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俺ら、いくらで買ってくれますか?

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  • 1:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
    紫苑、ヒカリ。
    たまには俺だって感慨深くなるさ。
    会いてぇな、お前らに。

    2005-11-09 22:42:00
  • 200:

    トウヤ

    思わずつばを飲み込み喉を鳴らす。
    それに気づいたのか気づいてないのか、紫苑が言葉を慎重に選ぶように話し出した。

    2005-11-30 05:42:00
  • 201:

    トウヤ

    ・・・昔々、ヒカリという小さな女の子がいました。ヒカリという名をつけたのは彼女の母親。ヒカリの家庭は裕福で、幸せそのもの。どんな境遇になっても、ヒカリの射す子でありますように。そう願ってつけられた名前でした。
    ある年のこと、会社を経営していた父親が不渡りを出し一人首をつっていました。
    それを見つけたのは3歳になったばかりのヒカリ。ヒカリは何がおこったかよく分かりません。
    母親にそれを報告すると、母親が肉の塊となった父のものに駆けつけていきました。

    2005-11-30 05:48:00
  • 202:

    トウヤ

    父親の不渡りの原因。それは母親の弟が勝手に父の名義で借金をつくり、飛んだこと。
    母は父親の親族、そして会社の社員たちの非難をいっせいに浴びました。
    母親の両親はとっくの昔に他界しており、味方についてくれる人など一人もいません。

    2005-11-30 05:51:00
  • 203:

    トウヤ

    生命保険も借金の返済や、社員たちへの分配に使われ母親とヒカリに残ったお金はまったくと言っていいほどありません。
    6畳一間の古いアパート。
    そこで暮らしていくのがやっとです。生活がついに追い詰められ、母親は夜働きに出ることにしました。

    2005-11-30 05:53:00
  • 204:

    トウヤ

    慣れない夜の仕事。手のかかる小さな子供。借金の返済。親戚からの冷たい仕打ち。
    残った母に頼るものなどありません。母親が精神的に苦しくなるのは時間の問題でした。
    最初は軽く叩かれる程度です。ご飯が抜かれる程度です。

    2005-11-30 05:56:00
  • 205:

    トウヤ

    ヒカリは母親のことが大好きだったので、なんとも思いませんでした。
    叩かれても、蹴られてもへっちゃらです。
    何をされてもニコニコ笑っています。だって泣いたら母親が悲しむと思ったから。

    2005-11-30 05:57:00
  • 206:

    トウヤ

    でもそれが母親には気に食わなかったようです。何をされても笑っているヒカリにどんどん虐待をひどくしていきます。
    でもヒカリはお風呂に顔を突っ込まれても、タバコの火を押し付けられても、大丈夫です。
    だって大好きな母親がソレをするときだけは自分の方を向いてくれるから。

    2005-11-30 06:00:00
  • 207:

    トウヤ

    そんな生活が何年も続きました。
    ヒカリは6歳になりました。
    ある日ヒカリが小学校から帰ると家に見知らぬ男と母親。
    今までも何人もの男がやってきてはいつの間にかいなくなるのでヒカリは気にもとめていませんでした。

    2005-11-30 06:03:00
  • 208:

    トウヤ

    しかし今日はなんだか様子が違います。
    母親が出て行ってしまいました。
    ヒカリは見知らぬ男と部屋に二人。

    2005-11-30 06:04:00
  • 209:

    トウヤ

    居心地が悪い気もしましたが、母親の連れてくる人に粗相は出来ません。
    早く母親が帰ってくることを祈っていました。
    「ヒカリちゃん…やんね?」
    男が話しかけてきたのでとりあえず小さな首を、コクンと振りました。

    2005-11-30 06:06:00
  • 210:

    トウヤ

    「おじさんと、少し遊ぼうか。お母さんはいいって言ってたよ?ヒカリちゃんはいい子だから、お母さんが悲しむようなことはせえへんよな?おじさんのいうこと聞けるな?」
    なんだか怖い気もしましたが母親が許可を出しているのだから、ニコニコしないといけません。
    するといきなり男がヒカリの小さな身体にのしかかってきました。

    2005-11-30 06:08:00
  • 211:

    トウヤ

    体重がヒカリの身体にかかり、息が出来ません。
    男の手がヒカリの体中に伸びていきます。
    気持ち悪くて叫びだしたくなりましたが、母親の怒った顔は見たくありません。
    だから…ずっと笑っていました。

    2005-11-30 06:10:00
  • 212:

    トウヤ

    男が白いものをヒカリの身体に出し、一息つくころに母親が帰宅しました。
    「どうやった?10万くらい出す価値あるやろ?こんな小さい体なかなかヤれへんで」
    「ほんまやなぁ。小さい子はいいわ!また金払うからよろしく頼むな」
    そんなやり取りをボーっと眺めていました。痛さに悲鳴を上げる身体を抱きながら。

    2005-11-30 06:14:00
  • 213:

    トウヤ

    それからは何度も何度もそんな事が続きした。
    見た顔もあれば、初めて見る顔もあります。けれどすることはみな同じでした。
    いつもヒカリは泣きませんでした。

