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君じゃなきゃダメで?
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1:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?実話に少し肉付けしてかき?ます?下手ですが、意見あればかきこんでください?
2006-03-30 01:43:00 -
350:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香は既に昼の匂いが定着していた。『理香な、彼氏できてんで☆学校のコやから年下やけど…』
近くの居酒屋に入るなり理香が言った。『嘘ぉ。よかったやん!』理香にやっと彼氏ができたと聞いてほんまにうれしかった2006-04-21 17:35:00 -
351:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
確実に前に進む理香―私は…?
『理香は隼人クンとうまくいってなさそうやね。』私はどうやら顔にでやすいらさい。『冷められたんかもしれん』理香に事情を話した。2006-04-21 23:05:00 -
352:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何でなんやろな…でも隼人クンはサオリの事嫌いになったりせーへんと思う。』
私はまだ社会に出た事がない。わからない世界。不安が募った。『とにかく早く会って、話合いや?』『うん…』頼りなくうなずいた2006-04-22 02:43:00 -
353:
みか
おもしろいし読みやすい☆楽しみにしてます
2006-04-22 17:21:00 -
354:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
みかさん、ありがとうございます(>∀≦)
2006-04-23 00:59:00 -
355:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―でも、話合いたくても隼人は会ってくれない。ゴールデンウィークも結局会えずに終わろうとしていた。
せっかく久々に理香に会えた。理香に悪いと思って、一生懸命笑顔を作った。
『無理せんでいーねんで?大丈夫?』2006-04-23 01:02:00 -
356:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香はいつも助けてくれた。ありがとう―
理香と別れ、駅に向かった。スーツを着た、ホストらしき人達がうろうろしだした。隼人がホストをしていた時を思い出した。
そういえば、指輪…2006-04-23 01:04:00 -
357:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の給料日はとっくに終わっているはず―指輪くれるって言ったやん…
急に辛くなってきた。その時、私の携帯がなった。[理香]…理香?『はい。どーしたん?』低い声で電話にでた。2006-04-23 01:07:00 -
358:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"サオリ今どこ〜?"理香の声ははしゃいでいた。『駅むかってる。』"あんな…今からホストいかん?キャッチされてさ〜"
―は?理香。あんなに辛い思いしたのに?『いいよ』2006-04-23 01:10:00 -
359:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は、半ば投げやりになっていた。このまま、家に帰ったら孤独に押し潰されてしまう気がした。
"んなら、ひっかけ戻ってきてな☆"―電話は切れた。理香が又はまったらどうしよう…2006-04-23 01:12:00 -
360:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも今はちゃんと彼氏がいるし、理香はしっかりした性格や。私の方こそ、はまってしまう気もした。
とりあえず、一人でいたくなかった。小走りで戻った。こんなのばれたら隼人とはさよならやね…2006-04-23 01:14:00 -
361:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも、寂しがりの私を何でこんなに一人にするん?今は全然愛も感じなかった。『サオリ〜!』理香が手をふっている。
『あ、サオリちんやね?はじめまして☆』イケメンホスト君が一人立っていた。2006-04-23 01:16:00 -
362:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『店こっちやで〜』ホスト君の後ろについて歩いた。『サオリ、ゴメン!なんか久々に行きたくなってん。カッコイイし☆』理香が小声で言った。『いいよ☆私一人になるん嫌やったし。』『同じ過ちはせーへんし、今は彼氏いるし心配せんといてな』
2006-04-23 01:46:00 -
363:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
周りを見渡すと、ホストやキャバの看板が一杯…私はキョロキョロしていた。―あっ。
私は、足をとめた。『サオリ?何してるんよ〜』理香が振り返った。『あっ…』理香も気付いたらしい。
『CLUB TRUST』とかかれた看板に…2006-04-23 23:06:00 -
364:
ひの
ぅんぅん(゚゚)(。。)
2006-04-25 21:33:00 -
365:
名無しさん
>1->350
2006-04-26 02:30:00 -
367:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ひのさん、いつもありがとう( ^^)Y☆Y(^^ )
あげて下さった方ありがとう♪?2006-04-26 09:21:00 -
368:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は、ここで働いてたんや…二回目はどこのお店かはしらない。でも、ここにいたんや。―今も?
一瞬そんな考えがよぎった。もう社会人やし、それはないか…2006-04-26 09:24:00 -
369:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリちん、そのビルじゃないからぁ』ホスト君に呼ばれてはっとした。理香は心配そうに私を見ていた。『ゴメンね!行こう』
小走りで駆け寄った。私も昔はキャバ嬢のはしくれだった。だから忘れよう…2006-04-26 09:27:00 -
370:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ただ少し寂しくなった。隼人もこんなふうに若い女の子に声をかけて、笑いかけていたんやね。
『いらっしゃいませッ!』ホスト達の声がした。二回目のホスト―理香はやっぱり堂々としていた。私は慣れない…おどおどしていた2006-04-26 09:31:00 -
371:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
名前は別にどうでもいいんやけど、私達を案内してくれたのは裕樹君というらしい。同い年には見えないほど大人っぽかった。『ちょっと待ってな☆』
『サオリ、誘惑に負けたらアカンで!ねだられたりしたら私がどつくから』―理香らしい言葉。2006-04-26 09:36:00 -
372:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ、誰にするん?これ見よ!』理香がメニューを開いた。私は、こうゆうのが苦手。指名するのが恥ずかしい…『サオリは理香と全然タイプ違うしなぁ。この人とかぁ?』理香はやっぱりこういう場にくるといきいきする。
2006-04-26 09:39:00 -
373:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『誰にしよう…』私はこういうのが苦手。はずかしい。『サオリは理香とタイプ違うからな、この人とか?』
私は携帯を気にしていた。『あ、うん。』『サオリ!今日は楽しむんやで☆』2006-04-26 12:13:00 -
374:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は携帯を気にしていた。『今日は楽しむで!』理香が言った。理香はただ私を励ましたかっただけかもしれない。
『誰にする?』裕樹君が戻ってきた。2006-04-26 12:19:00 -
375:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は三人位を指さした。『待っててな☆』裕樹君は、またどっかに行った。『サオリのタイプて、わかりやすい笑』理香が笑った。
だんだん楽しくなってきた。『ビールのも!』私の言葉に理香がまた笑った。『よっしゃ!!』2006-04-26 12:22:00 -
376:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『こんにちわ。』パネル以上にかっこいい男の子が、名刺をもってやってきた。『自分男前やな!』理香が一息おいて言った。『翼です。横いい?』『…うん。』私はあまりに男前の、とゆーかストライクな子が来たので更に緊張してしまった。
2006-04-26 12:25:00 -
377:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
385重複しちゃいました?NGワードでエラーがでたので、よみにくくなりました。ゴメンなさい
2006-04-26 12:38:00 -
378:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何歳なん?』さらさらの少し毛先がカールしたメッシュいりの髪の毛。すっとした切れ目。翼君も同い年らしく私達は盛り上がった。
