小説掲示板━続・傷跡━のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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━続・傷跡━

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  • 1:

    理都

    完結まで、宜しくお願いします?
    ━傷跡━初めからはこちらです→http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1133335290/-5

    2006-01-04 03:52:00
  • 2:

    名無しさん

    ????????????頑張ってねェェ(?・?・)??????????????

    2006-01-04 04:14:00
  • 3:

    ?リぃ?

    理都たン?
    きLlてぇ(?・3・?)リぃ9ロロヶ"ッ?したね?ン??{{きもッ??
    ちょッとブリッ仔したッたあ????しかも?絵文字?トヵ適当に打ッたらこンなンになるで??ケラ???
    とリまぇずぅ?(?∀艸*)?新スレおめれとッ????おぅえンしとォ-ヵラ?+゚
    頑張ッてにッ???

    2006-01-04 04:23:00
  • 4:

    名無しさん

    りぃしつこい

    2006-01-04 05:14:00
  • 5:

    ?リぃ?

    4さんなにがひつこいん??

    2006-01-04 05:19:00
  • 6:

    りり

    ぁけぉめデス☆陰ながら応援してます(´∪`●)すごぃキュンッって切なくなる(>∀

    2006-01-04 08:46:00
  • 7:

    理都

    2番サン、早速の応援?ありがとう??
    りぃチャン、移動?してきてくれて嬉しいデス?
    しかも900GET?してくれたんやね?m(*oωo)m
    こっちでもヨロシクね??
    りりチャン、明けましておめでとう☆こっちに来てくれてありがとう!完結までどうぞヨロシクです(。_。*)

    2006-01-04 09:35:00
  • 8:

    理都

    夜は接続が悪いので、少し書いていきます。

    2006-01-04 09:36:00
  • 9:

    理都



    電話から、三週間―。
    もうすぐ、約束の一ヵ月。電話は、今日も… ない。

    2006-01-04 09:39:00
  • 10:

    理都


    【バタンッッッ――――。】
    「ただいまぁ!!」   『あっ、龍二おかえりぃー‥‥‥ってえっ!??』        
    何その格好・・・・!!?

    2006-01-04 09:47:00
  • 11:

    理都

    『アンタそれ……一体どないしたんっ!?』
    龍二は、顔や腕には擦り傷だらけ。足には包帯を、ぐるぐる巻きにしていた…。    
    「いや、ちょっと現場から落ってもてなぁ〜。俺とした事が…とちったわ☆」
    『……落ちたって。足、どうなっとんっ!?』
    「足は、打撲と内出血がヒドかったから一応手当てしてもらっとるけど、折れてないから大丈夫やで。あの状況で折れんかったんは、奇跡や言われたわー。笑」

    2006-01-04 10:04:00
  • 12:

    理都

    『……そう…なんや。』 良かった‥‥‥。        
    「…よっっと!」
    包帯で膨れ上がった足を引きずりながら、 龍二は玄関から部屋へと入っていった。

    …龍……二。

    2006-01-04 10:10:00
  • 13:

    理都

    冷めきってしまった肉じゃがを、もう一度温め直す。コトコトコトコト……

    「理都、俺な…明日も出勤なってもてん。」

    『‥‥‥え????』

    2006-01-04 10:18:00
  • 14:

    あぃ

    りっちゃん?おはよ?朝から小説書いてくれてありがとう?今日なら仕事なら頑張ってね??寒いから風邪引かないようにね?続きの小説楽しみにしてるし?応援?してるから頑張ってなぁ???????

    2006-01-04 10:36:00
  • 15:

    奈美

    久々のカキコ_?ですぅ?
    相変わらず毎日更新楽しみにしてます?
    ここまで来たら絶対完結まで読むωで頑張って?さぃ?

    2006-01-04 11:31:00
  • 16:

    理都

    あぃチャン、優しいお言葉?いつもありがとう??中途半端なトコでごめんなさい?また書きますね?

    奈美チャン、明けましておめでとう☆また、読んでくれて嬉しいです。完結まで、どうぞお付き合い下さい(。_。*)

    2006-01-04 13:04:00
  • 17:

    ???

    頑張って?

    2006-01-04 14:47:00
  • 18:

    ?聖?

    初?デスο理都??ぁ‐∪毎回その日の終了部分とかぁぁ??読ωτ゙る途中τ゙も、どω?次がメチャ気になっτωねω??
    友達と2人τ゙仕事の休憩時間に『更新されτる?』とか言ぃぁぃっこ∪τ見τるωょ??
    ぁ‐∪も友達も基本?する子ちゃぅケド?毎日チェック∪τ読ωτ゙るから頑張っτねぃ??

    2006-01-04 16:21:00
  • 19:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-04 19:24:00
  • 20:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-04 22:19:00
  • 21:

    理都

    ???チャン、頑張りマス?ありがとう?
    聖チャン、初?ありがとうございます? お友達と毎日読んで頂けてるなんて…?嬉しい限りです(;_;)?
    期待に応えれるよう頑張りますので、どうぞ最後までお付き合い下さい??
    19サン、20サン、ありがとう?

    2006-01-04 23:10:00
  • 22:

    理都


    少しずつですが、更新?していきます。

    2006-01-04 23:14:00
  • 23:

    理都

    『なんでなんっ…!?ってか、そんな足で無理に決まってるやん!!!』
    仕事なんか、出来るワケない‥‥。
    「折れてないし、上の足場で作業する分には問題ないで。さすがに、下で動くんは厳しいけどな。苦笑」
    『でもっ……明日、日曜日やで?アンタ、ここ最近毎週出てるやん!?交代制やろ?たまには、休みもらってもいーんちゃうん…?』

    2006-01-04 23:25:00
  • 24:

    理都

    「まぁ、親方に働きたいって言ってるんは俺やから…。」

    『え!?人が足りひんのじゃないん…?』
    「内容的には、現人数で回そうと思えば回せる仕事やねん。だけど、俺いっちゃん下やから…人より稼ぎも少ないやろ? だから、出来るだけ休日も出させてくれって頼んでるねん。」

    2006-01-04 23:39:00
  • 25:

    理都

    『そんなん…せんでいいやん。今のままで、十分生活出来てるやろ!?贅沢なんて何もいらんやん…。』
    「贅沢じゃなくて、お前には不安になって欲しくないから。」
    『不安……?』

    2006-01-04 23:47:00
  • 26:

    理都

    「……いや、何もない。」『なんなん…?ってか、あたしの不安なんかどーでもいいやん!!アンタは、ちゃんと働いてくれてるし…前とは違うやろ!?そこまで、体削る必要ないやん!なぁ…怪我してる時くらい休むんが普通やろっ!?』――あたしは、気付いたら大声 を出していた。
    分厚い包帯の下の赤黒く腫れ上がった足を見て…締め付けられる思いがした。

    どうして、アンタがここまでするん?

    2006-01-05 00:01:00
  • 27:

    理都

    「そうや…な。心配かけて悪いな!怪我はほんまにとちってもたわ…。まぁ、明日は出るゆうてもたし…来週は、休みもらうわな☆」         

    電話は、鳴らない。

    2006-01-05 00:11:00
  • 28:

    理都

    「まぁ、忙しいんも今だけやろうし…もうすぐ盆休みあるしなっ!! 盆は、久々ゆっくりできるわぁ☆」     

    今日も、鳴らない――――     

    「…………理都!?」

    2006-01-05 00:19:00
  • 29:

    理都

    「ちょっ…お前どないしたねん!!?おいっ…なんで泣くねんっ…!!!俺なんか言ったか!?」          

    『龍…二の……あほぉ―………。』

    2006-01-05 00:26:00
  • 30:

    理都

    『アンタ……アホやわ。ほんまに…っ。なぁ…?』    
    気付いてるくせに。

    『……ほんまにっ…う…アホやぁー…。』

    2006-01-05 00:33:00
  • 31:

    理都




    何もかも、気付いてるくせに―――‥。

    2006-01-05 00:35:00
  • 32:

    理都


    「……理都? 怪我は、ほんまに大丈夫やから。心配せんでも、ええで?」      

    龍…二……?

