、好きかどうかなんて分からない。だけど一人は寂しくて、たとえ形だけでも“彼氏”が居れば 少しは寂しくなくなるかなって思った。

    2006-01-20 19:53:00
  • 159:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その後ェッチをした。
    《やりたいないなら付き合おうとか言わんと正直に言えばいいのに。ナオとはきっと続かないな…》
    もって3ヵ月。早ければ1ヵ月。ナオは彩華にとってそんな存在でしかなかった。

    2006-01-20 19:55:00
  • 160:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオと付き合った日から2週間後、久しぶりに会うことになった。電話は毎日していたけど、お互いの都合が合わなくてこんなに間があいてしまった。
    ゴハンを食べに行って、ぶらぶらドライブをしていた時。ナオがまたしても突然言った。
    ナオ「まだ知り合って全然経ってないけど…俺彩華のことほんまに好きやから。自分でも不思議なぐらい彩華のこと好きになってる。いつか彩華の作り笑顔じゃなくて、本当の笑顔にさしてあげるように頑張るからな。」

    2006-01-20 19:56:00
  • 161:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    …この時、初めてナオは今までの男と違うって感じた。ただやりたいだけじゃないんや‥って。
    『なんで作り笑顔分かったん?今まで誰にも言われたことないのに。』
    聞きたかったけど、少し考えたら答えは簡単だった。…たぶん、ナオは彩華を深く見てくれたからやね。彩華を知ろうとしてくれたからやんね。

    2006-01-20 19:57:00
  • 162:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオと居たら 彩華は変われるような気がしたんだよ。
    ……1度閉じてしまった扉は堅くて重くて、一人じゃきっと開けられない。でもきっと、ナオは一緒に開けてくれる。そんな気がした。

    2006-01-20 19:58:00
  • 163:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ――ナオと付き合ってはや1ヵ月。1ヵ月なんてあっと言う間で、でも彩華にとってナオはかけがえのない存在になっていた。始め感じた気持ちとは180度違う気持ちに自分でも戸惑う。
    ナオは優しい。おしゃれじゃないしかっこよくもなぃけど、優しくて男らしくて筋が通ってるナオを大好きになるのにそう時間はかからなかった。

    2006-01-20 19:59:00
  • 164:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    でもナオにヘルスのことは言えない。…嫌われると思ったら言えない。じゃぁヘルスを辞めたらいいんやけど、仕事は楽しかった。お店の女の子とも仲良かったし、店長も優しいし、何よりお客サンの「ありがとう?」が嬉しかった。

    2006-01-20 20:01:00
  • 165:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオはよく「俺、今までこんなんじゃなかったのになぁ…めっちゃ亭主関白やってんで。けどなんか彩華には尻にしかれてるなぁ…?」って言ってた。
    確かにナオは彩華の尻にしかれっぱなし?プッ?。怒る時は怒るけど、基本いつでも優しいし彩華のワガママを聞いてくれるの?

    2006-01-20 20:02:00
  • 166:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    以前a.m11:00時に待ち合わせをして、彩華はa.m12:03に起きた。時計を見た瞬間言葉が出なかった。やっと出た言葉が『……うそ〜ん』。 携帯を見るとナオからメール4件、着信8件。恐る恐るナオに電話をかけた。プルルル…プルルル…
    ナオ「はい。」
    彩華『あっ彩華やけど…ゴメンっ今起きた??今から急いで準備するから?ってか今どこ?』
    ナオ「ぉ〜なんかあったんかと思って心配してたし。今いっつものコンビニやで?別に急がんでいいから気つけておいでや?」

    2006-01-20 20:03:00
  • 167:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    …やさしッッ?優しすぎやろ??とツッコミつつも“急がんでいいから”と言う言葉に甘えゆっくり準備をさせて頂いた。
    ――準備完了ッ?ぇ?今の時間は…およそ14時ですね‥3時間の遅刻…彩華はアホか??
    待ち合わせ場所のコンビニまでダッシュで向かう??ナオの車発見?中を見ると……ナオは寝ていた。