『焼酎のもゃ。もち、初回やし追加料金いらんで』『うん!』2006-04-26 12:43:00 -
379:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
久しぶりにはめを外した。私達は、初回料金で厚かましい位楽しんだ。始発も出る頃、『そろそろ帰る〜』ふらふらの理香が言った。私は、しばらくしたら悲しくなって泣きそうになっていた。
2006-04-28 19:49:00 -
380:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
いつもならお酒を飲んだら楽しくなるのに。今日は一気にテンションが落ちた。隼人…何でこんなにスキやのに、私はこんな事してるんやろ。涙が落ちそうになった。私はお金を払い、トイレにダッシュした。
2006-04-28 19:52:00 -
381:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
泣いている所を見られたくなかった。涙をふき、化粧を直してトイレのドアを開けた。『どしたん?』―翼君が立っていた。
…見られた?『トイレ行っただけやん☆』私は、平生を装って、テーブルに戻ろうとした。2006-04-28 19:55:00 -
382:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
その時、手首をつかまれた。…えっ。私は翼君の腕の中にいた。『辛そうな顔してるで?』
酔っ払っているから、体に力が入らなかった。私は、理香のやりとりを思いだした。ホストは愛がなくても平気でこんな事をする。2006-04-28 19:58:00 -
383:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
自分に言い聞かせた。でもドキドキしていた。
『離して…』涙が出そうになって、小声で言った。『アドレス教えてくれたら♪』私が困った顔をしていると、翼君は無邪気に笑った。―隼人みたいな顔。2006-04-28 20:14:00 -
384:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私の基準はいつも隼人だった。でも、連絡はない…
『教えるから離して?』翼君がさっと離れた。『んなら、いこか☆』
―テーブルに戻ると理香は寝そうになっていた。私は翼君とアドレス交換をした。2006-04-28 20:16:00 -
385:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
自分でも、何がしたいのかわからない。それに、隼人がなぜ連絡をくれないのかもわからない…嫌いになった?真実を知る事も恐かった。
理香がベロベロだったから、タクシーを拾った。2006-04-28 20:18:00 -
386:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ〜やばい、彼氏から鬼電や笑』理香がかすれた声で言った。『出ないの?』『今でたらばれる〜サオリの家にいた事にするし泊めて〜』
どっちにしろ理香は一人で帰れないだろう。それに一人になりたくない。2006-04-28 20:22:00 -
387:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『いいよ。大丈夫?』『…ん。』タクシーで私の家まで行った。
理香は寝る。と言って化粧を落としてソファーに横になった。5分もたたないうちに寝息が聞こえた。2006-04-28 20:24:00 -
388:
名無しさん
4ロロ?
2006-04-28 20:24:00 -
389:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私がお風呂からあがると携帯がせわしく揺れていた。急いでかけつけた。[隼人]―隼人!私はすぐに電話に出た。『元気にしてたか?』あまりにも普通に接された。
2006-04-28 21:04:00 -
390:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何で連絡くれんかったん?』『忙しかっただけや』又泣きそうになっていた。―そっけない隼人。『何があったん?』『別に…』やっぱり何かある?
『冷めたん?』何回そう聞いても違うと言う隼人。2006-04-28 21:07:00 -
391:
ひの
隼人(ぅω;)
2006-04-29 00:08:00 -
392:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ひのさんありがとう(゜艸`●)
2006-04-30 01:43:00 -
393:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…今から会えるか?』『えっ。』今会ったら、私が亮と連絡をとっていた事がばれる。それに私は翼君にアドレスを教えてしまった。『なんや、男と連絡とったんか?』『あ、今理香が泊まりに来てるねん。』
2006-04-30 01:46:00 -
394:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は焦った。『ほんまか?』隼人は少し疑っているみたいやった。『それでもいいから少し家入れてくれんか?』会いたいキモチと、バレたらどうしようという恐怖。それに、遊び歩いた自分への後悔…そして隼人のキモチが知りたかった。
2006-04-30 01:49:00 -
395:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『いいよ。』理香は起きる気配がない。―理香がいる。殴られたりはせーへんやんな。
電話を切って私はやましい内容のメールを全て削除した。正直に話す勇気はなかった。トラウマになっていた。2006-04-30 01:51:00 -
396:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
しばらくして、チャイムがなった。ガチャ…
久々に見る隼人の顔。私は申し訳なさで一杯だった。『ほんまやったんや』ソファーで寝息をたてている理香を見て隼人が言った。
『サオリ、話がある』2006-04-30 01:54:00 -
397:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人はいつになく真剣な顔で、私をみつめている。『何よ…』『もう男に連絡したんやろ?今、正直に言い?』全てをみすかしたような隼人。思わず目をそらした。『してない。』『こっちみて言え。』
2006-04-30 01:57:00 -
398:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『……ゴメンなさい。』私は小さい声で言った。隼人が立った。ビクッ…
―殴られる?怖くて仕方なかった。私は理香が寝ている方に近づいた。
『ヤッパリな…』隼人の声はかすれていた。2006-04-30 01:59:00 -
399:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お前は、それだけのもんや。』隼人は泣きそうになっていた。
―胸がしめつけられた。いつも怒った隼人が、悲しんでいる。
『俺、入院しとったんや。』―えっ?『病気…ねん』頭が真っ白になった。2006-04-30 02:02:00 -
400:
名無しさん
この小説好きやわ。がんばって書いてな
2006-05-01 14:21:00 -
401:
名無しさん
?
2006-05-02 12:22:00 -
403:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あげて下さってありがとうございます?下手ですけどみてください?
2006-05-02 23:06:00 -
404:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人が…?病気…?『何言ってるん?』言い訳にしか聞こえなかった。
『嘘ついてるように見えるんか?』私は隼人の目を見た。『ゲホゲホ…』隼人が咳をした。『ちょ…大丈夫なん?』2006-05-02 23:09:00 -
405:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そういえば―。前会った時も隼人は頻繁に咳をしていた。『まさか…』『はぁ…肺が悪いらしい。』
隼人は煙草の量は半端ない。それに味付けのこいものがスキだし、ホストもしていた。それで―?2006-05-02 23:12:00 -
406:
削除削除されますた
あぼ~ん -
407:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は自分を責めた。隼人は一人辛かったやろ?私は隼人の変化に気付いてあげられなかった。こんなにもスキやのに、寂しくてふらふらしていた。『指輪ゴメンやで…』『そんなんいいし。』
2006-05-03 23:27:00 -
408:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何で黙ってたんよ…』『ゴメンな。又今度入院せなあかんねん。』―そんなに悪いん?『大丈夫?ゴメン。私…』『いいから、どこにもいかんといてくれ。』
何とか支えてあげたい。『当たり前やん』2006-05-03 23:30:00 -
409:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『今日は帰るわ。』隼人は軽く私を抱きしめ、すぐに離れた。さっき私は違う男に抱きしめられてたんや…後悔のキモチで一杯になった。『又メールするな。ほんま絶対どこにもいかんといて…』
2006-05-03 23:33:00 -
410:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
不安そうに隼人は言った。私こそ、隼人がいなくなったら困るし…!