    2005-11-30 06:16:00
  • 214:

    トウヤ

    中学校に上がるころにはすっかりその行為にも慣れていました。
    自分が10万で売られていることも知っていました。
    でも母親は大好きでした。
    昔はとても優しかった母。誕生日にケーキを焼いてくれた母。いつもニコニコしているヒカリをいい子だと褒めてくれた母。

    2005-11-30 06:18:00
  • 215:

    トウヤ

    ある日やってきた男はなんだか様子が違っていました。
    いつものような行為を始めるのではなく長い縄を取り出しヒカリを縛り上げます。
    食い込む縄は骨も肉も圧迫し、身体は悲鳴を上げています。

    2005-11-30 06:20:00
  • 216:

    トウヤ

    男はヒカリの身体を傷つけるのが楽しいのか、笑っていました。
    だからそれから起こる行為がどんなに痛いものであってもヒカリは笑っていようと決心しました。
    毎日のように身体を傷つけ弄ぶ男。

    2005-11-30 06:23:00
  • 217:

    トウヤ

    いつの間にか母親は帰ってこなくなりました。
    その代わりに、6畳のアパートに住み着いたのは男でした。
    もう学校も行けません。
    ただ、男が帰ってくるのを犬のように鎖に繋がれ待ち、繰り返される仕打ちを待つだけでした。

    2005-11-30 06:25:00
  • 218:

    トウヤ

    痛みはどんどんなくなっていきます。
    痛いなんて思っていたら、心が悲しくなるだけです。
    母親に売られた、という事実を認めてしまうだけです。
    痛いんじゃなく、気持ちいいんだ。そう思うことにしました。

    2005-11-30 06:27:00
  • 219:

    トウヤ

    16歳の時に裸同然で家を抜け出しました。
    男の行為がエスカレートし、何度か死、という言葉がよぎったからです。
    16の子供が一人で生きていく術はほとんどないに等しくて。

    2005-11-30 06:28:00
  • 220:

    トウヤ

    ヒカリに残ったものは、痛みを快感に変えてしまう身体だけだったのです。
    だから、この身体で生きていこう。そうヒカリは決めました。
    痛さを忘れていたら、いつか母親が帰ってくるのを期待して・・・。

    2005-11-30 06:30:00
  • 221:

    トウヤ

    「…トウヤ。コーヒー」
    その紫苑の言葉で現実に引き戻された。
    握りつぶした紙コップからコーヒーがこぼれ、派手にトウヤのジーンズにしみを作っていた。
    「今の話…」

    2005-11-30 06:36:00
  • 222:

    トウヤ

    「ほんとだよ」
    「緊急で運ばれた女性のお連れの方ですよね?処置が終わりました。もう面会できますよ」
    白衣を着た看護士が話をさえぎり、声をかけてきた。
    「分かりました。トウヤ、行こう」

    2005-11-30 06:39:00
  • 223:

    名無しさん

    2005-11-30 11:37:00
  • 224:

    みほ

    これって実話ですか?

    2005-11-30 14:54:00
  • 225:

    さく

    更新されてる?

    2005-11-30 14:55:00
  • 226:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2005-11-30 18:47:00
  • 227:

    名無しさん

    ?…?

    2005-12-01 01:54:00
  • 228:

    名無しさん

    あげ??

    2005-12-02 09:04:00
  • 229:

    さく

    アゲッ

    2005-12-02 12:42:00
  • 230:

    名無しさん

    2005-12-02 14:32:00
  • 231:

    名無しさん

    気になりゅ???

    2005-12-02 14:44:00
  • 232:

    さく

    待ってます

    2005-12-02 19:04:00
  • 233:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    なかなか毎日更新できず申し訳ないです。
    さくさん、いつもありがとうございます。
    みほさん、コレはフィクションです。一応登場人物は実在人物を参考にはしていますが、脚色がおおいです。
    名無しの皆さん、見てくださってありがとうございます。なかなか毎日更新できず心苦しいです。気長に見てやってください。

    2005-12-03 07:18:00
  • 234:

    トウヤ

    白くて無機質な個室のドアをあけると、ベッドに横たわるヒカリがこちらを見た。
    顔は青白かったが、意識はしっかりしているようだ。右手は点滴に繋がれている。
    「ヒカリ、どう〜??またやったんだって?こんななってちゃダメじゃん」
    さっきの感じとはうって変わって、すこぶる明るく紫苑が話しかけた。

    2005-12-04 08:07:00
  • 235:

    トウヤ

    申し訳なさそうなに、ヒカリが少し笑う。
    「ごめんな。また…迷惑かけてもうたな。トウヤもごめんね??」
    そう声をかけられて、かたがビクッとなった。
    「お…おうっ!!体調はどうだ?」

    2005-12-04 08:09:00
  • 236:

    トウヤ

    しまった、声がおかしかったか…。
    個室用に設けられた椅子に座りながら、なんて声をかけていいのか必死に頭を回転させる。
    ぎこちない感じが彼女に伝わってないだろうか?
    引いた…というよりも、驚きと同様がトウヤの頭を支配している。