    2006-01-05 00:39:00
  • 33:

    理都


    『好き…。』          


    あたしは、龍二を後ろから抱き締めていた。

    2006-01-05 00:45:00
  • 34:

    理都


    「…りつ?」             
    『なぁ…好きやで?』      
    ほんまに、アンタが。

    2006-01-05 00:48:00
  • 35:

    ???

    おもろいな?

    2006-01-05 00:55:00
  • 36:

    理都


    「………お前はぁ、よう泣くやっちゃな。」
    龍二が、あたしの頭をポンポン とした。
    「泣くなぁ! 俺は、無理なんかしてへんで。俺が、自分の意志でそうしたいって思うだけや。」

    2006-01-05 00:56:00
  • 37:

    理都

    『…っ…だっ…て…。』
    涙は、止まってくれない。         
    「理都、ごめんな?」

    2006-01-05 00:58:00
  • 38:

    理都


    「日曜は、約束やったのにな。毎週出かけるって…。最近、どっこも連れてやってないな。ごめん…な?」 
        
    ―――――――………。

    2006-01-05 01:02:00
  • 39:

    理都

    『うっ…わぁぁぁぁ……。っく…。うぅっっ…!』
    あたしは、大泣きした。       
    鼻水で顔がぐっちゃぐちゃになるぐらい…泣いた。

    2006-01-05 01:06:00
  • 40:

    理都



    《信じてるの…?》       

    2006-01-05 01:08:00
  • 41:

    理都


    《アンタは、まだあの人を信じてる―――‥?》  
     

    2006-01-05 01:11:00
  • 42:

    理都


    那智さん、お願い。
    早く、電話をかけてきて。彼を、これ以上苦しめないで?
    あなたが考えてる以上に、あなたを、想ってる。    

    2006-01-05 01:16:00
  • 43:

    理都


    ねぇ、これ以上、誰も彼を裏切らないでいて‥‥?          


    2006-01-05 01:20:00
  • 44:

    理都



    ?_
    ???チャン、いつもありがとうございます?

    2006-01-05 01:21:00
  • 45:

    名無しさん

    ???

    2006-01-05 08:11:00
  • 46:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-05 09:48:00
  • 47:

    理都

    45サン、46サン、読んで頂いてありがとう?

    2006-01-05 10:25:00
  • 48:

    りり

    気になる(´∪`)読んでんでぇ↑↑頑張ってなぁ☆ミ

    2006-01-05 13:07:00
  • 49:

    名無しさん

    2006-01-05 13:19:00
  • 50:

    かぉりん

    リッ??〃
    読んでるょ????ムッチャ続き気になるぅ?ッッ?頑張ってにゃぁ?ッッ??

    2006-01-05 17:34:00
  • 51:

    名無しさん

    あげ???

    2006-01-05 23:39:00
  • 52:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-06 02:22:00
  • 53:

    理都

    りりチャン、いつもありがとうね☆頑張ってきっと完結させますヾ(*^‐'*)ノかぉりんチャン、?読んでくれてありがとう?遅くなってごめんね?今から、書いていくので良ければ読んでください?あげてくれた方、ありがとう!皆さんの応援?見るたび、毎日が励まされてます??どうも、ありがとうございます?m(*o_o)m

    2006-01-06 08:23:00
  • 54:

    理都


    あたしは、願った。   そう―、願いたかった。 何が起きても、何がダメになっても…。
    あたしは、あたしだけは、いつだって、
    アンタの味方やから――。

    2006-01-06 08:33:00
  • 55:

    理都

    「電話…してみよか。」       

    龍二がそう言ったのは、あれから一ヵ月と少しが過ぎた頃やった。      ドクン――――‥
    ついに、この時が… と、心臓が 音を立てる。

    2006-01-06 08:39:00
  • 56:

    理都

    「連絡…ないからな。そろそろ貯まってる頃やろ?」     
    『…そうやな。』

    大丈夫…。きっと大丈夫。

    2006-01-06 08:42:00
  • 57:

    理都

    【カチャ――】
    …あたしは、祈る思いで目を閉じた。
    「んなら、かけるわ。」      
    『うん…。』

    2006-01-06 08:53:00
  • 58:

    理都

    那智さんは、仕事に追われてて、きっと約束の期間を忘れてるんや。そりゃあ、一度離れた客を、取り戻すのは大変やろな。 電話に出たら「あ…!ごめぇん!忘れてたぁ〜!」って、あの彼独特の話し方で‥‥ 笑いながら、必死に謝るんやろな。
    ━━━━━━━━━━━━     
    【カチャ――】

    2006-01-06 09:07:00
  • 59:

    理都




    「………り……つ。」

    2006-01-06 09:09:00
  • 60:

    理都


    え――??             
    「電話、 出ーへんわ。」    
    龍二が、携帯を手渡す…。クーラーのせいか、ひんやりとした 【ソレ】を、ゆっくりと耳に 当てる。

    2006-01-06 09:15:00
  • 61:

    名無しさん


    《おかけになった電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめになったうえもう一度―――…》     
    ツーツーツーツーーー…           
    ・・・・・これって。

    2006-01-06 09:20:00
  • 62:

    理都


    笑いながら、謝るんでもない。期限を延ばしてって、言うわけでもない。        

    ブチられた――――‥。

    2006-01-06 09:24:00
  • 63:

    理都


    「店の番号、分かるか?」
    『…あ、うん!前に名刺貰ったから。』
    黒い背景に、ゴールドで書かれた大きな店名。     【club truth】 そこには、那智さんの名前がキラキラと輝いていた。

    2006-01-06 09:34:00
  • 64:

    理都


    《はい。【club truth】です。》
    「…あっ、すいません。那智さんいますか?」
    《…男の方ですか? 那智は、もううちにはいませんやけど。》
    「えっ‥‥那智さん、辞めたんですか!?」

    2006-01-06 09:40:00
  • 65:

    理都

    《はい。》
    「さっきから…携帯が繋がらないんで。今どこに?」《知り合いの方ですか?》「…はい!」           
    《………アイツは、二日前店を飛びましたよ。》
    「え・・・・・ ?」

    2006-01-06 09:48:00
  • 66:

    理都

    「飛んだって……なんで?未収、払えたんやないんですか!?」
    え・・・那智さんが、  店を飛んだ――?
    《…だいぶ、身内の方のようですね。アイツが、そう言ったんですか?》   「………はい。」
    《未収ねぇ… ほんまに、やってくれましたわ。》

    2006-01-06 09:55:00
  • 67:

    理都

    《借金まみれの上に、バカな女から…多額の未収覆い被されて。客の見る目がないから、こういうハメになるんやけどね。》
    「……借金まみ…れ?」
    《あぁ、大方自分でナンバー入りしてるとか言ってたんちゃいます?何ヵ月前の話やか。こっちに住むとこも曖昧で、うちに来てからはアイツも相当苦労してたみたいやし。》
    「………………それ…で、今何処にいるかは…分からないですか?」

    2006-01-06 10:08:00
  • 68:

    理都


    《恐らく、東京……やろな。》
    「‥‥‥‥東‥京?」  《昔から、東京でホストするんが夢や、って言うてたからな。アイツ…金もないくせに、どっから逃げる金集めてきたんやか。》     
    「……。」

    2006-01-06 10:24:00
  • 69:

    理都


    「分かりました。どうも、ありがとうございます。」《…今こっちも全国探してる途中やから、また見つかったら連絡しよか?》     
    「いえ、結構です。すみませんでした。」          
    【カチャ――‥】

    2006-01-06 10:32:00
  • 70:

    理都


    何が起こったんやろう? 電話の向こうで、何が起きてたんやろう・・・・?