ドアが静かに閉まった。私はその場にしゃがみこんだ。―隼人は病気。ほんまに?2006-05-03 23:35:00 -
411:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ゴメン、途中から聞いてしまった。』理香が体をおこした。『あ…ゴメン。起こしたな。』『大丈夫?』私の目から涙がこぼれ落ちた。『ホストなんて、誘ってゴメン。』―理香は悪くない!『そんなん気にせんといて?』
2006-05-03 23:38:00 -
412:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『てか、どうしよう。隼人…』どんどん涙が溢れてきた。『大丈夫やって。サオリしっかり!』理香が、私の所に駆け寄って、私にティッシュを差し出した。
何で私はこんなに泣き虫やねん。2006-05-03 23:43:00 -
413:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『てか私無神経に寝てたけど…サオリまだ一睡もしてないやん!』
隼人はきっと今から仕事やろう。私は、眠くはなかったけど、体がだるかった。『私帰ろっか?』『ううん。理香も全然寝てないやん?寝てかえり?』2006-05-03 23:45:00 -
414:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香はお風呂を貸してほしいと言った。『サオリははよベッド行き!』理香に手をひっぱられ、布団に入った。[仕事頑張ってね?私はどこにもいかないよ?]
隼人に送信した。2006-05-03 23:51:00 -
415:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
全然寝付けない…理香がシャワーを浴びている音だけが響いた。ブーッ…
携帯がなった。…なんや。翼君だった。私は翼君にちゃんと話す事にした。2006-05-03 23:59:00 -
416:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[彼氏おるし、ヤッパリもうメールできひん。ゴメン]隼人がいればいい。隼人の支えになりたい―[わかった]翼君から返信が来て、安心した。そのまま、私は眠りについた。
2006-05-04 00:13:00 -
417:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
気付けば、夕方やった。バタン…『―ん?』物音がして体を起こした。
『ゴメン、起こした?』あ、理香泊まりに来てたんやっけ。『コンビニ行ってきてん!お腹へったやろ?昨日ゴメンな。』2006-05-04 17:35:00 -
418:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『気にしんといてな。』携帯が奮えている。寝ぼけたて画面をみる。[新着メール10件]―えっ?
みると、全部隼人だった。[どこにもいかんといて][まだ寝てる?]…前もこんな事あったっけ。2006-05-04 17:38:00 -
419:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は隼人を安心させようとすぐにメールを打った。『ご飯食べへん?』サオリがコンビニ弁当を差し出した。『あ…お金』『そんなんいらんし。迷惑かけてゴメン。』
空腹やったし、うれしかった。2006-05-04 17:41:00 -
420:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
すぐに私の携帯がなった。『…隼人くん?』『あ、うん。』『隼人くん、サオリに相当依存してるやん?心配。』―確かに。隼人が私の前から消えるかもしれない。それでも私は辛さを乗り越えられる気がする。
2006-05-04 17:43:00 -
421:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも隼人は弱い。私がいなくなったらどうなる?私から離れなければならなくなったらどうなる?
『サオリ、前より少し冷めてない?流石に色々あったしさ』『えっ…』痛い所をつかれた気がする。2006-05-04 17:45:00 -
422:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『半端なキモチじゃ、今の隼人君とは付き合っていかれへんで!隼人君、サオリおらなアカンくなってるやん。しかも隼人君の病状はわからんけど、それでもちゃんと支えられるん?』
私は箸をとめた。そんなに深く考えてなかった。2006-05-04 17:47:00 -
423:
名無しさん
頑張ってかいてね〜一番これ好きやし?
2006-05-04 22:21:00 -
424:
名無しさん
早く読みたいよ〜
2006-05-06 00:15:00 -
425:
名無しさん
もう書かへんの?
2006-05-06 21:19:00 -
426:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
めっちゃ遅くなってすみません?o(о>囚
2006-05-06 21:22:00 -
427:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は、隼人から連絡がこなくても他に目を向けられる。―隼人は?隼人は、自惚れとかそんなんじゃなくて私がいないとアカンのかもしれん。『…サオリ?』『あっ、何?』
2006-05-06 21:25:00 -
428:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリは隼人君の事ほんまにスキなんやろうけどさ、隼人君の愛って相当重そうやな…。』
隼人は、愛に飢えてたんやっけ。愛する事も、愛される事からも逃げてきた。どうしたらいいんかわからんやろな。2006-05-06 21:29:00 -
429:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『も一回聞くけど、ほんまに支えられるん?一生離れられんくなりそうやん。』私は少し怖くなった。スキだからこそ離れた方がいい時もある事を、隼人に言ってもわかるはずがないだろう。
2006-05-06 21:31:00 -
430:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『そんなふうに言われたら、わからん…。』私の携帯が又震えだした。隼人…言うまでもない。
『そんなん言ってる時点でもう別れた方がいいわ。』理香ははっきりと言ってくる。私の心の中でひっかかってる部分を。2006-05-06 21:33:00 -
431:
削除削除されますた
あぼ~ん -
432:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『しっかり話し合いや!』理香には、私がメールで調子のいいことを言ったのがばれているだろう。
『うん。』話し合うより、私のキモチを整理しないと。とりあえず、病状とどんなけ入院するんか知りたかった。2006-05-06 21:37:00 -
433:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[今理香いるし後で電話するな☆]隼人にそう送った。『理香は彼氏、大丈夫やったん?』『大丈夫やで。適当に言ったし。でも昨日の裕樹!めっちゃ気に入ってんけど〜!』
理香は表情がころころ変わる。『アカンて!』2006-05-06 21:40:00 -
434:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『わかってる〜☆お店はいかへん!』『ほんまに?頼むで。』『今度外で会おやって〜っ!』理香は、舞い上がっていた。『……。』これには絶句だった。誰だって、自分の事には不器用なのかもしれない。
2006-05-06 21:46:00 -
435:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香は、浮き浮きで帰っていった。『ほんま、ホストには気をつけや。』『わかってるよ〜。又連絡すんね☆』―バタン
『はぁ…』私は溜息をついた。[仕事終わったら連絡して]隼人に送った。2006-05-06 21:48:00 -
437:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
静かな部屋で、一人ぼーっとしていた。全然落ち着かず、テレビをつけた。画面をみる訳でもなく…
しばらくして、隼人から電話がかかってきた。一息おいて電話に出る。『はい。』2006-05-06 22:09:00 -
438:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"今仕事終わったぁ。サオリぃ"隼人が甘えた声で言った。『どしたん?』"一人にせんといてぇ〜"―不安なんやろか。当たり前やけど。聞く所によると、会社の健康診断にひっかかったらしい。あまり状態がよくないらしく、又入院するらしい。
2006-05-06 22:19:00 -
439:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"ほんま、一人にせんといて。指輪買ったねん。今日。"『嘘。』"明日渡すから仕事終わったら会えるか?"『わかった。』隼人、指輪買ってくれたんや。電話を切ってしばらく考えた。隼人は本気で私の事を愛してくれている。
2006-05-06 22:31:00 -
440:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
448さん、読んでくれてうれしいです??