    2006-01-20 20:04:00
  • 168:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そ?っとドアを開け助手席に座った。…ナオは起きない?ナオをゆすり、『ナ―オ――?』と言って起こした。と同時に『ナオいつから寝てた??』と聞いた。…みなさん作戦はお分りになりますでしょうか?
    ナオ「ん〃?彩華から電話きてすぐ寝たから…12時15分ぐらいか??」
    彩華『そおなんやぁ?毎日疲れてんもんなぁ?』

    2006-01-20 20:04:00
  • 169:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオ「まあなぁ…っつか彩華いつきたん??」
    ちょっと怒りながら聞くナオくん。そんなん‥ねぇ?
    彩華『えっとなぁ?‥ん〜12時30分ぐらぃカナッ??ナオが気持ちよさそうに寝てたから彩華起こされへんかったよ???』
    ナオ「まじで?ぅわっゴメンなぁ、俺めっちゃ寝てたやん???本間ゴメンやで?」
    彩華『ぅうんっ全然イィょッ??』

    2006-01-20 20:05:00
  • 170:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    …だってほんまは今きたから。彩華全く待ってなんかないの。けどナオは優しいから?心の中でいっぱい謝って、その日は楽しくデートしました???

    2006-01-20 20:06:00
  • 171:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    だんだん完結が近づいてきた?????読んでくれてる方おるんかな‥とりあえず頑張ります??

    2006-01-20 20:08:00
  • 172:

    名前

    完結まだぁ?!完結してよ(>_

    2006-01-27 23:00:00
  • 173:

    名無しさん

    2006-01-28 00:26:00
  • 174:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    >>184サン→ごっごめんなさい、最近バタバタしてて更新遅れました??完結までも?少しかかりそうですが、絶対完結させるのでよろしくです??

    >>185サン→アンカーレスありがとうございます??

    でゎ今から更新しまっす?

    2006-01-28 01:07:00
  • 175:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華はナオといると、純粋な彩華に戻れる気がした。いつからか作り笑顔もしなくなったし、ナオは彩華にとってなくてはならない存在になった。
    優しいナオ。彩華バカなナオ。かなり単純なナオ。
    ナオは彩華を愛してくれて、いつも宝物に触るみたいに頭をなでてくれた。彩華は幸せで幸せで、ナオと居る時間は毎日とても早く過ぎた。

    2006-01-28 01:07:00
  • 176:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    いつからか彩華は愛に対して冷めてしまって みんなヤりたいだけだと思ってた。優しさも言葉も全てヤりたいが為のモノ。ヤれたら終わり。
    別にそれならそれでイィ。ヤりたいならやればイィ。
    そのうち愛なんて求めなくなって 愛される資格なんてとうの昔に失ってしまったと思い込んでいた。
    だって彩華は汚いから。誰とでもヤってきたから。

    2006-01-28 01:08:00
  • 177:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    いつかナオに『彩華は誰とでもヤってたよ。ェッチに愛なんて必要ないと思ってたから。』と言った時、ナオは「愛される資格なんて誰でも無条件に持ってるよ。過去に何をしてたとしても大事なんは今。過去があるから今の彩華が居る。もう過ぎたことやし俺は何も言わんけど、これから先愛のなぃセックスはすんな。俺は本間に彩華を愛してるから。」って言ってくれた。
    その時、涙が出た。…そうやね、ナオの言う通り。きっと誰でも無条件に愛される資格なんて持ってる。

    2006-01-28 01:20:00
  • 178:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオが彩華の過去を受け入れてくれたことが嬉しくて、ナオに出逢えたことが嬉しくて。
    愛なんて嘘だと思っていたのに、そんなもん幻想みたいなもんやと思ってたのに愛ってあるんやね。彩華でも、愛し愛されるんやね。
    言葉には出来なかったけど、すごく嬉しかった。ナオは大人やなぁ‥って思った。

    2006-01-28 01:21:00
  • 179:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオと色んな所に行った。水族館、映画館、冬の海(この時ナオは何を思ったかパンツ一丁で海に入った?)、ナオの家。『結婚する人しか呼ばん??』と言っていた彩華の家にも連れてきた。ナオといると彩華は子供みたいにはしゃいで、よくナオは「恥ずかしいっ??」と言ってた…フン??。