    龍二の表情を見て、良くない結果だった事だけは―‥分かる。

    2006-01-06 10:38:00
  • 71:

    理都

    『龍二…?那智さんどうしたん?店飛んだって…ほんまなん?』
    あたしは、電話を持ったまま動かない彼に、尋ねる。『…龍…二?』

    「理都、那智さん… 東京行ったんやて。」

    2006-01-06 10:43:00
  • 72:

    理都


    東京・・・・・・??

    『どういう事…?東京って何しに…!?』

    2006-01-06 10:45:00
  • 73:

    理都

    「俺らが貸した金持って、夢やった東京に……ホストしに行ったんやて。」     
    『‥‥‥‥冗談やろ?』    
    「冗談やったら…ええのにな。」
    龍二は、笑った。    あまりにも悲しそうな顔をして、笑った――。

    2006-01-06 10:49:00
  • 74:

    理都

    あたしは、願った。   そう―、願いたかった。 何が起きても、何がダメになっても…。
    あたしは、あたしだけは、アンタの味方やから‥‥‥      

    願いは、叶わなかった。

    2006-01-06 10:53:00
  • 75:

    理都


    那智さんは、【東京】に行った。龍二を下見として、働かせに行ったあの街に。お金は、戻ってこない。    
    きっともう、彼は…二度と戻っては来ないんだろう。  

    2006-01-06 10:57:00
  • 76:

    理都


    【club truth】
    意味は、真実―――……。   

    2006-01-06 11:00:00
  • 77:

    理都

    『龍……二?』
    言葉が、うまく出ない。 『あの…さ、ほら、戻って来るかも知れへんやん!那智さんが、稼ぐなら東京やって言ったんやろ…?やから…さ、またそのうちひょっこり現われて…!』

    こんな事が、言いたいんじゃない―。

    2006-01-06 11:05:00
  • 78:

    理都

    「…やっぱり、こんなもんか。結局は、みんなこうやねん。最後は……いっつも同じやねんな。」
    『龍……二?』
    「お前も、ほんまは気付いてたんやろ?」

    『…え?』

    2006-01-06 11:11:00
  • 79:

    理都

    「俺が騙されてるって…分かってたから、泣いたんやろ?」

    違うっ―――――‥。

    「…俺も、アホやな。よくよく考えたらおかしい事ばっかやのにな。気付かんかった俺が悪いわな‥‥。」

    2006-01-06 11:16:00
  • 80:

    理都


    言葉が出ない―――。            
    違うよ…。違うよ龍二…!   

    「お前も… いい加減、嫌気さすやろ?」

    2006-01-06 11:19:00
  • 81:

    理都


    「…………俺も、自分で自分に嫌気さすわ。」         

    『龍二っ…!!!!!』
    あたしは、咄嗟に龍二の背中に手を回した。

    2006-01-06 11:23:00
  • 82:

    理都

    『あたしは…ちがうっ…!あたしは、アンタを裏切らへん…!!何があっても…傍におる!あたしだけは、どんな時でもアンタの傍におるからっっ……!!』

    えづきそうになった。
    出ない声を振り絞って…
    あたしは、叫んでいた。

    2006-01-06 11:29:00
  • 83:

    理都



    「理都……ちょっと、一人にしてくれへんか?」

    『え――‥?』

    2006-01-06 11:33:00
  • 84:

    理都

    「…頼むわ。一人になりたいねん。」

    ―――――‥。          
    『分か…った。』

    2006-01-06 11:36:00
  • 85:

    理都

    あたしは、携帯と財布だけを持ち… ゆっくりと部屋を後にする。
    玄関の前で振り返り、もう一度中を見ると――


    龍二の背中は…震えていた。

    2006-01-06 11:40:00
  • 86:

    理都


    【ガチャン―――】    『…………っ……。』
    噛み締めた唇からは、苦い苦い 鉄の味がする。

    夏の、湿気を帯びた生温い空気が‥‥冷たい体をいっきに包み込んだ―。

    2006-01-06 11:46:00
  • 87:

    理都


    《俺はっ―…那智さんを信じてるねん!!》
    《お前には、不安になって欲しくないから。》   《どっこも連れて行ってやれんで、ごめんな…?》     
    《‥‥一人に、してくれへんか――――?》

    2006-01-06 11:51:00
  • 88:

    理都

    『あは…っ!あははっ…はは……は…。』             
    気の効く台詞なんて、肝心な時ほど、出てこない。 笑っちゃうくらい、無力なんだ‥‥。             
    言葉なんて。

    2006-01-06 11:59:00
  • 89:

    理都

    【ダンダンダンダンダンッ――】階段を、全速力で駆け降りる。『…………っ……!』下に降りて、コンクリートの上に立つと、ゆっくりと空を見上げてみた。
    月は、今のあたしには、眩し過ぎる。

    目を閉じる。長い髪が、濡れた頬に―‥ぴったりと、張りついていた。

    2006-01-06 12:10:00
  • 90:

    理都



    _?
    朝から、40も書いてしまいました???
    読んで下さった方、ありがとうございました?

    2006-01-06 12:16:00
  • 91:

    理都

    あと、途中変なとこで略が出てしまってゴメンナサイ?

    2006-01-06 12:23:00
  • 92:

    かぉりん

    リッ??
    ぉぱょ???更新楽しみにしてた??何かスゴィ展開なっててびっくりした??予想外ゃった???でもチョット泣きそぅなった??
    リッ?の?小説?本間読みゃすぃしォモロィし大好き?まだ?色んな展開ぁるんゃろぉなッッ??楽しみに待ってるにょッッ?з?

    2006-01-06 12:56:00
  • 93:

    にゃん太?

    初カキコ??
    ずっと読んでますたッッ?頑張ってネンッッ???

    2006-01-06 14:01:00
  • 94:

    ?ゅぅ?

    読んでるよ???

    2006-01-06 14:02:00
  • 95:

    名無しさん

    ?U汚リ?

    頑張ッてなあ?≧Ο)?

    2006-01-06 15:58:00
  • 96:

    ???

    大変やな?頑張ってな?

    2006-01-06 18:03:00
  • 97:

    あぃ

    久しぶりぃー?りっちゃん小説頑張ってくれてるんやね?今日読んだよ?なんか意外な展開になってて?早く続きが読みたくたまらない状況やよ?だからまた頑張ってね????寒いから風邪引いてないかぃ?あんまり無理しないようにね?

    2006-01-06 18:42:00
  • 98:

    ?ナツミ?

    続き超気になるぅッ?楽しみに読んでるんで ガンバって完結してねんッ??

    2006-01-06 22:15:00
  • 99:

    理都

    かぉりんチャン、いつもありがとうね?大好きなんて言ってもらえてほんと嬉しいデス?? 頑張って書いていくので、これからもお付き合い下さい?
    にゃん太?チャン、ずっと読んでもらえてて光栄です?初カキコ?ありがとうございました???
    ?ゅぅ?チャン、どうもありがとう!m(*o_o)m
    95サン、しおり?、ありがとう?頑張りますね?

    2006-01-06 23:29:00
  • 100:

    理都

    ???チャン、いつもありがとう!感謝してます?
    あぃチャン、…?ほんと優しいね?。。。? 私は、風邪が完治?したところなんで大丈夫だよ? 心配してくれてありがとう(σ_。*?)
    何がなんでも、最後まで頑張ります?
    ?ナツミ?チャン、初カキ?ありがとう!楽しみにしてくれる方がいるだけで、書いて良かったと思えます?    
    ここの皆さんは、ほんとにあったかい人?ばかりですね。毎日、励まされます?気付いたら、新スレ?も100になりました。ダラダラと思われない為にも、テンポ良く書いていきたいと思います?どうぞ、お付き合い頂けたら光栄です?理都

    2006-01-06 23:41:00
  • 101:

    理都

    ↑長くなってしまいすみません?