2006-05-06 22:42:00 -
441:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも、久々に隼人と遊べる。そう考えると自然とわくわくした。出会った頃みたいに、明日何を着ようかとクローゼットを開けた。―やっぱり隼人がスキなんや。
私は左手を広げてみつめた。明日はここに指輪があるんや。2006-05-06 22:46:00 -
442:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
明日は幸い学校は昼からだった。全然眠くなかったから、ファッション誌に目を通した。亮からも、メールがきていたけど返さなかった。私の意志は固まった。
2006-05-06 22:50:00 -
443:
りの?
やばい??めちゃ見いってしまって気づいたらこんな時間や????
更新めちゃめちゃ楽しみにしてます?????2006-05-07 05:48:00 -
444:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
りのさん、絶対完結させるんでよかったら又見て下さい???
2006-05-07 11:53:00 -
445:
削除削除されますた
あぼ~ん -
446:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
学校でも一人そわそわしていた。―私だけ指輪貰うなんて…。そんな思いが生まれてきた。私は、授業が終わるとすぐにミナミの大丸に行った。隼人にネクタイをあげようと決めたから。
2006-05-07 11:59:00 -
447:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お守りとかのがいいのかもしれないけど、少しでも病気の事を忘れて欲しかった。健康で働けるように…。夏に向けて、ブルーのBurberryを選んだ。
2006-05-07 12:02:00 -
448:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
地元に帰る電車の中で、タイミングよく、隼人からメールが来た。[今仕事終わったからコンビニいとけよ。]
私はネクタイをわからないように鞄にしまった。少しはみ出ているけど…2006-05-07 12:05:00 -
449:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
少し待っていると、クラクションが鳴った。―隼人の車。久々に助手席に乗るのは、緊張した。隼人も緊張してたみたいだった。隼人はスーツが似合う。ホストもさまになってたんやろう。いつも思う。
2006-05-07 12:07:00 -
450:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今日は和食になった。体にいいものが食べたい。と隼人が言ったから。私は、ネクタイの入った袋をこっそり後部座席に置いてきた。
注文を終えると、隼人が話始めた。2006-05-07 12:11:00 -
451:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ?あんまり会えなくなるかもしらんけど、一緒にいてくれるか?俺にはお前しかおらん…』隼人の真剣な顔。『当たり前やん!頑張ろな!』隼人に笑いかけた。
2006-05-07 12:13:00 -
452:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ―』『私、もう絶対他の男と連絡せーへんわ、安心して☆』隼人は、私のスキな無邪気な笑顔を見せた。『サオリ、プリン食べよ!』プリンも頼んだ。
『んで、手ださんかい!』ドキドキした。2006-05-07 12:22:00 -
453:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ちゃう。左や!』『あっ…』緊張して、一杯?になってた。隼人が、箱から指輪を出して、左の薬指にはめた。
『うわぁ…。』私は今まで彼氏に指輪を貰った事はなかった。指輪なんて重たい。なんて思ってたから。2006-05-07 12:24:00 -
454:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ありがとう…。』『また泣きそうになってる!あほやな。』 私は、感動で泣いてしまった。初めて左薬指につけた指輪…。隼人、この指輪は想像以上に重たかったで。
2006-05-07 12:31:00 -
455:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
その日は、隼人が一緒にいたいというので久々にラブホに泊まった。車の中でネクタイを渡すと、隼人は子供のように喜んでいた。
朝、起きると私のあげたネクタイをつけていた。
『これ、夏用やってば〜』2006-05-07 15:51:00 -
456:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺が二日も同じネクタイとか似合わんやろ?』『ふーん…』
隼人は鏡の前でニタニタしていて、その姿がかわいかった。『家まで送るからスッピンでええやろ!帰るで。』私は急いで自分の荷物を鞄に詰めて着替えた。2006-05-07 17:35:00 -
457:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
眠たいけど、私も学校だ。『ほんま、男遊びはしたらアカンで。』隼人は、そう言って機嫌よく会社に行った。
私は、お風呂に入って化粧をしてすぐに学校に行った。2006-05-07 17:40:00 -
458:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
いつもと一緒の毎日やけど、私の左薬指には指輪がきらきら光っていた。
―隼人、一緒に頑張っていこうな。私は隼人のために何ができる訳ではないけど、一緒にいて安心させてあげたかった。2006-05-07 17:44:00 -
459:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
数日後、サオリから連絡があった。相談があるらしく、土曜日会う事になった。隼人にも伝えると、心配やけど楽しんでこいと言われた。私は隼人の為に断ろうかと思ったけど、理香の事も心配やったから。
2006-05-07 17:47:00 -
460:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
↑訂正。サオリから→理香から。です。ゴメンなさい
2006-05-07 17:49:00 -
461:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『絶対、裕樹君絡みやろ?』理香をみつけるなり、言った。
私達は近くのマクドに入った。『裕樹とエッチしてもた…。これって色!?』『はぁ?…いや、私に聞かれてもわからんし。』2006-05-07 17:51:00 -
462:
みぃ
あげ?+゚
この小説マヂゃばぃ?
バリぃぃって?
彼氏最初わ最悪や思ったケド今わさぉりサン本間に愛されててぇぇな?て思いました?
この先もめっちゃ気になります??
がんばってください?
本間楽しみしてます?2006-05-07 20:30:00 -
464:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
みぃさん?読んでくれてうれしいです?私もこんなに人をスキになったの初めてでした???
隼人はほんまトラブルメーカーですけど?最後までみて下さいね?
明日から?なんで今日頑張って書きます??↑さんも、ありがとうございます?2006-05-07 23:02:00 -
465:
名無しさん
??しぉリぃー??
2006-05-07 23:04:00 -
466:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何やってんねん、理香は…。私も隼人の事で人の事は言えないけれど、理香はあの屈辱を忘れたん!?