    2005-12-04 08:12:00
  • 237:

    トウヤ

    「僕、お医者さんに話し聞きに行って清算とかしてくるね〜」
    そういい残し、紫苑が静かに席を立った。
    沈黙。
    開けた窓から風が吹き込み、カーテンをなびかせる。

    2005-12-04 08:15:00
  • 238:

    トウヤ

    「…その様子やったら、紫苑に聞いたんかなぁ?」
    すこしうつむきながら。フフっと自嘲気味に笑った。
    「ゴメン」
    何を謝る事があるのかそれさえも分からなかったが、謝罪の言葉が口から出た。

    2005-12-04 08:17:00
  • 239:

    トウヤ

    なんだか聞いてしまったことが申し訳ないような気がした。
    「なんで謝るん?謝る必要ないやろ?」
    いつものように優しく響くヒカリの声。
    押し殺したような、優しくかぶせかけるようなヒカリの声。

    2005-12-04 08:18:00
  • 240:

    トウヤ

    不意に涙が頬を伝った。
    泣いている自分に驚く。
    「何を泣いてるんねん男の子が。ビックリさせたんやな。こっちこそゴメンな?変な身体に育ってしまってん。でも大丈夫やで?あたしは大丈夫」
    そう言いながら点滴のついていない左手で、優しくトウヤの頭を撫でた。

    2005-12-04 08:21:00
  • 241:

    トウヤ

    「トウヤは優しい子なんやね。人のことで涙を流して…。泣かんでもいいよ。もう大丈夫やからね」
    優しい羽毛のような言葉と、血の気を失い、少し冷たくなった手がなんとも言えず心地よかった。
    たったそれだけの行為が、トウヤの心に響く。

    2005-12-04 08:23:00
  • 242:

    トウヤ

    「聖母」という人がこの世の中にいたとしたら、それはこういう人のことを言うんだろう。
    どっちがお見舞いに来ているのかコレじゃ分からない。
    「…いろいろ聞いた。正直驚いた。…でもヒカリが無事でいてよかった。心配した」

    2005-12-04 08:25:00
  • 243:

    トウヤ

    嘘偽りなく。
    出会ってたった2ヶ月だ。
    でもいつの間にかすごくすごく大事だ。
    …俺は2ヶ月前、出会ったのではなく本当に拾われたんだ。…聖母に。自分の血を流す聖母に。

    2005-12-04 08:27:00
  • 244:

    さく

    更新されてたっ?気長に待ってます!!

    2005-12-04 08:50:00
  • 245:

    名無しさん

    おもしぃろい(*´ω`*)気長に更新待ってます?

    2005-12-04 12:29:00
  • 246:

    名無しさん

    2005-12-04 14:15:00
  • 247:

    名無しさん

    ???

    2005-12-05 01:00:00
  • 248:

    アゲ〜!!

    2005-12-05 23:45:00
  • 249:

    名無しさん

    2005-12-07 12:29:00
  • 250:

    名無しさん

    ?

    2005-12-09 17:56:00
  • 251:

    名無しさん

    まだかな?

    2005-12-10 00:58:00
  • 252:

    名無しさん

    書かないんσ(^_^;)?

    2005-12-10 02:50:00
  • 253:

    名無しさん

    書ぃてくださぃっ(>_

    2005-12-10 03:24:00
  • 254:

    名無しさん

    2005-12-10 04:04:00
  • 255:

    いくらで?

    100円。

    2005-12-10 04:33:00
  • 256:

    なこ

    アゲます??

    2005-12-12 07:35:00
  • 257:

    さく

    あげ

    2005-12-13 13:50:00
  • 258:

    名無しさん

    age

    2005-12-14 06:32:00
  • 259:

    名無しさん

    続き楽しみにしてます?完結させてくださいね?

    2005-12-14 19:05:00
  • 260:

    ?

    これぉもろィから
    書いてやァ?

    2005-12-15 11:45:00
  • 261:

    ☆彡

    頑張って(´∀`)♪

    2005-12-15 12:34:00
  • 262:

    名無しさん

    続き読みたいよ?頑張って?

    2005-12-15 13:22:00
  • 263:

    名無しさん

    早くよみたぃよー

    2005-12-16 04:00:00
  • 264:

    ☆彡

    待ってマァ〜ス(*^▽^)ノ

    2005-12-16 04:26:00
  • 265:

    名無しさん

    2005-12-16 09:51:00
  • 266:

    トウヤ

    気づいたら10日も放置していました…。
    気長に待っていてくれた皆様、あげてくれた皆様、心から感謝いたします。

    2005-12-17 10:22:00
  • 267:

    トウヤ

    会計を済ませ紫苑が戻ってきた。
    「もう帰れるってさ〜ヒカリは大丈夫?」
    「うん、点滴も終わったことやし、なんかお腹すいたかも知れへん。なんか食べて帰ろうや」
    まるで二人を安心させるかのような微笑み。

    2005-12-17 10:25:00
  • 268:

    トウヤ

    それでも少し安心できた。
    「もうお昼だし、こんな時間に3人でご飯行くのとか初めてだな。どこ行こうか。でも病み上がりなんだし、あんま重たいのよりは軽いご飯のほうがいいんじゃないか?」
    「そうだよね〜。んじゃお鍋でも行こうよ。外寒いしさ。暖まっていこう!」

    2005-12-17 10:27:00
  • 269:

    トウヤ

    3人で鍋をつつき、自分の部屋に戻ってきたのは昼の2時を少し過ぎたところだった。
    毛布に包まり、目を瞑る。
    トウヤは自分が恥かしかった。

    2005-12-17 10:29:00
  • 270:

    トウヤ

    自分の生い立ちが不幸だと思い、それのせいにして人生をかまけていた自分を恥じた。
    あんなに大変な思いをし、今でももがき苦しみながら生きている。
    どうしてあんなに笑っていられるのか。
    どうしてあんなに安らかなのか。

    2005-12-17 10:32:00
  • 271:

    トウヤ

    辛い経験が彼女をわざと優しくしているのなら、そんな皮肉なことはない。
    包み込んでくれるのは、ほんとは自分が包み込んで欲しいのからかもしれない。

    2005-12-17 10:34:00
  • 272:

    トウヤ

    それでも。
    それでも彼女は笑う。
    ヒカリのことを考えるとなかなか寝付けない。
    彼女を守りたい。彼女を救いたい。

    2005-12-17 10:35:00
  • 273:

    トウヤ

    うっすらと差し込む日の光を浴びながら、トウヤは祈るようにそう思った。
    とん、とん。
    ためらうようなドアのノックの音。

    2005-12-17 10:37:00
  • 274:

    トウヤ

    「トウヤ。僕、いい?」
    「紫苑?あぁまだ起きてる。大丈夫だ」
    白のバスローブの裾には金の刺繍が施してある。
    紫苑には少し大きなサイズ。でもそれは紫苑によく似合っていた。

    2005-12-17 10:39:00
  • 275:

    トウヤ

    「眠れないの?」
    自分からたずねてきておいてよく言う。自分のほうが眠れない、というのは紫苑の顔を見たらすぐに分かった。
    「どうした?とりあえず座れよ。なんか飲むか?」
    「ううん。いい。ちょっと話しておきたいことがあってさ」

    2005-12-17 10:42:00
  • 276:

    トウヤ

    「ヒカリの事か?」
    「分かってるじゃん」
    あくまで無表情。
    「ヒカリがどうしたんだ?そんな深刻そうな顔して」

    2005-12-17 10:43:00
  • 277:

    トウヤ

    紫苑の綺麗な目がトウヤの視線を釘付けにする。
    「唐突なんだけど。ヒカリの事好き?」
    強い視線と視線がぶつかり合った。
    とっさに身構えてしまう。

    2005-12-17 10:45:00
  • 278:

    トウヤ

    「なんだよ急に。普通に大事に思ってるよ。じゃなきゃ一緒に住んだり出来ないだろ?」
    「茶化さないで。分かってるだろう?質問の意味を。ちゃんと教えてよ」
    いつにも増して深くてにぶい輝きを放つ瞳。
    「…答えてどうなる。」

    2005-12-17 10:47:00
  • 279:

    トウヤ

    図星をつかれ、つい口調が荒くなってしまった。
    「答えて」
    真っ直ぐにトウヤを睨み付けてくる。蛇ににらまれたかえるのように動けなくなる。
    「…守ってやりたい。抱きしめてやりたい。今までのこと忘れさせてやりたい。もう、傷つく事のないようにしてやりたい」

    2005-12-17 10:50:00
  • 280:

    トウヤ

    「でもヒカリは、強く抱きしめたらガラスみたいに粉々に割れてしまいそうで。怖いとも思う。この感情は本当だ。それは好きだという事なのかもしれない」
    言ってしまってから、自分のヒカリに対する感情がこんなにも強いものだと始めて気がつく。
    トウヤ自信も驚いていた。

    2005-12-17 10:53:00
  • 281:

    名無しさん

    続き楽しみにしてたねん!がんばってねぇ。早く続き読みたいです

    2005-12-17 21:43:00
  • 282:

    名無しさん

    2005-12-18 08:26:00
  • 283:

    名無しさん

    続き頑張って下さいね☆

    2005-12-18 17:48:00
  • 284:

    ☆彡

    ホント頑張ってくださぃ!!!(*о*)!!!

    2005-12-20 04:09:00
  • 285:

    ?

    マィペースに空いた時間にでも続き書いてネ?楽しみにしてマス?