    では、続き書いていきます。

    2006-01-07 00:37:00
  • 102:

    さぁ

    りつチャン??新スレおめでとぅm(__)mりつチャンの小説毎日楽しみにしてるょ??それにりつチャンのゆぅ通りココの人たち皆さんあったかくて私もなんだかスキだなぁ??りつちゃんパワーゃね?無理せず頑張ってね??

    2006-01-07 00:54:00
  • 103:

    理都

    いつものメールは、入ってこない。
    発信ボタンを押そうとしては――、 手を止める。    
    《……頼むわ。一人になりたいねん。》
    龍二の言葉が、空っぽになった頭の中を、グルグルと‥回っていた。

    2006-01-07 01:01:00
  • 104:

    理都



    ―――あたしは一体、どうすればいいのだろう‥。   

    2006-01-07 01:11:00
  • 105:

    理都

    彼を、変えたいと思った。

    信じる心を、もう一度、教えてあげたいと…。
    それは、あたしだけじゃ、ダメなんだ。
    この先出会うたくさんの人達と、ちゃんと心から向き合えるように。

    2006-01-07 01:18:00
  • 106:

    理都

    信じていた人に裏切られ、取り戻しかけていた心をまた失おうとしている彼を、   
    どうやったら救えるのかな‥‥‥?

    2006-01-07 01:22:00
  • 107:

    理都


    数時間後、重い足取りで家に帰ると、龍二は、ベッドで眠っていた。
    少しだけ、安心した…。
    だけど、広い部屋の中は、彼の気持ちを表すように、荒れていた。
    散らばった雑誌やら、CDを…一つずつ並べていく。

    2006-01-07 01:28:00
  • 108:

    理都

    灰皿から飛び出す程の、タバコの吸い殻を、ビニール袋に入れた。

    あ、良かった…携帯は、無事や。

    片付け終わると、あたしはヤカンで湯を湧かし、カップに注ぐ。『あつ…っ。』火傷しそうな程熱いコーヒーは、不安で冷えきった胸の内までも―、溶かしてくれるようだった。

    2006-01-07 01:36:00
  • 109:

    理都



    _?
    さぁチャン、ありがとう!ほんとに、読んでくれている皆さんは優しい人?ばかりで、癒されます。さぁチャンにも、毎回励まされてます?ありがとう?(σ_;。)

    2006-01-07 01:45:00
  • 110:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-07 02:15:00
  • 111:

    レイ?

    ずっと読んでました?書き込みした事なくてずっと見てるだけやったけどちょっとでも励みになればなぁと?理都ちゃん頑張ってね?ズット応援してましゅ?また覗きにきます??

    2006-01-07 06:42:00
  • 112:

    理都

    111サン、ありがとう!
    レイ?チャン、初カキコ?ありがとうございます?
    読んで頂けてて、とても嬉しいです!??最後まで頑張るので、どうぞ応援?してやって下さいね??

    2006-01-07 07:16:00
  • 113:

    理都


    『いたっ…。』
    気が付いたら、コーヒーを三杯も飲んでいた。寝不足のせいもあり、さすがに、胃がキリキリしてきた。 もう、今日は寝よう‥‥。カップを流し台に持って行き、戻ると、龍二の入っている布団にすべり込む。
    隣からは、スースーと‥、寝息が聞こえた。

    2006-01-07 07:22:00
  • 114:

    理都

    天井を見上げて、考える。     
    明日一番に、彼に何を言ってあげよう?           
    その晩は、カフェインのせいか、胃痛のせいか、もしくは… 明日からの事を思うとなのか、とにかく、 なかなか寝つけなかった。

    2006-01-07 07:27:00
  • 115:

    理都


    ――朝が来た。
    眠たいのに、寝れない苦痛。目が、ギンギンとしている……。鏡を見ると、ウサギのように真っ赤だった。   
    《えっと‥何するんやっけ?そうや、六時や‥。 龍二を起こして、仕事の準備をさせないと。》

    2006-01-07 07:33:00
  • 116:

    理都

    『龍二、起きて。六時やで。仕事やろ?』
    ―――返答はない…。
    『なぁなぁ…、遅刻すんでっ?今日、現場遠いんやろ?』
    体を、揺さ振る。だけど、ピクリ―とも、動かない。『ちょっと…、龍二ってば!!寝過ごしたら人のせいにするんアンタやろ!?』     
    「……起きてるわ。」

    2006-01-07 07:40:00
  • 117:

    理都

    『…えっ!?』
    ――体を揺さ振る、手を止める。
    『起きてたん!?』
    「…おう。」             
    ビックリした‥‥。いつから、起きてたんやろ?

    2006-01-07 07:44:00
  • 118:

    理都

    『そうなんや…。ってか、ほらもう15分やで?早く着替えて、準備せんと。』 「…タバコ取って。」
    『え?タバコ?そんなん、着替えてから吸ったらいいやん…?』
    「いいから、取って。」 龍二が、ベッドから体をあげる。 昨日の事を、考えていたんだろうか。

    龍二の目も、同じように、真っ赤だった。

    2006-01-07 07:49:00
  • 119:

    理都

    沈黙が、流れる――。

    龍二が口から吐いた白い煙だけが、ぎこちない二人の空気を‥包み込んでいた。    
    「理都、俺さ、今日休むわ。」
    『‥え?』

    2006-01-07 07:55:00
  • 120:

    理都

    突然、仕事を休むと言いだした龍二。
    『なんで…なん?今日は、大事な現場やって、言ってなかった?』
    「…行きたい気分やないねん。分かるやろ?」
    ‥‥‥‥。
    一晩寝れずに考えた結果、あえて昨日の事は、触れない方がいいんだろうという結論になった。 だけど、これじゃあ…。

    2006-01-07 08:01:00
  • 121:

    理都

    タバコを吸い終わると、龍二は、もう一度布団に入ってしまった。
    『……電話、入れとかんでいいん?』

    「…するわ。貸して。」 携帯を手渡すと、彼は、 《体調が悪い》といって親方に休む事を、告げた。

    2006-01-07 08:06:00
  • 122:

    理都

    昨日の今日だし、龍二の気持ちは良く分かる。
    あたしは、それ以上、何も言わなかった。
    何も…言えなかった。      
    今日くらい、仕方ないよね。

    2006-01-07 08:08:00
  • 123:

    理都


    「理都、俺さ…格好悪いよな?」  
    ベッドの上で背を向けたまま、龍二が呟いた。   『そんな事‥ないよ。』    
    フローリングの上で、あたしも、あえて俯いたまま、返事をした。

    2006-01-07 08:19:00
  • 124:

    理都

    痛たた…。もともと丈夫じゃない胃が、また痛む。

    キリキリキリキリキリ…………

    胃薬、飲まなきゃな。

    2006-01-07 08:25:00
  • 125:

    理都


    それから、何週間か経った。
    胃薬の量は、増えた。

    それと同時に、龍二が仕事を休む日も‥増えた。

    2006-01-07 08:32:00
  • 126:

    理都

    タバコの本数は倍以上に増え、あんまり飲まなかったお酒を、家で飲むようになった。 ホストの番組なんかやってる日には、テレビ壊すんちゃうか…!?って思う程、ハラハラした。
       
    龍二は、荒れた。ショックのせいか、怒りのせいか、あたしには‥分からない。毎日毎日、繰り返し。
    相当、心が、荒れていた。

    2006-01-07 08:44:00
  • 127:

    理都

    『………っ。』
    その度に、あたしは、かける言葉を詰まらせた。

    素直に【悲しい】と言えない龍二が、可哀想に思えてきた‥。

    2006-01-07 08:47:00
  • 128:

    理都

    なんとか、しなきゃ。
    早く、早く。            
    あたしが、なんとかしてあげないと…。            
    ねぇ、あたしに、何が出来る?

    2006-01-07 08:50:00
  • 129:

    理都


    キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキ…………………       

    痛い。痛い。痛い。痛い。痛い―――――‥っ!!