『てか、あー!指輪や!』理香が、叫んだ。『あ、貰った。』2006-05-07 23:04:00 -
467:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『て事は、本気で付き合っていくって事??』『うん。頑張ってみる!』私にもう迷いはなかった。私の顔を見て、理香は安心していた。『なーんや、残念…』『?何が?』
2006-05-07 23:06:00 -
468:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『実はな、翼君いるやん?』『ああ〜。どしたん?怒ってた?』『サオリの事、狙ってるらしいよ〜!』
はぁ?全然意味がわからない。『裕樹に聞いてん〜。かわいそう〜。』
理香は明らかに楽しんでいる様子だった。2006-05-07 23:09:00 -
469:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なぁ、裕樹が理香の事どう思ってるか、翼君に聞いてよ〜』
―誰だってあんな男前に好かれてるとか言われたらにやけるはず。まぁ、私はホストなんて信用しないけど。隼人も元ホストやし、矛盾してるんかもしれんけど…。2006-05-07 23:11:00 -
470:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『アカン。私は、隼人一筋なの!』『え〜つまらん!まぁ、気がむいたら聞いて?』理香は、ハンバーガーに口をつけた。
『今日は、理香の話やろ。彼氏どうするん?』『私な、なんか夜の男がスキみたい…。』2006-05-07 23:13:00 -
471:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
しおりうれしいです(?´?`)??
2006-05-07 23:15:00 -
472:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『理香、今学生やん?昼の人のが合うやろ?』
『そうなんやけど、なーんか今の彼氏、つまらんねん。夜の男のが女の扱いなれてるし。今の彼氏はキャバやってたなんて言ったら、軽蔑しそう。』2006-05-07 23:18:00 -
473:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なんかドレス着て、お姫様扱いされるやん?それに最近服とか買ってないし。』そんな風に言われると、こっちまで夜の仕事にはまっていた事を思い出す。
『な、今度四人で遊ぼう?二人やったら会ってくれんかもやん!』2006-05-07 23:22:00 -
474:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…ん。又ね。』『もぅ、絶対やで!まぁ、彼氏はキープしとくわ。』
隼人から、早く帰るよーに。と催促のメールが来たので、理香と別れた。
[今から帰るしな!]すぐに返事が来た。2006-05-07 23:25:00 -
475:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
六月に又入院するらしい。お見舞い等は禁止らしくて、浮気をするなとしつこく言われた。
やっぱり少しうっとうしく感じたけど、安心させた。仕方ない。病気で不安やんな―。2006-05-07 23:28:00 -
476:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
毎日毎日、又束縛の日々が始まった。
六月に入り、隼人が入院する日、私が見送りに行こうか?と言っても断られた。恥ずかしいんかな…。その夜から連絡はなくなって、いざとなると寂しくなった。2006-05-07 23:41:00 -
477:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何日かして、理香が四人で遊んで欲しいと言ってきた。その時は断ったけど、又言ってきたので仕方なく了解した。
理香はほんまに裕樹君をスキなんやな…。バレへんやろ。ほんまに最悪な私。2006-05-07 23:43:00 -
478:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香は跳びはねて喜んでいた。待ち合わせの場所に向かう途中も、興奮していた。ミナミはさすがにヤバイって事で、梅田になった。
『おまたせ。』今日は定休日らしく、二人共私服やった。2006-05-07 23:45:00 -
479:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ヒドイわ、サオリ〜。』翼君が言った。翼君はやっぱりかっこよかった。翼君の目線は、明らかに私の指輪を見ていた。
理香は裕樹君に夢中で、カラオケに行く道のりも二人並んで先に行ってしまった。2006-05-07 23:49:00 -
480:
名無しさん
??しぉリ??
2006-05-08 08:44:00 -
481:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
しおりうれしいです???ちょっとだけ書きます??
2006-05-08 12:16:00 -
482:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なんかムカツクわぁ。』翼君はぼそっと言った。
―なんか、翼君てよくわからんな。
カラオケについても、理香は裕樹君から離れなかった。積極的な理香が羨ましかったけど。2006-05-08 12:25:00 -
483:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はトイレに立った。『…ヒッ!』トイレから出ると、又翼君が立っていた。
『お前、前泣いてたん彼氏とうまく行ってへんからやってんな。』『そうやで。』『今、幸せそうやけど、又何かあったら相談しておいでな。待ってるわ!』
―えっ。2006-05-08 12:29:00 -
484:
削除削除されますた
あぼ~ん -
485:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それだけ言うと去って言った。…なんや、それ。私は拍子抜けした。
でも、いい人なんやな。カラオケの後、ご飯を食べたけど全ておごってくれた。
二人と別れ、『なぁ。裕樹に付き合ってて言われた!』理香が言った。2006-05-08 12:33:00 -
486:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『えっ。よかったやん!』『うん。サオリありがとう☆』『お店行ったらアカンで?』念を押した。『彼女やもんー。』
理香は彼氏とは切ると言った。『サオリは?翼君。』『はい?何もないし。』2006-05-08 12:35:00 -
487:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『まぁ、隼人君てゆー男前いるしな☆』
理香は何回も御礼を言って帰っていった。
携帯には、公衆電話から不在着信が来ていた。この時は気にしなかったけど、隼人やったんやろな。2006-05-08 12:38:00 -
488:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
499間違っちゃいました?ゴメンなさいm(__)m???
2006-05-08 12:43:00 -
489:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は、退院したらしく電話がかかってきた。10日ぶり位だった。
[明日会えるか?]久々に会えるのが楽しみだった。私は隼人にほんま何もできてないけど…。2006-05-08 12:46:00 -
490:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺、車買おうと思うねん!サオリどんなんがスキ?』会うなり隼人が言った。
隼人は元気そうで、私からは病気の話は持ち出したくなかった。
『えっ?車あるやん。』『新しいんが欲しいねん。』2006-05-08 14:29:00 -
493:
名無しさん
続き楽しみデス??
2006-05-08 20:30:00 -
494:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
一杯あげて貰ってるので、うれしいです???
ゆっくりで申し訳ないんですけど、できる限り一杯書きます??2006-05-08 22:25:00 -
495:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人最近どうしたん?羽振りよすぎちゃう?―もう長くないから?色んな考えが頭を駆け巡ったけれど、口には出さなかった。
『私車の事わからんし、今ので充分カッコイイやん。』2006-05-08 22:30:00 -
496:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリかって、CHANELの鞄とか持ってるやん。違うんほしくなるやろ?』『…なるけど、額が違うし。』
隼人は確かに車がスキやし、女の子にはわからんもんがあるんかもしれん。
『お金は?そんなに給料いーん?』2006-05-08 22:33:00 -
497:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『貯金位あるわ!』ちょっと怒ったように、隼人が言った。『ゴメン…。』
なんで今まで貯めてきたお金今使うん?
『心配すんなって!』隼人が見透かした様に言って、キスをしてきた。2006-05-08 22:35:00 -
498:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺はお前をいい車に乗せたいねん!ほら、手!』
そう言って左手を出した。右手でハンドルを握り、運転中ずっと手を繋いでいた。自分のお金で欲しい物を買うだけ…。
深く考えない事にした。2006-05-08 22:37:00 -
499:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は数日後、外車を買った。中古らしいけど。
写メを見ると確かにかっこよくて、よく耳にする名前だった。私は別に、車なんてなんでもいいのに。
ただ、この文章がうれしかった。[助手席に1番に乗せるんはサオリやで☆]2006-05-08 22:41:00 -
502:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、楽しみにしてくれて励みになります??