    2006-01-28 01:22:00
  • 180:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオと付き合いだしてから、ヘルスの仕事には週1の出勤に減らしていた。
    辞めようと思ったこともあったけど、辞められない。
    ――楽を知ってしまった。もう今更時給800円なんかでちまちまバィトなんて出来ない。
    でも少しづつお客サンとキスするのが嫌になってきた。仕事中は《これはナオだ》と思ってしていた。
    これはナオの唇。ナオの手。ナオの体…――。

    2006-01-28 01:23:00
  • 181:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    何も知らないナオはいつも優しい。変わらない優しい目で彩華を見つめて、相変わらず宝物に触れるみたいに彩華に触れる。
    少しづつ膨らみだした“罪悪感”は付き合って5ヵ月、ついに押さえきれない程大きくなった。
    《このままナオに隠すのはムリや…》

    2006-01-28 01:25:00
  • 182:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    5ヵ月も黙ってた彩華は本当にズルイ人間。
    ナオに嫌われるのが恐くて言えなかったけど、そんなのただの言い訳。ナオを傷つけることに何も変わりない。
    《言わな…言わなあかん……》
    ナオと会う度にずっと思っていた。

    2006-01-28 01:26:00
  • 183:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《もう絶対今日言う?今日言わな一生言われへんままや…ナオごめんな……》
    ナオの顔を見て言う勇気が出ず、メールを送った。
    彩華『彩華な、ナオにずっと隠してたことあんねん…』
    ナオ「何??」

    2006-01-28 01:27:00
  • 184:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『彩華な、ナオと付き合うまえからずっとヘルスで働いてんねん…黙っててほんまにごめんなさい。ナオに嫌われたらって思ったら言われへんかった……ほんまにごめんなさい。』
    ドキドキしながら返事を待つ。…ドキドキドキドキドキドキドキドキ…――10分後ぐらいに、やっとナオから返事がきた。…と思ったら電話‥出たくないけど、今は出なあかん。

    2006-01-28 01:28:00
  • 185:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『…もしもし??』
    ナオ「…お前まじでゆうてん?」
    声のトーンがいつもと全然違う。…ナオ怒ってる……
    彩華『まじやで…ほんまにごめん。』
    ナオ「……………」

    2006-01-28 01:29:00
  • 186:

    ?花梨?

    ぅゎぁ??ぁ??
    めちゃんこ続き気になるゃん(+?+??)これからも完結まで見るからぁ頑張ってかぃてねッッ??

    2006-01-28 07:49:00
  • 187:

    名無しさん

    岸上フォー
    http://pr3.cgiboy.com/S/4179572

    2006-01-28 08:01:00
  • 188:

    名無しさん

    2006-02-02 04:04:00
  • 189:

    ?ぁゅみ??

    めちゃ続き気にならます?忙しいと思L1マスケド頑張って続き書いて?下さい? 読んでて楽∪L1デス?
    今,彩華サン何才デスかぁ?

    2006-02-03 01:50:00
  • 190:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    めちゃ?放置してしまいすいません??携帯をなくしてしまい、夜遊びのURLが分からなくて?泣。昨日部屋を掃除してたら無くしてた携帯を発見??し、新しい携帯のFOMAカードを入れたところ使えました??かなり遅くなりましたが今から更新します?本当にごめんなさぃ?