    2006-01-07 08:52:00
  • 130:

    理都


    胃薬なくなっちゃった… 

    そしてついに、彼が仕事に行く事も。       二度と、なくなった。

    2006-01-07 08:55:00
  • 131:

    名無しさん

    o( ´_`)ノ???

    2006-01-07 17:25:00
  • 132:

    ???

    頑張って?

    2006-01-07 20:53:00
  • 133:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-07 21:59:00
  • 134:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-08 00:51:00
  • 135:

    名無しさん

    2006-01-08 01:28:00
  • 136:

    名無しさん

    ???

    2006-01-08 09:33:00
  • 137:

    名無しさん

    感想とかありすぎて読みにくいねんやん 応援、感想レス専用のスレつくるんでそっちに書いてください

    2006-01-08 13:32:00
  • 138:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 139:

    名無しさん

    ?あ|+〃?

    2006-01-08 22:06:00
  • 140:

    名無しさん

    ???

    2006-01-09 07:27:00
  • 141:

    かずは

    頑張ってなぁ??

    2006-01-09 13:31:00
  • 142:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-09 16:43:00
  • 143:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 144:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 145:

    名無しさん

    144→ぅっとぃ、ぅざぃんゃったら読むな。ぉ前がぅざぃ

    2006-01-10 01:54:00
  • 146:

    名無しさん

    ↑荒らされるような書き込みせんとって下さい。

    2006-01-10 03:27:00
  • 147:

    名無しさん

    (笑)

    2006-01-10 08:35:00
  • 148:

    あい

    りっちゃん?おはよ?小説頑張ってね?応援してるからね?傷跡の感想スレがあるみたいやからそっちに感想とか書くね?だからあぃの感想もたまには見てね?

    2006-01-10 14:29:00
  • 149:

    さぁ

    りつチャン??さぁもコレカラゎ感想スレにカキコするね?応援してるカラ頑張ってね???

    2006-01-10 23:23:00
  • 150:

    理都

    皆様、すみません?
    理由あって、今関西を離れています。帰ったらすぐ書き始めますので、遅くなって申し訳ないのですが…もう少しだけお待ち下さい。あと、感想スレ?を立てて頂き有難うございます!
    読みにくいと言われたのはもう何度目かになるので、これからは、私もそちらにレスさせて頂きたいと思います? どうぞ、ヨロシクお願いします。
    応援してくれた皆様…本当に感謝しています??

    2006-01-10 23:50:00
  • 151:

    名無しさん

    生きていこうと思える小説ありますか?完成してるので

    2006-01-11 00:05:00
  • 152:

    名無しさん

    あげ?

    2006-01-11 21:48:00
  • 153:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-11 21:53:00
  • 154:

    名無しさん

    ぁげ???

    2006-01-12 00:22:00
  • 155:

    ???

    あげ?

    2006-01-12 02:23:00
  • 156:

    まや

    りっちぁ?ん?
    続き楽しみにして
    待ってるょ?

    2006-01-12 18:46:00
  • 157:

    名無しさん

    ━傷跡━専用スレ?です。こちらへ?
    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136694872/l5

    2006-01-13 00:43:00
  • 158:

    理都

    『なんで、行かへんの?』いくら聞いても、
    「行く気がなくなった。」彼は、それ以上、何も言わなかった。           
    近頃、夜風は気持ちいい程に、日中で焼けた肌の熱を取ってくれる…。
    龍二と出会った夏は、静かに幕が降り始めていた。

    2006-01-13 09:26:00
  • 159:

    理都

    あの日から少しずつ荒れていく彼の心を、気付きながらも、あたしには、止める事が出来なかった。         
    あたしは、この頃、一つの【結論】を出した。
    あたしに出来る事は、彼を慰める事でも、励ます事でも、ない。
    ただ、傍にいてあげよう―と、思った。
    彼が話す時は笑顔で聞き、衝突した時には、『ごめんね…』と、自分から謝る。

    2006-01-13 09:36:00
  • 160:

    理都

    だから、仕事に行かなくなっても、今度ばかりは、何も言えなかった。        
    毎朝、洗濯を干しながら、部屋の中でボーっとする彼を見て。那智さんを、恨む日もあった。
    だけど、あたしは、この状況を責めてはいけない。 龍二が、気持ちの整理を付けるまでの時間は、少なからず彼にとっての【報い】なんだと。
    あたしは、ベランダから、台所から、フローリングから、ベッドの隣から‥‥ どんな時でも傷ついたその姿を、今はただ、見守っていこうと―。思った。

    2006-01-13 09:49:00
  • 161:

    理都

    これを、【悲劇】と呼ぶのか、【惨劇】と呼ぶのか、それとも。そもそも、どちらでもなかったのか。
    あたしには、分からない。   
    だけど、ゆっくりと幕を開けていく。本当の意味での私達の《最終章》は、静かに、静かに…
    エンドロールまでの残りわずかな時間を、ゆっくりと導き、始めていた。

    2006-01-13 09:57:00
  • 162:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-13 10:22:00
  • 163:

    理都

    那智さんに貸した30万のせいで、私達には貯金がなかった。「生活費の分は、置いていくから!」と言った龍二は、幸いにも、今月分の家賃と光熱費代は、残していた。
    だけど、お金はない。
    生活費というのは、その二つだけではないから。
    食費、車のガソリン代、携帯代、その他にもたくさん生活の為に、お金は必要。テーブルの上には、【コンビニ専用】と書かれた、バーコードのついた薄っぺらい請求書だけが‥。
    日に日にたまっていった。

    2006-01-13 10:23:00
  • 164:

    理都

    二人揃って、一日中家にいる生活というのは、いつぶりだろう。
    龍二が鳶職をする前だからもう、半年くらいかな? 朝日が昇って、紅い夕日が沈む。 働いていた時は、一日では足りないくらい、色々な事に、追われてた。   

    時間って、こんなにも長く感じるんだね…。

    2006-01-13 10:51:00
  • 165:

    理都

    「腹…減ったな。」 

    日曜日、サザエさんのオープニング曲が流れ始めた頃龍二が言った。
    そりゃそうだ。今日で、二日間、コンビニのおにぎり以外何も食べてない…。 冷蔵庫の中身は、すっかり食べ尽くして、空っぽになってしまった。 外にいる時よりも、一日家の中で何もしないでいる方が、変にお腹がすく時がある。
    人間って、変な生き物だ。

    2006-01-13 11:02:00
  • 166:

    理都

    『おにぎり一つしか、食べてないからなぁ。』
    コンビニの冷たいご飯は、味も淡泊で、余計に食べた気がしなかった。
    「……そうやな。」       
    何度か、あたしが働く!と言いそうになった。
    だけど、それを龍二が認めるとも思わなかったし、何より、そうする事で結局、彼のプライドを傷つけるだけのような気がした。

    2006-01-13 11:11:00
  • 167:

    理都

    「理都、ごめんな…。俺、こんなんで…ごめん。」
    時々、龍二が謝ってくる時があった。 空腹で更に痛む胃を押さえ、その度に、あたしは『大丈夫やで!』と笑顔で応えた。

    何が起きても、あたしは、アンタを裏切らへんよ。

    2006-01-13 11:19:00
  • 168:

    ???

    悲しい?

    2006-01-13 12:02:00
  • 169:

    りな

    一気に全部読みましたァ?
    もぅ少し?と思ッてたら気づいたら全部よんじゃってました??
    ホンマおもしろかッたデス?
    続き楽しみにしてるので頑張って下さい??

    2006-01-13 13:36:00
  • 170:

    名無しさん

    2006-01-13 15:59:00
  • 171:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-13 16:43:00
  • 172:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-13 16:49:00
  • 173:

    名無しさん

    あ|+〃?

    2006-01-13 19:00:00
  • 174:

    ?麗菜?