あげてくれた人もうれしいです??2006-05-09 19:40:00 -
503:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何かある?最近優しすぎる隼人。それに、お金。そんなに不安なん?そんなに長くないん?
段々怖くなってきた。
そんな時理香からメールが届いた。2006-05-09 19:46:00 -
505:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[裕樹、お店行ってもおごりやねん。幸せやわ。]
―よかった。男が彼女の前で見栄をはるのは当たり前やと思う。
これも普通なん?でも私は後に事実を知った。2006-05-09 19:48:00 -
507:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は学校の友達と、実家から通っている友達の家に遊びに行った。隼人の家の近くだった。
電車から降りると、見覚えのある女の人が立っていた。『あら。もしかして…。』2006-05-09 19:51:00 -
508:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
その女の人は、私達の方に寄ってきた。『サオリちゃんやんね?』そう、隼人のお母さん…。
『彼氏のお母さんやねん。先行っててくれへん?』友達は、快く頷いてくれた。2006-05-09 19:53:00 -
509:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
どうしても、話がしたかった。隼人の事…。
『お久しぶりです。』私は愛想よく言った。きっと仕事帰りやろう。相変わらず綺麗な人やった。『隼人君の事なんですけど。』2006-05-09 19:55:00 -
510:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、全くかすってない間違いでうけました??〃これからもよろしくです?もう後半になりますけど??
2006-05-09 19:57:00 -
511:
?
??すいません?
これ?見るの最近毎日の日課になっちゃってます??2006-05-09 23:01:00 -
512:
名無しさん
待ってます??
2006-05-11 17:35:00 -
513:
名無しさん
age
2006-05-12 10:24:00 -
514:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、毎日見てくれてウレシイです?不定期にしか書けなくてゴメンなさい?
あげてくれてうれしいですo(^-^)o2006-05-12 12:13:00 -
515:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『病気ってどんな感じですか?小さい時から少し悪かったみたいですけど。』
申し訳なさそうに聞くと、お母さんは不思議そうな顔をしていた。
『病気って…隼人が?何の病気?』2006-05-12 12:15:00 -
516:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『えっ、この前隼人君入院してましたよね?』『いつ?』『ゴールデンウィーク位です。』
お母さんは少し考えていた。『ゴールデンウィークは昼は出掛けてたけど、夜中には帰ってきてたと思うけど。私服で出ていく日もあったし。』2006-05-12 12:18:00 -
517:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は拍子抜けした。じゃあ、嘘…?『隼人がそう言ったの?あの子は昔から健康だけがとりえのアホやで!』お母さんは一人笑っていた。私の顔はひきつっていたと思う。
2006-05-12 12:20:00 -
518:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お母さんが嘘をつくはずない。私は騙されていた…。騙された自分と、こんな許されない嘘をつく隼人に今回ばかりは腹を立てた。
『何がしたいんやろね。あの子。サオリちゃんゴメンね。』
私の泣きそうな顔をみて、お母さんが言った。2006-05-12 12:24:00 -
519:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
友達が待ってる。泣きそうになるのを、こらえてお母さんと別れた。
でも私は、友達の家に着くなり泣き崩れてしまった。そして、どうしようもない程の怒りに包まれた。
心配する友達に事情を話した。2006-05-12 12:26:00 -
520:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『彼氏、サオリの気引きたかったん違う?ちょっと怖い〜。』『でもついていい嘘と悪い嘘があるやろ。』
二人の意見は正しかった。涙を拭いた時、ダイアの指輪が目に止まった。
お金…。最近はぶりがいい隼人。2006-05-12 12:30:00 -
521:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
謎ばかりだった。でも、今日仕事が終わったら、お母さんが隼人に私と会った事を話すはず。
電話がかかってくるはず。―はっきりさせよう。
今日の遊びも私のせいで台なしにしてしまった。2006-05-12 12:32:00 -
522:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人がスキだった。だから嘘をつかれた事が本当にショックやった。
まだ少し隼人を信じる気持ちがあったけど―。
とにかく家で連絡を待つ事にした。2006-05-12 12:35:00 -
523:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
仕事が終わって、連絡が来た。私も普通にしておいた。[今から家帰るわ。]
私はドキドキしてきた。―ほんまに家に帰るん?隼人の言う事一つ一つを疑ってしまった。
ほんまに家に帰ったら、すぐにわかるけど。2006-05-12 12:39:00 -
524:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
運転中やからやと思う。しばらく連絡は途切れた。―何て言おう。
ずっと考えていた。携帯を机の上に置いて、そわそわしていた。
しばらくして、案の定、携帯がなった。[隼人]2006-05-12 12:41:00 -
525:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
一回咳をした。…ゴホッ。
『…はい。』怒ったような口調で言った。
"―怒ってるんや。"『ヤッパ嘘なんやな?』"……。"はぁ。溜め息が自然にこぼれた。"ん。ゴメン。"
『何で嘘ついたん?』2006-05-12 14:24:00 -
526:
名無しさん
気になる
気になる〜
age2006-05-12 14:52:00 -
527:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"サオリが、ずっと一緒にいてくれると思って。"
だからって、ありえへん。『おかしいやろ?何考えてるん?』段々イライラしてきた。"ゴメン。"泣きそうな声が聞こえたから、怒りを沈めた。2006-05-12 14:53:00 -
528:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『前から気になってたんやけどさ。お金…。最近何でそんなに使ってるん?』
頭がすでにおかしくなりそうやった。
裏切られたショックも大きい。"別に…。"『何かあるやろ?』―なんかある言い方やった。2006-05-12 14:56:00 -
529:
はにー
ageage
頑張って〜2006-05-12 20:13:00 -
530:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
541さん、ありがとうございます(・∀・`*)
はにーさん、また覗いてくださいo(^-^)o2006-05-12 22:01:00 -
531:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"怒らん?"隼人がブリっこした声を出した。『―怒らん。』"怒ってるやぁん!"『はよ言いーや。』
段々イライラしてきた。"お金貰った。"『誰に?』2006-05-12 22:03:00 -
532:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"なおって子。風俗の子。"『はっ?』―予想外の答えが返ってきた。
風俗のなおチャンは、隼人の元お客さんで、彼女いると言ってもしつこく付きまとってきていたらしい。2006-05-12 22:06:00 -
533:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お金を渡すから会ってほしいと頼まれ、隼人はそれを利用したらしい―。
『ちょっとまって!』"ゴメン…。何?"『まさか、この指輪。なおチャンに貰ったお金で…。』
しばらく沈黙が続いた。2006-05-12 22:08:00 -
534:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"―そやで…。"『最悪。キモチ悪い!』私は、指から指輪を抜いた。
『もう無理。別れて。』私はついに言ってしまった。我慢できない。風俗で稼いだなおチャンから貢いでもらったお金で買った指輪…。2006-05-12 22:56:00 -
535:
はにー
あげ☆
2006-05-13 17:04:00 -
536:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん、またまたありがとうございます(・∀・`*)
2006-05-13 21:37:00 -
538:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"えっ、待って!嫌や!ゴメン…。"
かつてない程の怒りを覚えた。許せない…。私が指輪を貰った時の感動は?どうしてくれるん。
ありえない隼人の行動。2006-05-13 21:40:00 -
539:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はしばらく黙っていた。この一瞬で、隼人の事を思うキモチが消えかけていた。『…絶対別れる。別れて。』もう、止まらなかった。"嫌や!"隼人は必死やった。
2006-05-13 21:42:00 -
540:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お前何考えとんねん!キモチ悪い。最低!』
自分でも止められない程言葉使いが悪くなっていった。すると、今まで下手に出ていた隼人かキレだした。
"―お前何調子のっとんねん!誰に言っとんねん!"2006-05-13 21:45:00 -
541:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今度は隼人の暴言が止まらなくなった。
『黙って。』何度言ってもおさまらないし、しまいには私をののしり始めた。
―私何も悪くないし…。隼人の態度で、又一気に冷めてしまった。2006-05-13 21:47:00 -
542:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『黙れや!別れてな。わかったな!』ブチッ…
我慢の限界がきて、勝手に電話を切った。ほんまムカツク…。
その後、しつこく隼人から電話がかかってきていた。勿論、無視した。2006-05-13 21:49:00 -
543:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
鳴り響く携帯の横で、私は泣いた。悔しくて、今まで何てたんやろう。
私は指輪をきつく握りしめていた。掌には、痕がついていた。―捨てようか。
いくら何でも捨てられなかった。2006-05-13 23:31:00 -
544:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
貰った箱を捜して、指輪をしまった。リボンもして、袋に入れた。
見たくもなかった。部屋の見えない所に置いた。
でも、不思議と寂しいとか、隼人が恋しいとかそんなキモチはなかった。2006-05-13 23:42:00 -
545:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あまりにしつこいから、私は電話に出る事にした。
やっぱり今まで真剣に付き合ってきたんやから、ちゃんと話たかった。『何…。』"何勝手に切ってんねん!殺すぞ!"
―はぁ。私は呆れた。2006-05-13 23:47:00 -
546:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『もー別れたんやから、かけんといてな。』ブチッ…。もう、冷静に話す事は無理やと判断した。
又勝手に電話を切って、イライラしてお風呂に入った。
お風呂からあがって携帯を見ると、次はメールが10件届いていた。2006-05-13 23:50:00 -
549:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
読んでくれてる人、うれしいです(?・∀・)
2006-05-14 16:04:00 -
550:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゴメンだの、殺すだの、隼人の態度はころころ変わっていた。
とりあえず今はほっとこう。隼人が私の事、本気で思ってくれているのはわかる。隼人が不器用なのもわかるけど…。2006-05-14 16:06:00 -
551:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
女に貢がせた金で…。初めてスキな人に貰った指輪。
この先、誰かに指輪を貰ったら、ずっと思い出すんやろな。
しばらくして、携帯が鳴らなくなった。2006-05-14 16:08:00 -
552:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
次の日、又理香と遊んだ。昨日の事を聞いて欲しくて私が電話をしたから…。
今回はさすがに相談するのも恥ずかしかった。『ありえへんな!別れって。』
『もうほんま別れた。もー疲れた。』2006-05-14 16:13:00 -
553:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
又携帯が鳴った。[隼人][サオリ、昨日はゴメン。スキやから連絡して。]
やっと落ち着いてくれた。私は、理香と話ながら、もう別れたい旨をメールで伝えた。何回言っても嫌やと言われた。2006-05-14 16:15:00 -
554:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも私はもう別れたいキモチで一杯やった。お願い、別れて。何度も言った。
すると、メールで又キレだした。『どしたら隼人と別れられるんやろ。』『ん。無視しかなくない?』
無視はしたくなかったけど、もうそれしかないかも。2006-05-14 16:17:00 -
555:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
帰りの電車の中で、電話がかかってきた。ボタンを押してしまったから仕方なく話した。『…何よ。』
私のふてこい態度が隼人に火をつけたらしい。又私をののしりだした。2006-05-14 16:19:00 -
556:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私も始めは我慢していたが、段々耐えられなくて、又喧嘩になった。『ほんま黙れや!』私の口調もヒートアップした。
どんどん嫌いになって、うざくて仕方なかった。2006-05-14 16:22:00 -
557:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私の携帯の充電がなくなり、電話が切れた。
イライラして家に帰った。私はビックリした。―ヤバイ!
もう遅かった。私の家の前に隼人の車が止まっていた。2006-05-14 16:24:00 -
558:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
車の陰から隼人が出てきた。足元には、無数の煙草の吸い殻。左足をバタバタさせていた。―いつからいたんよ。
『えらいこけにしてくれたなぁ。』目が座っていなかった。―誰か、助けて。私はその場で固まっていた。2006-05-14 16:27:00 -
559:
はにー
あげあげ????????
2006-05-14 22:53:00 -
560:
名無しさん
あ-げッッ?
2006-05-15 04:46:00 -
561:
なほ
最初から読みました(^O^)メッチャ応援してます☆頑張って下さい☆
2006-05-15 12:24:00 -
562:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?またまたあげてくれてありがとうございます??名無しさん、あげ?うれしいです?なほさん?読んで貰えてうれしいです?これからもよろしくです?
2006-05-15 13:36:00 -
563:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何で…いるん。』私はゆっくり来た道を引き返そうとした。
『待てや。こら!』『嫌っ!』小走りで逃げようとすると、髪の毛を乱暴に捕まれた。『痛ッ…誰か―!』皮肉な事に、周りには誰もいなかった。2006-05-15 13:40:00 -
564:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『嫌ッ!誰か!』私は気違いみたいに叫んだ。『…黙れ。』隼人が冷たく言い放ったけど、それでも叫ばずにいらなかった。
そんな私に、隼人は一発けりを入れた。『…っ。』私はその場に倒れた。2006-05-15 13:43:00 -
565:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
体が奮えているのが、自分でもわかる。―隼人やっぱり、変わってない。もう、怖いキモチしかなかった。こんな男と付き合えへん…。隼人が、私を無理矢理立たせて、腕を引っ張った。無理矢理車の助手席に乗せられた。
2006-05-15 13:46:00 -
566:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『離してよ!』私は隼人を見た。優しい無邪気な笑顔を見せる、隼人の面影は全くなかった。
―殺される…?車が動きだした。隼人は赤信号でも止まらず、ブレーキを踏む事はなかった。2006-05-15 13:48:00 -
567:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
パーッ……。
『どこ見てんねん!』何台もの対向車にどやされた。―殺されるというより、死ぬ気?隼人は感情なんてないような顔をしていた。『ちょ。止まってよ!』
私は、やっと口を開いた。2006-05-15 13:51:00 -
568:
まぁ?