    2006-04-06 03:50:00
  • 191:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオ「なんやねんそれ…もうえぇゎ、もうこれから人なんか信じられへん。」
    彩華『ナオっ…プッツーツーツー‥』
    ナオに電話を切られてしまった…。仕方ない、100%彩華が悪い。やのに…なんでこんなに悲しいんやろう。。

    2006-04-06 03:54:00
  • 192:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    自然と涙がこぼれた。泣いていたら携帯が鳴り、ディスプレイを見るとナオからのメール‥。
    ナオ「さっきはごめん。彩華は俺のこと好きか?」
    すぐにメールを返す。
    彩華『好きやで。誰よりも大好き』
    ナオ「うん‥。また連絡するゎ。」

    2006-04-06 04:20:00
  • 193:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    彩華『分かった‥。ナオ、ほんまにごめんなさい…』
    もう返事は返ってこなかった。泣いて、泣き疲れていつのまにか寝ていた。朝、目覚めて大学に向かう。
    ‥何をしても楽しくない。いつでもナオのことが気になって、1日に何十回もセンター問い合わせをしてみても、やっぱりメールはきてなくて。
    そんな日々が3日程つづいた。

    2006-04-06 04:24:00
  • 194:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    夜、突然ナオからメールがきた。《お別れのメールかな…》と思いながらメールを開く。
    ナオ「俺色々考えてんけど‥やっぱり俺は彩華が好きや。過去のことにしてくれるならもういいから、辞めろ。」
    すぐに電話をかける。

    2006-04-06 04:28:00
  • 195:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    プルルル…プルルッ
    ナオ「はい。」
    彩華『ナオっ?…ほんっほんまにヒッごめんなさい‥』
    ナオ「もうえぇから、泣くな?。辞めろよ?」
    彩華『…ナオッ‥ありがとう…ごめん』

    2006-04-06 04:32:00
  • 196:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ――こうして彩華はヘルスを辞めると決意した。ナオがいるならいい。すぐに店長に電話をして、『辞める』と言った。店長は何やかんやゆうてたけど彩華は『辞める』の一点張りで、1時間程の話の結果辞めることを承諾してくれた。

    2006-04-06 04:35:00
  • 197:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    次の日フロムエーで夕方からのバィトを探し、家からチャリんこ10分の場所のコンビニで働くことになった。時給850円‥ヘルスでのお金を思ったら気が遠退くような金額?

    2006-04-06 04:39:00
  • 198:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ヘルスでなら1時間で稼げるようなお金が、コンビニのバイトなら夕方から夜中まで働いても足りない。自分の狂ってしまった金銭感覚を痛感した。
    そんなこんなで健全な充実した生活を送っていた??始めは辛かったけど、大好きなナオが側にいるしコンビニのバイトもそれなりに楽しいし、あの時辞めて良かった。ナオに出会えて本当に良かった‥

    2006-04-06 04:43:00
  • 199:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    時は流れて、ナオとは波風なくあれから約半年。1年目も本当にもうすぐな頃。だんだん、ナオに対する気持ちが冷めてきてしまった。特に理由はなかったけど‥なんとなくもう終わりなんかなって思うようになった。

    2006-04-06 04:46:00
  • 200:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    たぶん、それはナオも同じやったと思う。いつからか毎回デートと言えばラブホになって、お互いが3日連絡しない日もざらにあった。
    前までは、永遠を誓ってたはずなのに。お互いが2人を運命の人だと想ってたのに。なんで愛は消えてしまうんやろう?どんなものであれ、始まりはとても綺麗なのに。

    2006-04-06 04:56:00
  • 201:

    名無しさん

    ???

    2006-04-10 17:04:00
  • 202:

    名無しさん

    気になるんば??待ってます??

    2006-04-11 00:23:00
  • 203:

    名無しさん

    2006-04-11 00:28:00
  • 204:

    名無しさん

    >>2‐50>>51‐100>>101‐150>>151‐200>>201‐250

    2006-04-11 00:33:00
  • 205:

    名無しさん

    2006-04-11 00:35:00
  • 206:

    名無しさん

    ?

    2006-04-11 00:59:00
  • 207:

    名無しさん

    ??

    2006-04-11 01:00:00
  • 208:

    名無しさん

    ???

    2006-04-11 01:00:00
  • 209:

    名無しさん

    ????

    2006-04-11 01:00:00
  • 210:

    名無しさん

    ?????

    2006-04-11 01:00:00
  • 211:

    名無しさん

    まだっすか???

    2006-04-14 02:47:00
  • 212:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    更新遅くなってしまい本当にごめんなさぃ?新しい環境に慣れなくて、日々慌ただしくて書けませんでした。。本当にすいません?今から更新します??