    本間大変ゃなぁ〜??りとちゃん何才なぁん?これ何才の時の話しゃったッけ?麗菜毎日ちょく2ょんでんね〜ん?麗菜もなぁ〜人生波瀾万丈?小説かきたぃねんけど、ど〜ゃってかぃたらぃぃかゎからんねんなぁ?読みやすいし頑張ってな?

    2006-01-14 03:38:00
  • 175:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-14 04:04:00
  • 176:

    理都

    皆サン、ありがとうございます!!
    専用スレ?を作って頂いたので、こちらにお返事?書かせて頂きますね???
    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136694872/l5

    2006-01-14 09:51:00
  • 177:

    理都


    その週――。久しぶりに実家の親からメールがきた。内容は、
    《仕事は、見つかった…?ちゃんと生活してるの!?ちゃんと、食べてる!?》と、いう事だった。       
    あたしは、
    《三日間、食べてない。》とだけ…送信した。

    2006-01-14 13:15:00
  • 178:

    理都

    今更、親に頼る気なんて―更々ない。
    啖呵きって出てきた手前、お金を取りに行くなんて出来なかったし、あたし自身したくなかった。
    【カチャ。パタン―‥】
    着信音をサイレントに設定してから、携帯を閉じて、ベッドに放り投げた。

    2006-01-14 13:21:00
  • 179:

    理都

    どうせ、【自業自得】だ、とでも思って、呆れてるのだろう。
    なんと思われたっていい。    
    あたしの居場所は、此処。彼を理解出来るのはあたしだけで、あたしを理解してくれるのは…
    彼しかいないんだから。

    2006-01-14 13:27:00
  • 180:

    理都

    空っぽの胃に、ひたすら、お茶を注ぎ込む。
    「なぁ理都…直哉に、頼んでみよか?」
    龍二が突然、そう言ったのは、さすがにこのままじゃ危ない――。と、思い始めたある昼下がりだった。   
    『直哉に?何を…?』
    てっきり、仕事を紹介してもらうんだと、思った。

    2006-01-14 13:33:00
  • 181:

    理都

    「金…貸してくれって。」龍二が、下を向き、気まずそうに言う。
    『お金って………。アンタは、それでいいん?』

    プライドの固まりのようなアンタも、親友になら、弱いところを見せれるん‥?

    2006-01-14 13:37:00
  • 182:

    理都

    「確かに…連れには、頼りたくないねん。やけど、オカンにも兄貴にも頼られへんし…このままやったら、俺らヤバイやろ!?」   ―――――。
    『…やからって、今のアンタに返すあてはないやろ?返すあてもないのに、直哉に借りれるん?』 

    人を信頼する事の難しさを一番知ってるんは、龍二、アンタやろ?

    2006-01-14 13:46:00
  • 183:

    理都

    『直哉を裏切る結果になったら、一番傷つくんは…アンタ自身やねんで?』     
    あたしは、そうなって欲しくないねん。
    アンタにとって、直哉の存在の大きさは分かってる。口には出さへんけど…アンタは、直哉の事を信頼してる。だからこそ、なかなか頼む事が出来ひんかった。失いたくないから―――。      
    龍二、あたしもな、アンタに直哉の事だけは、裏切って欲しくないねんよ。

    2006-01-14 13:54:00
  • 184:

    理都

    「……でも、ほんなら、どーしたらえぇねんっ!!!このままやったら、餓死してまうねんぞっ…!?」        
    『車、売ろう。』
    「え…………!?」
    『車、また売ったらいいやん。そしたら、食費くらいにはなるやろ?』
    ――自分の口から、こんな言葉が出てくるとは、思いもしなかった。

    2006-01-14 14:10:00
  • 185:

    名無しさん

    2006-01-14 14:17:00
  • 186:

    理都

    今までとは、確実に、あたし自身も、変わっていたのかも知れない。
    「……車て、お前、せっかく買ったのにえーんか?」あたしの言葉に、驚きを隠せない様子の龍二。

    『落ち着いたら、また買ったらいいやん。今は、生活の方が大事やろ?』
    あたしは、笑顔で答えた。

    2006-01-14 14:18:00
  • 187:

    理都

    「理都…ごめんな? ほんまに‥‥ごめん!お前にこんな思いさせる為に、一緒におるわけじゃないのになぁっ………?」
    龍二は、悔しそうに。あたしを抱き締めた。
    体のちっちゃいあたしは、彼の腕の中に、スッポリとおさまる。       『龍二?謝らんとって…?あたしは、大丈夫やから。アンタが傍におってくれるだけで…十分やから。』 腕の中で、あたしがそう言うと、龍二は黙ったまま、あたしの髪の毛を何度も、何度も――――‥
    優しく撫でていた。

    2006-01-14 14:32:00
  • 188:

    理都


    次の日―。
    早速、あたし達は朝から、車を売りに行った。前回の時よりだいぶ安くてショックを受けたけど‥‥とりあえず、今月分の家賃と、食費くらいにはなった。
    『これで、なんとか生き延びれるな〜☆』
    帰り道、笑いながらあたしが言うと、「そうやな。」と龍二も、微笑んだ。

    2006-01-14 14:41:00
  • 189:

    理都

    目に映る、草木は色付き、紅葉が情緒溢れる。
    あたし達は、通り慣れた道を、手を繋いで帰った。 こうやって二人で歩くのがすごく新鮮で、なんだか…懐かしい感じがした。     
    【ダンダンダンダンッッ―】
    階段を駆け昇り、息を切らして、階に辿りつく。  『はぁぁっ…バリ疲れ…』あれ――――――?   ふと、部屋の前の【人影】に気付く‥‥。

    2006-01-14 14:53:00
  • 190:

    名無しさん

    ?

    2006-01-14 15:40:00
  • 191:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-14 17:40:00
  • 192:

    名無しさん

    あ|+〃?

    2006-01-14 20:09:00
  • 193:

    理都

    『お母さ‥‥‥ん?』       
    ドアの前には、両手にスーパーの袋をたくさん持った母が、立っていた。
    なん―――――‥で?      
    「…理都、久しぶり。」 母は、あたしに気付くと、目尻にシワを寄せてニッコリと、微笑んだ。

    2006-01-14 21:54:00
  • 194:

    理都

    『お母さん…なんで、ここにいるん!?なんで場所分かったん…!?』
    あたしは、ただ頭の中がパニくっていた。母に、居場所を言った覚えは‥‥‥ あっ――‥
    《今、何処にいるかだけでもいいなさい!じゃないと…お金なんか渡せへん。》あの時に・・・・・       
    「この子は、自分で言った事も忘れてるん?」
    母は、そう言って、少し呆れたように笑った。

    2006-01-14 22:02:00
  • 195:

    理都

    『でも、なんでっ―……』   
    「あなたが、龍二くん?」   
    あたしの言葉を遮って……母が、隣で呆然と立ち尽くす、龍二に声をかけた。  
    「えっ…?あ、はい…!そうっす。」
    龍二は、動揺を隠せない様子で、返事をした。

    2006-01-14 22:07:00
  • 196:

    理都

    「初めまして。理都の母です。この子が、いつもお世話になってます。」     
    母は、目の前の龍二に深々と… 頭を下げた。
    『ちょっ…お母さん…?やめてよ!』
    あまりにも律儀に挨拶する母が――、なんとなく嫌だった。

    2006-01-14 22:14:00
  • 197:

    理都

    「いや…こちらこそ、お世話になってます。」
    龍二もつられて、軽く、会釈をした。
    『お母さんっ、頭上げてってばっ!!!!』
    あたしは、少し…大きな声を出してしまった。
    その声で、母は、ゆっくりと顔を上げた。

    2006-01-14 22:19:00
  • 198:

    理都

    「これ、持ってきたんよ。三日も食べてないって言ってたから…。」
    顔を上げた母は、両手に持っていた大きなスーパーの袋を覗き込むと、
    「何が好きか…分からなかったから。適当に、買ってきたんやけど…肉とか魚とか、あと、保存出来そうなものもいくつか。あと、これは…生物だからすぐ冷蔵庫に入れてね?」       
    と――、あたしが、子供の頃から大好きな【チーズケーキ】を、差し出した。

    2006-01-14 22:29:00
  • 199:

    理都

    チーズケーキや‥‥‥‥。そんなん、何ヵ月、食べてないかなぁ?
    実家におる時は、なんでかしょちゅう冷蔵庫に入ってて。あたしが好きなん知ってたお母さんが‥‥ 買ってきてくれてたんやろな。

    『うん…分かった。すぐ入れるわ。』
    あたしはそれだけ言って、母が持つスーパーの袋を、受け取った。

    2006-01-14 22:36:00
  • 200:

    理都

    「じゃあ…お母さん、帰るから。龍二くん? 理都と仲良くしてやってね。」    
    母は龍二の方を見て、笑顔でそう言った。
    「えっ…?あ…はい!ありがとうございました。」 龍二は、突然の自分への言葉に、慌てて返事をしていた。

    「じゃあ…理都、またね。何かあったらいつでも電話してきなさいね。」

    2006-01-14 22:47:00
  • 201:

    理都

    母は、そう言うと、廊下を歩き、ゆっくりと階段を降りていった。
    その後ろ姿を、あたしはただ呆然と、見つめていた。    
    「…………理都?」
    ―――――え‥。
    龍二の声で、我に返る。

    2006-01-14 22:52:00
  • 202:

    理都

    「どーしたん!?ボーっとして…。おばちゃん、めっちゃ優しいなぁ!食材、はよ冷蔵庫に入れよや。」 龍二が、あたしの手からスーパーの袋を取ると、ジーパンのポケットの中から、片手で鍵を取り出した。      
    『あっうん…そやな。』
    あたしは、慌てて返事をした。 
    だけど、視線だけは、長く続く廊下の先から――。 まだ、離せないでいた。

    2006-01-14 23:03:00
  • 203:

    まい

    りつチャン強いなぁ。人間的にもめちゃくちゃ好きやわ。ガンバッてね。

    2006-01-14 23:04:00
  • 204:

    理都

    《部屋にあがっていく?》くらい、言えば良かったかな……。     

    フォークに刺さったチーズケーキを口に運びながら、ふと思った。
    《あ、やっぱりおいしい‥‥‥。》
    母が持ってきてくれたチーズケーキは、最近、まともに何も食べてなかったせいか。 格別に、おいしく感じた。

    2006-01-14 23:10:00
  • 205:

    ???

    頑張って?

    2006-01-14 23:14:00
  • 206:

    理都


    まいチャン、ありがとうございます! 読んで頂けて嬉しいですm(__*)m
    この時の彼は、精神的に弱くなっていたので…
    あたしが強くいなきゃと、思っていたのかも知れないですね。

    2006-01-14 23:16:00
  • 207:

    理都


    ???チャン、いつもありがとうございます!励みになります!(。_。*)

    2006-01-14 23:18:00
  • 208:

    理都

    こうして、あたし達は、なんとか生き延びる事が出来た。車を売ったお金で家賃と、光熱費を払った。母が持ってきてくれた食材で、食費もしばらくは、かからない。

    助かった‥‥‥‥。

    この時の本心は、本当に、ただそれだけやったと思う。

    2006-01-14 23:45:00
  • 209:

    理都

    子供だったあたし達は、生活の大変さ、というのを分かっていなくて。
    お金さえあれば生きていけると、思っていた。   だけど、そのお金を稼ぐ為には、仕事をして、働かなきゃいけなくて。
    そうやって、みんな生きているのが当たり前なんだって事を‥‥
    馬鹿なあたしは、すっかり忘れてしまっていた。

    2006-01-14 23:55:00
  • 210:

    理都

    そう、お金は嫌でも、消費される。収入がないと、成り立たない。              
    車を売ったお金は、あっという間に、消費された。  
    そして、冷蔵庫の食材も…あたしの【節約】の努力も虚しく、気付いたら、完全に消費されていた。

    2006-01-15 00:01:00
  • 211:

    理都

    「……なぁ、あと金ナンボ残ってるん?」         
    ベッドに寝転がりながら、台所に立つあたしに、龍二が言った。
    『財布には、二万…くらいかな。』

    財布には、じゃないな。 正確には、これが、あたし達の【全財産】。

    2006-01-15 00:06:00
  • 212:

    理都

    【カタン―‥】
    「ふーん。っつか…また晩飯カレーなん?昨日も一昨日も食ったやんけ…。いい加減、飽きてくるわ。」 テーブルに並べた料理に、龍二が不服そうに言った。『…またって、仕方ないやん。カレーは、日持ちするねんから。』
    《ふーん》って‥‥
    アンタは、この状況を、理解してないん?

    2006-01-15 00:12:00
  • 213:

    龍二

    「日持ちって、たまにはメニュー考えろや。シチューにするとか、カレーうどんにするとか…なんかあるやろ!?毎日毎日カレーばっか食ってたら、胃もおかしなるわ。」
    スプーンをダルそうに持ちながら、龍二は、吐き捨てるように言った。   

    『……ごめん。明日から、考えるわ。』
    あたしは、そう言って、二日間煮込んで熟成されきったカレーを、ゆっくりと口に運んだ。

    2006-01-15 00:20:00
  • 214:

    理都


    近頃、龍二はまたイライラしている。
    お金が無くなってきたせいか、しばらく遊びにも行ってないせいか、理由はハッキリとは分からない。

    だけど、文句やワガママを言ったり、何かと突っ掛かってくる事が増えた。

    2006-01-15 00:25:00
  • 215:

    理都

    心に、余裕がなくなっているんだろう。
    それは、あたしも一緒。   
    だから、少しくらいの我慢なら苦痛にもならないよ?
        

    2006-01-15 00:32:00
  • 216:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-15 00:38:00
  • 217:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-15 00:40:00
  • 218:

    まぢイライラすんなぁ?その男??

    2006-01-15 06:06:00
  • 219:

    理都

    あチャン、ありがとうございます!
    良ければ、ラストまで読んでやって下さい??

    2006-01-15 11:15:00
  • 220:

    理都

    「おいっ!!お前、俺のタバコ知らんか!?」       
    え?タバコ…?        
    『アンタ…全部吸い終わってたやん。』

    灰皿の中には、溢れるくらいの吸い殻がビッシリ。

    2006-01-15 11:21:00
  • 221:

    理都

    「ったく……イライラすんなぁ。」
    そう言うと龍二は、短くなった吸い殻を取り出して、無理矢理 火を付けた。   
    『……食べるものないからちょっと、買い物行ってくるな?』
    あたしは、財布を持ち、その場を立ち上がる。      
    玄関を出る前に、もう一度声をかけたが、彼からの返事はなかった。

    2006-01-15 11:38:00
  • 222:

    理都

    財布を握り締め、早足で駅前のスーパーへ迎う。     
    すれ違う人々を見ては、羨んだり、安心したり。
    そんな自分が、結局、一番惨めに見えたり―――。   

    スーパーに着くと、買い物カゴを持って、店内に入った。

    2006-01-15 12:05:00
  • 223:

    理都

    《カレーは、嫌やって言ってたしなぁ…。》
    食品売場をグルグル回りながら、献立を考える。
    かと言って、日持ちしそうな料理と言ったら、それくらいしか思いつかない…。   
    《あ‥‥‥‥‥‥!》    
    その時、あたしの目には、調理済みのオカズコーナーが目に入った。

    2006-01-15 12:10:00
  • 224:

    理都

    《ハンバーグやぁ……。》   
    調理済みコーナーには、 【温めるだけ】という、ハンバーグが売られていた。  
    《龍二、ぜったい喜ぶやろなぁ…!》
    そう思いながら、ついている値段を見る。            
    一つ、480円かぁ・・・。