いつも更新されてんの楽しみにしてま-すッッ??
頑張ってください???2006-05-15 19:22:00 -
569:
はにー
あげあげ〜
2006-05-15 20:12:00 -
570:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さん?
読んでくれてありがとうございます?頑張ってかきます?
はに〜さん?
いつもありがとうございます??2006-05-16 13:31:00 -
571:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…黙れ。』私は一瞬背筋が凍りついた。今まで隼人を見て来たから、隼人の状態位わかる。本気や。
『死ぬ気?止めて!』私は怖くなって、ハンドルを持とうとした。
『やめろや!』2006-05-16 13:34:00 -
572:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は隼人の座っている上に乗って、ブレーキを踏もうとした。
『痛い!』左手で首を捕まれた。その力がどんどん強くなり、爪でひっかかれた。『殺したる。』2006-05-16 13:36:00 -
573:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は楽しそうだった。『はよ、どけ。』私は隼人に押され、助手席に転がった。『レイプでもええな〜。』私は、又奮えだした。
―何されるん?私は窓の外を見た。明かりはなく、山道だった。2006-05-16 13:40:00 -
574:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
もうここがどこかわからない。きっと圏外の場所。充電もない…。このまま捨てられるかも。
『そういえば、お前指輪は?してないみたいやな。』―ビクッ。『顔貸せや。あ?』2006-05-16 13:42:00 -
575:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『はよ。』私は嫌がって、ドアを開けようとガチャガチャしていた。―開く訳ないのに。
髪の毛を引っ張られ、隼人の拳がとんできた。私のホッペタを殴った。段々気力がなくなった。2006-05-16 14:13:00 -
576:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
もう、いいわ。そんなふうに考えていた気がする。
しばらくして、車が止まった。辺りは真っ暗。木しかない。
『外出ろや。―早く。』隼人は煙草を吸い出した。2006-05-16 14:16:00 -
577:
はにー
あげ02??
2006-05-16 22:02:00 -
580:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?いつもありがとうございます?
2006-05-17 08:08:00 -
581:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも怖くて動けなかった。外にでたら、何されるか。考えただけで震えた。
『お前別れたい言うとったな。』私から別れを告げた事で、自分のプライドを傷つけられたんやろう。
『ほんまに別れたいなら外でろや!』2006-05-17 11:22:00 -
582:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人が襟元を掴んだ。『なぁ?』隼人が右手に持つ、火のついた煙草が近づいてきた。
『わ、別れたくない…です。』ほんまは、今すぐ帰りたいし、もう一緒にいたくもない。2006-05-17 11:25:00 -
583:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あまりの恐怖からとっさに出た答え。なんとかこの場だけしのげば…。
『嘘つけ!』―ビクッ!
隼人は怒鳴った。『ほんま…やもっ。でも、隼人のお金で買っ…た指輪が、よかった…から。』涙が溢れてきた。2006-05-17 11:29:00 -
584:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
心の中では、ムカツイて、大嫌い!と繰り返しているのに、思ってもない事を言う私。―お願い!もう、早く返して。
しばらくして、隼人はエンジンをかけた。『…どこ…行くん?』声が奮える。2006-05-17 11:32:00 -
585:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は一言も話さなかった。今度は、どこ?
でも、さっきとは違う穏やかな運転やった。―助かった?
隼人はあまり瞬きをせず、前方を凝視していた。2006-05-17 11:34:00 -
586:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
山を下ったかと思うと、又山道になった。―どこ?
隼人は何も話さない。私は目を閉じていた。体のあちこちが少し痛い。
でも、山道の車の揺れが心地よかった。助かったんちゃう。そんな気がした。2006-05-17 17:35:00 -
587:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
車が止まった。―又、山奥?『…サオリ。』
ゆっくり目を開けた。めちゃめちゃキレイな夜景が輝いていた。私は思わず体を起こした。隼人は、又煙草を吸い出した。2006-05-17 17:37:00 -
588:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ここ、前も来たよね…?隼人が無言で車を降りた。私も急いで降りた。
今は安心感があった。あんなに体が動かなかったのに。無言で手を出す隼人。私はそっとにぎり返した。
隼人の手は、冷たかった。2006-05-17 17:50:00 -
589:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
前来た時も、優しく手をひっぱってくれた。何も変わらないように見えた。
『ゴメンな。』隼人の寂しそうな横顔。『もう、別れたるからな。今日ちゃんと送ったるから安心しいな。』2006-05-17 18:47:00 -
590:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そう言われると少し寂しくなった。でも、私達はもう別れるしかない。
私じゃアカンのやわ。私はあんたじゃないとアカンて思ってたのに。お互いスキすぎたんかな。2006-05-17 18:49:00 -
591:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
近くに大きな木があった。隼人は一人その木に向かって歩き、木に手をあてている。その木は、表面がつるつるだった。
ポケットからボールペンを取り出し、木に何か書いている。2006-05-17 18:52:00 -
592:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何してるん?』私が近寄ると隼人は木に何か掘っていた。
[〇年△月◎日隼人?サオリ]器用にこう掘ってあった。ズキッ…。胸が傷む―。
『後でここの場所教えたるからな。』『えっ?』2006-05-17 18:55:00 -
593:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ほんまは別れたくない。…でも、辛くなったら、俺頼れよ?ここ、来てお前の事思ってくれてる人がいる事忘れるなよ。』
声が奮えている気がした。『俺、ほんまに一番大切な物持ってへん奴やな。大切な人守れな、意味ないのに…。』2006-05-17 18:58:00 -
594:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何で私達はこんなにスキなのに、うまくいかなかったんやろう。
隼人に幸せにして欲しかった。隼人以外の人とは、こんなキモチにはなれへんよ。涙をこらえた。2006-05-17 19:02:00 -
595:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『帰るで。』隼人が冷たく言った。冷たくしてるだけなのは、わかってる。
私は振り返って、その木を目に焼き付けた。
ありがとう。隼人。2006-05-17 19:09:00 -
596:
まぁ?
あ-げッ????
2006-05-18 03:36:00 -
597:
まぁ?
あげッ?
2006-05-18 16:09:00 -
598:
はにー
あげあげ
2006-05-18 18:24:00 -
599:
あい
意外な展開!?
早く読みたいです(*´Д`)2006-05-18 19:30:00 -
600:
?
あたしも早く?読みたい?だからァゲァゲ?
2006-05-18 21:20:00