    2006-04-20 00:46:00
  • 213:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオに対する想いはどんどん冷めていき、同情なのか愛情なのかすら分からなくなってきていた。今まで3ヵ月付き合った人はいなかったから、約1年付き合っているナオに対して情はあった。だからなんかな・・『別れよう』が言えない。

    2006-04-20 00:49:00
  • 214:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    付き合い始めた頃は本当にラブラブだった。ラブラブってもう死語かな・・??
    『結婚式は教会がいい?』って言う彩華に、ナオは優しく微笑んで「彩華はウエディングドレスが似合いそうやな?」って言ってくれた。いつかの2人の子供の名前を決めたりしてた。ナオは「愛華がいい?」って言い、彩華は『姫菜がいい??』って言ってケンカしたりしてた。…そんな時もあったのにな。

    2006-04-20 00:53:00
  • 215:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    でもナオは彩華を想っていてくれていた。ェッチをした時は必ず耳元で「…好きやで」って言う。それで必ず「彩華は?」って聞く。彩華はいつからか『ぅん‥』としか言わなくなっていた。ナオも気付いてたよね?けど優しいから、気付かないフリをしてくれてたんよね?

    2006-04-20 00:56:00
  • 216:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな日々が続いたある日、ナオの車でドライブをした。行き先は地元では有名な夜景スポット。いつも見慣れてる景色も、上から見るとこんなに輝いて見えるんだ。
    ナオが突然、「彩華」と呼んだ。彩華の右手を握って、自分の左手で彩華の頭を撫でる。‥ナオの癖やね。ナオの顔が近づいて、2人目を閉じる。その時突然、本当に前触れもなく。

    2006-04-20 01:00:00
  • 217:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    《……ムリや》
    突然、思った。《ナオとキスできひん…》
    キスが出来なかった、したくないと思ってしまった。さりげなく下を向いて、『彩華今風邪ひいてるから…』と言った。

    2006-04-20 01:03:00
  • 218:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    その時気付いた。きっと、彩華はもうナオを好きじゃない、キスが出来ないと思う程に。
    でも約1年間、一緒居た情があるからなのかやっぱり『別れよう。』が言えない。嫌いになった訳じゃないから、言えない。

    2006-04-20 01:05:00
  • 219:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな日々が続いて、あのドライブから1週間が経った。1度気付いてしまった気持ちは後戻りできない。『忙しい』を理由に、メールも会う約束もしなかった。

    2006-04-20 01:09:00
  • 220:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ある日、以前働いていたヘルスの店長から電話があった。店長は彩華を気に入ってくれていたみたいで、辞めてからもちょくちょく他愛もない電話やメールをしていた。
    彩華『もしもーし』
    店長「お?久しぶり?最近何してんのや?」
    彩華『別に何も変わってないゎぁ・・』

    2006-04-20 01:16:00
  • 221:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そんな話をして少し世間話をした後、店長が言った。

    「少しの間だけでいいから戻ってきてくれへんか?」

    2006-04-20 01:17:00
  • 222:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    店長が言うには、今までナンバーに入っていた子が二人抜け、新人も続く子がいなくて困っていると言う。まさか戻る訳にはいかない。やっと金銭感覚もまともになった。お金を稼ぐ大変さを改めて知った。何より…何よりナオが嫌がるに決まってる。ナオとの約束がある…。

    2006-04-20 01:20:00
  • 223:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    だけど…この時の彩華にとって、ナオとの約束は意味を持たないに近かった。ヘルスの仕事は、彩華にとっては楽しかった。心から嫌に思うお客サンに会ったこともなかった。…そうだ、夜の街はキレィだった。

    2006-04-20 01:24:00
  • 224:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    キラキラ輝くネオン。夜の街をうろつくホスト。同業者であろう、スーツを着た男と腕を組んで歩く女の子。
    《…戻りたい。》
    もう1度、あの街を歩きたい。人に誇れる仕事ではないけれど、彩華はあの仕事が好きだった。