    2005-12-21 13:03:00
  • 286:

    さく

    楽しみにしてますよ☆

    2005-12-22 12:27:00
  • 287:

    名無しさん

    あげ

    2005-12-22 18:12:00
  • 288:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    少しですが更新します★

    2005-12-23 23:42:00
  • 289:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    ただ黙って聞いていた紫苑が黙ったままトウヤのタバコを静かに口に運び、白くて濃い煙を吐き出した。
    こんな時なのに、こいつタバコ吸えるんじゃないかよ。なんてどうでもいい事を考えてしまった。

    2005-12-23 23:47:00
  • 290:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「安心したよ」
    まるで自分に言い聞かせるように、小さな声の呟き。「安心?意味が分からねぇよ。なんでそんな事を聞くのかも、それで安心するのかも」

    2005-12-23 23:51:00
  • 291:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「紫苑がヒカリの事が好きで今のうちに俺を牽制しときたい!とかなら意味も分かるさ。でもなんで安心した…なんだ?ヒカリもそうだったけど、おまえも謎っていうか俺に隠してること多すぎる。そんなに信用ねえのか?俺は」

    2005-12-23 23:54:00
  • 292:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    感情的になる俺をただ紫苑は茫然と見る。
    色のない瞳で。 
    煙草の灰が落ちかけて、ようやく焦って灰皿に灰を落とし、もう短くなっていた煙草の火を押しつけ消した。

    2005-12-23 23:58:00
  • 293:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「…なんて言うかさ。うれしさ半分、辛さ半分なんだよね」
    ゆっくり天を仰ぐ。
    何かを悟ったような、諦めたような哀しい表情。

    2005-12-24 00:00:00
  • 294:

    さく

    あげときますっ☆

    2005-12-25 23:37:00
  • 295:

    さく

    あげあげ☆

    2005-12-28 14:22:00
  • 296:

    名無しさん

    2005-12-28 16:37:00
  • 297:

    さく

    あげ★

    2005-12-31 03:32:00
  • 298:

    名無しさん

    さくってのウザい

    2005-12-31 03:48:00
  • 299:

    さく

    はぁ?黙れやブサイクワラ

    2005-12-31 03:55:00
  • 300:

    名無しさん

    わかる−うざいで−。ブスとかそんなん見たこともないのによ−ゆ−な自分のこと棚に上げて。

    2005-12-31 05:08:00
  • 301:

    名無しさん

    あげ★☆
    読みたい??

    2006-01-04 13:58:00
  • 302:

    さく

    黙れとか入れたんウチちゃうでー。

    2006-01-05 01:04:00
  • 303:

    名無しさん

    2006-01-05 05:20:00
  • 304:

    名無しさん

    2006-01-05 05:46:00
  • 305:

    にゃぁ

    あげ??主サン頑張って続き書いてください??この小説おもしろくて好きです?

    2006-01-07 02:28:00
  • 306:

    名無しさん

    2006-01-07 03:21:00
  • 307:

    名無しさん

    ?

    2006-01-10 04:55:00
  • 308:

    かかへんの?読んでるのに。。更新まってるのに

    2006-01-17 15:45:00
  • 309:

    名無しさん

    2006-01-18 00:24:00
  • 310:

    あゃ

    ??

    2006-01-18 13:47:00
  • 311:

    ☆ぇり☆

    書いてくれるの待ってるから書いてねぇ(∋_∈)続き読みたい☆

    2006-01-18 19:11:00
  • 312:

    名無しさん

    ??

    2006-01-18 23:33:00
  • 313:

    名無しさん

    あげ

    2006-01-19 16:33:00
  • 314:

    トウヤ

    ちょっと仕事が落ち着いてきたのでかなり久しぶりになりますが書かせてもらいます。
    待っていてくれた方々、遅くなってすいませんでした。
    また良かったら覗いてやってください。

    2006-01-25 12:27:00
  • 315:

    トウヤ

    「僕の家は代々官僚とかそういう家庭で僕も小さいころから英才教育っての?受けて育ってきたんだ。父親は財務省の官僚。母親は旧財閥のお嬢様。昼はお手伝いさんが付き、何から何まで世話を焼き、付属の学校へは専属ドライバーが送り迎え。家に帰ると家庭教師が付き勉強や習い事だ。毎日毎日。友達といえる人はいなかった。同じ学校には選び抜かれた2世、3世のエリートたちが新時代を担うべく勉強に明け暮れていたよ。・・・いつも醒めた目で見ていた」

    2006-01-25 12:38:00
  • 316:

    トウヤ

    紫苑の物腰の柔らかさや、どこか品の良さを隠せない立ち振る舞い。
    それを聞くと妙に納得できた。

    2006-01-25 12:40:00
  • 317:

    トウヤ

    「何一つ不自由のない生活。逆らう人はいない、欲しい物は手に入る。でも一つ。僕には自由がなかった。16になるとともに父親に頼みマンションをもらった。自立心を付けたいんだ!!と語るとすぐに了承してくれた。」

    2006-01-25 12:44:00
  • 318:

    トウヤ

    「ヒカリに出会ったのはちょうどその頃だ。家を出た僕は自由さにはしゃぐとともにそれでも家という呪縛に断ち切れないでいた。すごい雨の日だった、タクシーに乗り家へと急いでいると、マンションの近くの公園にうずくまっている女の子を見つけた。それがヒカリだった」

    2006-01-25 12:48:00
  • 319:

    名無しさん

    2006-01-25 12:52:00
  • 320:

    トウヤ

    =ヒカリ・紫苑16歳=
    その子は、公園の片隅のベンチにいた。まるで外の雨なんかその子の周りにだけ降っていないように傘も差さずにただうずくまっていた。
    かわいらしい、子だ。

    2006-01-25 13:59:00
  • 321:

    トウヤ

    興味本位に声をかける。
    「雨降ってるよ、風邪引くよ」
    反射的にその子がこちらを向いた。
    「ええねん、別に…」

    2006-01-25 14:00:00
  • 322:

    トウヤ

    関西弁。
    驚くような事もせず、うつろな眼でこちらを見据えた。
    ぐしょぐしょになった髪。体。手荷物はなかった。

    2006-01-25 14:01:00
  • 323:

    トウヤ

    その時俺は16歳、うるさい環境から抜け出し、一人暮らしを満喫していた。
    外の世界は驚くほど自由で、それなりに仲の良い悪友にも囲まれ、金と美貌に有り余った俺はそこそこオンナも知っていた。
    「ねぇ、うちにおいでよ。うち一人暮らしだし、ご飯食べよう?行く所ないんじゃないの?」

    2006-01-25 14:04:00
  • 324:

    トウヤ

    別に何の意味もない。
    時々行く所のないオンナを拾っては、自分の自由にし、飽きたら捨てる。
    あえていうなら育成ゲームか。

    2006-01-25 14:06:00
  • 325:

    トウヤ

    「ね?大丈夫だから」
    綺麗な顔の僕に誘われ断る女なんて一人もいない。
    「…いいの?」
    そのオンナの子も黙って腰をあげた。

    2006-01-25 14:07:00
  • 326:

    トウヤ

    新しいおもちゃの誕生だ。
    お風呂に入れ、ハウスキーパーが作ってあった温かいご飯を食べさせた。
    「おいしい?ねぇ、どこから来たの?家出?」

    2006-01-25 14:08:00
  • 327:

    トウヤ

    「大阪。帰るとこないねん…」
    にこりとも微笑まず、ただ悲しそうに女の子は呟いた。
    「大阪かぁ〜僕行ったことないな。そうだよかったらしばらく家にいなよ!君さえ良ければ…え〜っと…」
    「ヒカリ」

    2006-01-25 14:10:00
  • 328:

    トウヤ

    「ヒカリちゃん、ね?」
    「…ありがとう」
    ここまでくればしめたものだ。
    風呂に入れ化粧をさせ、綺麗な服を着せると思っていたより美人だ。

    2006-01-25 14:12:00
  • 329:

    トウヤ

    さて、仲間にメールを打つ。
    『あたらしいオモチャGET☆今夜とりあえず味見してみる。よかったらそっちにもまわすね♪』
    恒例になっていた。

    2006-01-25 14:13:00
  • 330:

    トウヤ

    拾ってきた女はみんなの遊び道具だ。
    感慨なんてものはなかった。
    オンナも拾ってもらえ、綺麗な服、温かい布団、美味しいものを食べさせてもらえる。
    最初は泣くものの、最後はみんな笑顔だ。

    2006-01-25 14:15:00
  • 331:

    ?ゅ??

    L1ま一気に読んだょ?続き読みたぃ??

    2006-01-25 15:43:00
  • 332:

    トウヤ

    みんなが冗談めかして、オンナが髪を振り乱しながら僕を鬼だといった。
    でもいい子で秀才の僕にとっては小気味良い勲章。

    2006-01-25 17:17:00
  • 333:

    トウヤ

    ヒカリはリビングのソファにもたげボーっとTVを眺めていた。
    どうせ大阪の実家から家出してきただけの少女だ。
    何かしたところでどうなるわけでもない。

    2006-01-25 17:33:00
  • 334:

    トウヤ

    TVを消し、電気を落とし、ヒカリに覆いかぶさった。
    声も上げない。
    嫌がる様子もない。
    なんだ。こいつはこうやって男の家を渡り歩いてきたんだ…。

    2006-01-25 17:35:00
  • 335:

    トウヤ

    そう思うと無性に腹が立った。
    自分の身体を粗末に扱うバカオンナだ。
    無意識に手つきが乱暴になる。

    2006-01-25 17:37:00
  • 336:

    トウヤ

    抵抗もしない。
    反応もしない。
    人形を抱いているみたいで気味が悪かった。

    2006-01-25 17:38:00
  • 337:

    トウヤ

    事が終わり電気をつけた瞬間ヒカリの体身体が紫苑の眼に焼きつく。
    さっきまで抱いていて体が光に照らされた。
    言葉を失う。

    2006-01-25 17:39:00
  • 338:

    名無しさん

    2006-01-26 03:02:00
  • 339:

    名無しさん

    2006-01-26 15:02:00
  • 340:

    名無しさん

    2006-01-26 16:03:00
  • 341:

    名無しさん

    続き待ってます☆

    2006-01-26 18:57:00
  • 342:

    名無しさん

    あげ

    2006-01-27 15:13:00
  • 343:

    りぃ

    ガンバってね☆彡

    2006-01-31 14:12:00
  • 344:

    名無しさん

    書いてほしぃ☆

    2006-02-05 05:57:00
  • 345:

    名無しさん

    これって主!?IPちゃぅくなぃ?