    2006-04-20 01:27:00
  • 225:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    少し考えて、店長に『少しの間だけ行く。』と応えた。
    《彩華は間違ってるんかもしらん…。》だけど、正直な気持ちは戻りたかった。
    黙っとけばナオにはバレないんやから。

    2006-04-20 01:30:00
  • 226:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ――そして彩華は再び風俗嬢になった。友達は「知らん人とキスしてフェラして…嫌にならへんの?」と不思議がった。
    でもなんでやねんやろう…不思議なことに彩華は嫌にならなかった。やっぱり何処かに大事なネジを落としてしまったんかもしらん。

    2006-04-20 01:33:00
  • 227:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ナオには秘密にして、バレないと思う。だけど彩華はもう別れると決めた。見ず知らずの知らん人とはキス出来るのに、ナオとは出来ない。キスしたくない。……もう、好きじゃない。

    2006-04-20 01:34:00
  • 228:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    それだけ強く戻る決心をしたのは、別の確かな理由があった。
    彩華には夢があった。教師になる‥とゆう夢は言わば第二希望で、小学生から持っていた夢。
    医師になる。
    強い強い夢だったけれど、大人になるにつれて医学部への道程をリアルに知っていく。パパもママも反対していて、それなりの普通な職について適齢期に結婚して、子供を産んで退社して。そんなふうに幸せに暮らして欲しいと願われた。

    2006-04-20 02:44:00
  • 229:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    親の反対はまだ幼かった彩華にとっては大きかった。おじいちゃんが医者だったから、パパもママもその大変さを分かっていたから余計に反対した。そして教師になる道を選んだ。
    …でもそれは逃げだった。

    2006-04-20 02:47:00
  • 230:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    親を説得し、厳しいと分かっていても夢を突き進む勇気も努力もしなかった。過去の夢として、その想いは封印した。
    …だけど 違う。彩華の人生、彩華の行きたい道を行かないと。彩華は医者になりたかったんだ。やっぱり捨てられない、諦めきれない夢だったんだ。

    2006-04-20 02:50:00
  • 231:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    “人生に妥協は付き物。どうしても 妥協しないといけない時もある。だけど、僕にとって輝いて見える人は ここぞと言う時に妥協を許さない人だと思う。”
    大学1年、19才の後半。その詞を読んだ時に気付いた。彩華にとって きっと今がここぞと言う時だと思った。

    2006-04-20 02:56:00
  • 232:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    それから毎日、パパとママを説得した。
    『彩華は医者になりたい。』、『ここで妥協して一生暮らしたくない。』、『お願い、彩華の幸せを願うなら許して。』、『必ず 叶えるから。』

    2006-04-20 02:58:00
  • 233:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    毎日毎日説得し続けて、やっとの思いで今の大学を辞めて医学部を受験することを許してもらった。
    医学部は卒業までに莫大なお金がかかる。だから、少しでもお金を貯めようと思った。だから、再び風俗に戻って出来るだけたくさんのお金が欲しかった。

    2006-04-20 03:03:00
  • 234:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    パパとママの許可を得てからは大学に行かなかった。絶対叶えてみせる。

    朝9時に起きてひたすら勉強。ナオも応援してくれていた。

    2006-04-20 03:11:00
  • 235:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    そしてヘルスのバイトを再び始めて1週間後、ナオに別れを告げた。ナオは泣いていた。なぜか彩華も涙がでた。ナオは最後も優しくて「絶対夢叶えろよ、ずっと応援してるから。」と言ってくれた。たくさん『ありがとう。』を言って、ナオとは約1年をもって別れた。

    2006-04-20 03:15:00
  • 236:

    名無しさん

    駄スレ 終了してください。

    2006-04-20 04:19:00
  • 237:

    彩華 ◆0gyq3MgaWA

    ごめんなさぃ?

    2006-04-20 13:05:00
  • 238:

    名無しさん

    おもしろぃ??
    頑張ってねぇ????

    2006-04-20 14:08:00
  • 239:

    名無しさん

    2006-04-20 14:21:00
  • 240:

    ???

    しおり?

    2006-04-21 02:10:00
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