    2006-02-05 12:32:00
  • 346:

    名無しさん

    あげ

    2006-02-07 14:59:00
  • 347:

    名無しさん

    ipちゃぅしトリップついてなぃから偽やろ★

    2006-02-08 16:11:00
  • 348:

    名無しさん

    もし主が違うくてもおもろくなぃ?

    2006-02-08 17:07:00
  • 349:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    お待たせしてます。
    混乱させて申し訳ありませんが、携帯とPCで書いていますので両方主です。
    ほんとうに不定期な書きこみですがよければお付き合いください。

    2006-02-08 17:27:00
  • 350:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    傷…疵…キズ…。
    切り傷?火傷?あざ?
    ヒカリの身体の華奢なラインには無数の傷跡が残っていた。
    明らかに故意に誰かにつけられたものだ。

    2006-02-08 17:30:00
  • 351:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    びっくりして声も出せない紫苑に気を使ったのか、ヒカリがシーツで自分の身体を隠す。
    「ゴメンな、気持ち悪いやろ??これでもだいぶマシになったんやけどな」

    2006-02-08 17:33:00
  • 352:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「な…なんでそんな傷…事故とかじゃないよね?誰がそんなこと…女の子なのに」
    動揺していた。
    聞くべき事なのかそうじゃないかという判断さえ冷静に下せないくらいに。

    2006-02-08 17:36:00
  • 353:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    その晩ゆっくりとヒカリの口からこぼれ落ちる凄惨な言葉と事実に紫苑は自分の耳を疑う。
    そんな親がいることに、そんな境遇の人間がいることに、そんな人々がいるということを想像すら出来なかった自分の甘さと無知を疑った。

    2006-02-08 17:42:00
  • 354:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    終始うっすらと微笑みを崩さず、まるで眠れぬ子供にお伽話を聞かせる母親のようなヒカリ。
    でもそれはお伽話でなく自分の痛々しい真実。

    2006-02-08 17:45:00
  • 355:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「…人にこんな話が出来るとは思わへんかったわ。やさしい人なんやね、聞いてくれてほんまありがとう」
    そんな事…。
    不意に涙が伝う。

    2006-02-08 17:48:00
  • 356:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    あふれる涙は止まらない。嗚咽を堪えられない。
    自分がなぜ泣いているのか、なぜこんなに悲しいのか。
    紫苑にはよく分からなかった。

    2006-02-08 17:50:00
  • 357:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    気が付くとヒカリの腕に包まれていた。
    優しく暖かい体温。
    ヒカリの中でぐちゃぐちゃになるまで。
    涙がシーツに大きなしみを作っていた。

    2006-02-08 17:53:00
  • 358:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    翌月、二人は家を出る。
    幸いなことに綺麗な容姿の紫苑にはいくらでもめんどうを見てくれる人がいた。自分の身体を売ること、それでヒカリをもう誰にも傷つかせないように守りたい。

    2006-02-08 18:04:00
  • 359:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    どんな事をしても。
    ヒカリを守っていかないと。
    あれから二人に身体の関係はない。
    彼女でもない。

    2006-02-08 18:06:00
  • 360:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    愛情、敬愛、保護。
    紫苑にとってヒカリは聖母のような存在だった。
    マリアさまを守る騎士になりたい。

    2006-02-08 18:08:00
  • 361:

    名無しさん

    また待ちぃ?

    2006-02-09 19:19:00
  • 362:

    名無しさん

    http://vl-o-l.jp/gaogaojgmjgp/

    2006-02-09 22:51:00
  • 363:

    名無しさん

    あげ

    2006-02-12 00:54:00
  • 364:

    2006-02-14 17:00:00
  • 365:

    名無しさん

    待ってます

    2006-02-20 13:14:00
  • 366:

    ?ヒメ?

    これホンマぉも∪ろぃ??一気に読みま∪た??
    続き楽∪みに待ちます?

    2006-02-24 09:58:00
  • 367:

    名無しさん

    2006-02-25 01:56:00
  • 368:

    名無しさん

    あげ

    2006-02-25 22:47:00
  • 369:

    名無しさん

    おもしろい!

    2006-02-28 11:13:00
  • 370:

    名無しさん

    気になる!

    2006-02-28 22:31:00
  • 371:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-01 10:58:00
  • 372:

    名無しさん

    ?????しおり????

    2006-03-02 05:33:00
  • 373:

    トウヤ

    毎度毎度お待たせしています。
    それでもこんな風にみて下さってありがとうございます★

    2006-03-02 06:22:00
  • 374:

    トウヤ

    >369の続き
    二人で住むのには狭くて汚い1DKの部屋。
    戸惑いながら。手探りながら。

    2006-03-02 06:24:00
  • 375:

    トウヤ

    「ヒカリ〜帰ったよ!」
    「お帰り〜今日なスーパーで豚肉安かってん。紫苑生姜焼き食べれるやんな??」
    「好きすき!!おいしそうじゃん、いただきま〜す…」

    2006-03-02 06:26:00
  • 376:

    トウヤ

    「……なにこれ」
    「いや生姜焼きや言うてたやん、むしろそれ以外何に見えるん?」
    「違うよ!なんかタレが!!関東の生姜焼きは甘辛いタレじゃなくてシンプルに塩コショウと生姜のみで味付けるんだよ〜」
    「そんなん邪道やん。この甘辛いタレがあってこその生姜焼きやろ!」

    2006-03-02 06:29:00
  • 377:

    トウヤ

    たわいない会話の幸せ。
    家に帰ると普通の同棲カップルみたいな平凡な毎日。
    贅沢なわけでも華美なわけでもない。

    2006-03-02 06:31:00
  • 378:

    トウヤ

    ただ違っていたのは、彼の職業が「若いツバメ」でそして彼らは恋人同士でない、という事。
    それでも騎士は忠実に聖母を守るべく歯を食いしばって耐える。

    2006-03-02 06:33:00
  • 379:

    トウヤ

    男色のヤクザ。
    3Pじゃないと満足出来ない風俗嬢。
    小水を飲む奥様。

    2006-03-02 06:35:00
  • 380:

    トウヤ

    紫苑の客はひと筋縄ではいかない客ばかりであった。
    1時間2万円。
    それがその時の紫苑の「値段」

    2006-03-02 06:37:00
  • 381:

    トウヤ

    2万円をくれる人ならすべての人がお客様。
    嫌もクソもない。
    それでも家に帰ると安穏とした空間がある。
    親元にいた時と比べると忙しく嫌な仕事をしているのに関わらず、心はひどく穏やかだった。

    2006-03-02 06:40:00
  • 382:

    名無しさん

    2006-03-02 14:13:00
  • 383:

    名無しさん

    トリップなし、偽物だ?

    2006-03-04 02:01:00
  • 384:

    PCと携帯使ってる言ぅてたし偽か分からんゃん☆

    2006-03-04 06:23:00
  • 385:

    名無しさん

    2006-03-04 12:13:00
  • 386:

    名無しさん

    2006-03-04 12:14:00
  • 387:

    名無しさん

    2006-03-04 12:15:00
  • 388:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    見てくださってありがとうございます。↑のかたがおっしゃってくれたように、PCと携帯で書いているのでトリップ付いてないときもありますが、御了承ください。

    2006-03-04 18:10:00
  • 389:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「きゃぁぁぁぁ…ッ!!」
    狭い部屋にヒカリの悲痛な叫びが響く。
    「大丈夫、大丈夫だから!ヒカリ!僕が横にいるから!!」

    2006-03-04 18:10:00
  • 390:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    ヒカリは真っ青な顔でガタガタ震え、額には汗がにじみ出ていた。
    何度目だろうか。
    突然フラッシュバックのように悪夢にうなされる。

    2006-03-04 18:12:00
  • 391:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    それでも今日はマシなほうだ。
    何日か前など気付くのが少し遅れ、ヒカリは包丁で自分の太ももに何ヶ所も痛々しい傷を作っていた。

    2006-03-04 18:15:00
  • 392:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    こんな遠い場所にいてなおヒカリを傷つけるのか。
    ヒカリをここまで追い詰めた奴らに、そしてこれ以上救うすべのない自分自身がやるせなくてしかたなかった。

    2006-03-04 18:18:00
  • 393:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「なぁ、紫苑話しあるねんけどちょっといい?」
    もうすぐ日の落ちそうな午後。窓からはこの街で一番大きなタワーが夕日を浴びてより一層赤く染まる。

    2006-03-04 18:21:00
  • 394:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「改まってどうしたの?」
    そう言いつつも嫌な予感がする。
    「仕事の事なんやけど…あたし紫苑がどういう事してあたしを養ってくれてるか知ってるねやん」

    2006-03-04 18:23:00
  • 395:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    思わずうつむく。
    ヒカリには仕事の事を一切告げていなかった。
    それはもちろん、ヒカリに罪悪感を与えたくなかったからだ。
    賢しいヒカリの事。事実を知れば身を退くだろう。

    2006-03-04 18:25:00
  • 396:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    何としてでもそれだけは避けたかった。
    ヒカリのためでもあるし、紫苑自身のため。
    せっかく生きる糧を意味をもらったのだ。

    2006-03-04 18:27:00
  • 397:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    ヒカリを護りたい。
    何かをしたいなんて気持ちになれた事が紫苑にとっと奇跡。
    それがなくなればまた元通りだ。

    2006-03-04 18:29:00
  • 398:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「僕自身が僕の意志で、ヒカリを護りたいと思ってるんだ。そのために手段を選ぶつもりはない」
    「……なんであたしのためにそこまでしてくれるんか、よく分からへんねん」

    2006-03-04 18:31:00
  • 399:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「でもな、一つ覚えてて欲しいんが、紫苑があたしの事をそう思ってくれてるようにあたしも紫苑のこと思ってる」
    「……ヒカリ」

    2006-03-04 18:33:00
  • 400:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    「それにな、ずっと考えててん。あたしもこんな体治したいんやんか。この先ずっと自分自身に傷つけられて、生きたくない………だから…あたしも働く。ショック療法や」

    2006-03-04 18:37:00
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