    2006-01-15 12:17:00
  • 225:

    理都

    材料を買って自分の手で作るのに比べたら安いけど、二つ買ったら、1000円近くいってしまう…。          
    あたしは、手に持っていた二つのハンバーグを、
    一つだけカゴに入れ、
    もう一つは売場に戻した。

    2006-01-15 12:24:00
  • 226:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-15 12:28:00
  • 227:

    理都

    あたしは、買い物カゴに、石鹸を一つ、放り込んだ。    
    《リンスはまだ残ってたし…洗うんくらい、これで泡立てたら大丈夫やんね!》    
    石鹸で髪は洗った事なかったけど、一人で納得して、そのままレジに向かった。  

    2006-01-15 12:37:00
  • 228:

    理都

    レジで会計を済まし、カウンターの上で、カゴの中の商品を袋に詰める。
    合計、1680円か……。
    《まぁ、これで三日は持つかな…?》
    あたしは、袋を手に持ち、スーパーを出ようとした。その時――。
    《あ…!めっちゃいいニオイする…。》

    2006-01-15 12:43:00
  • 229:

    理都

    いい香りがする方向に目を向けると、スーパーの構内にあった、【パン屋さん】が目に入った。         
    《焼きたてのパンの、めっちゃいいニオイ…!》
    あたしは、フラフラと‥‥パン屋の店内に入った。

    2006-01-15 12:48:00
  • 230:

    理都

    《うわぁぁ…どれも、めっちゃおいしそう……。》    
    パン屋さんのパンは、スーパーに売ってる冷たくて袋詰めされたパンとは違い、ほんとにどれも キラキラ 輝いて見えた。       

    だけど、やっぱり値段もそれなり‥‥‥‥か。

    2006-01-15 12:57:00
  • 231:

    理都

    店内の中で、恐らく、一番大きな形をしたパン。    
    【フランスパン】      
    《あ……これ、お腹いっぱいなりそう!》       
    フランスパンは、その大きな形の割に、他の可愛い物に比べ、値段は安かった。

    2006-01-15 13:11:00
  • 232:

    理都

    あたしは、目の前のフランスパンを一本トレイの上に乗せると、そのままレジへと向かった。

    《早く帰らな龍二待ってるわ………。》          
    パン屋で会計を済ますと、両手いっぱいに荷物を抱えて、早足で家まで帰った。

    2006-01-15 13:15:00
  • 233:

    理都


    休憩します_?

    読んでくれた方がいましたら、ありがとうございました(。_。*)

    2006-01-15 13:17:00
  • 234:

    ???

    頑張って?

    2006-01-15 14:59:00
  • 235:

    名無しさん

    2006-01-15 15:35:00
  • 236:

    理都

    ???チャン、いつもありがとう??

    2006-01-15 16:51:00
  • 237:

    理都

    『ただいま。』
    家に帰ると、龍二はテレビゲームに熱中していた。 「…おーあっ…くそ。」   
    『ご飯買ってきたで。食べるやろ?』
    【ドサ―‥】
    あたしは、荷物を台所の上に置くと、とりあえず家着用のスウェットに着替えた。

    2006-01-15 16:59:00
  • 238:

    理都

    「今日の晩飯なんなん?」   
    ゲームの電源を切り、テーブルの前に座った龍二が尋ねる。
    『今日はな、ハンバーグ買ってきたねん☆アンタ好きやろ?』
    あたしは、自信満々に、袋から買ってきたハンバーグを取り出す。

    2006-01-15 17:05:00
  • 239:

    理都

    「マジで!?ハンバーグとか久々やん!バリうまそうやしっ!!」
    龍二は、子供みたいな顔をして喜んでいた。        
    《ほんま、単純やなぁ‥》あたしは、その姿を見て、思わず笑ってしまった。    
    「あれ?やけどコレ、一個しかないやん。なんで?」

    2006-01-15 17:16:00
  • 240:

    理都

    一個しかないハンバーグに気付いた龍二が、不思議そうな顔をして聞いた。    
    『あ…あぁ、あたしは違うもん食べるから!ほら、冷凍食品もこんなに買ってきたし☆』
    袋の中から、まだ霜が溶け切れていない冷たい冷凍食品を見せた。        
    「…それは?なんなん?」

    2006-01-15 17:24:00
  • 241:

    理都

    「その、袋が無駄にデカイやつ…。」
    え‥‥‥?あっ、
    『これ?これな、フランスパン。スーパーの構内にパン屋あるやろ?いいニオイに釣られて…思わず買ってもたねん。笑』
    あたしは、袋からその無駄に長いパンを取り出して、テーブルの上に置いた。

    2006-01-15 17:30:00
  • 242:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-15 17:41:00
  • 243:

    理都

    「デカッ……っつか、バリ硬そう………!」
    『フランスパンは、硬いもんやで。笑 パン屋のんやからおいしいって☆龍二も食べてみる?』
    あたしは、パンを袋から出して、紙袋のまま、龍二に手渡した。
    「ええわ……。俺、パン嫌いやねん。」      龍二は、それを受け取らず台所に向かうと、ハンバーグを温め始めた。

    2006-01-15 17:51:00
  • 244:

    理都

    結局、あたしは二人分の冷凍食品をいくつか温めて、主食の代わりに、買ってきたパンを食べた。       
    《おいしいのになぁ…。》  
    もともと、パン好きだったあたしは、夕食が冷凍食品とフランスパンだけでも、不満は、なかった。

    2006-01-15 17:56:00
  • 245:

    理都

    翌朝―。
    昼頃に目が覚めたあたし達は、龍二は、買い置きしていたカップラーメンを、あたしは一人、昨日の残りのパンを食べていた。     
    ♪〜♪〜♪
    突然……ベッドの脇に置いてあった龍二の携帯が鳴った。

    2006-01-15 18:07:00
  • 246:

    理都

    『龍二ぃー?電話、鳴ってんでー!?』
    ちょうど、冷蔵庫にお茶を取りに行った龍二を、呼び戻す。
    「お、マジで?誰や〜?」戻ってきた龍二は、お茶を片手に携帯を開き、ディスプレイを見た。
    「あ‥‥光輝くんやん!」

    2006-01-15 18:21:00
  • 247:

    理都

    【光輝くん】を覚えてる人は、いるでしょうか…?    
    以前、元カノを呼んで遊びに行った時の龍二の先輩。   
    那智さんは、学生時代の先輩で、光輝くんは、また違う繋がりの…地元の先輩だった。
    まぁ、簡単に言ったら龍二のお兄ちゃんである雄二さんの、【同級生】だった。

    2006-01-15 18:33:00
  • 248:

    かぉりん

    リッたん?ぉっかめぇッッ★更新待ってたょぉッッ??頑張れぇ?ぃッッ?з?

    2006-01-15 18:47:00
  • 249:

    理都

    かぉりんチャン、お久しぶりデス?読んで頂けてて嬉しいです!(。_。*?)
    レス?は励みになります?ありがとう?=?

    2006-01-15 19:35:00
  • 250:

    理都

    【カチャ―】
    「…もしも〜し!?あっ、お疲れっす!はい。めちゃ久々っすね〜!!」
    光輝くんとは、あれ以来会ってなかったせいもあり、久々の連絡に、龍二は嬉しそうに電話に出た。
    「え?今っすか〜?いや、なんもしてなぃっすよ!」ん‥‥‥?この展開は‥‥嫌な予感がする。
    「えっ…はい!全然来て下さいよ〜!めちゃくちゃ暇してるんで!!笑」

    2006-01-15 20:15:00
  • 251:

    理都

    ガーーーーーーーン↓↓ やっぱり・・・・・
    『ちょっ…龍二、部屋見てみや。汚すぎやろ!?人とか入れへんって…!』
    あたしは、慌てて電話を片手に持つ龍二に、小声で言う。
    「え?大丈夫やって。そんなん気にせん気にせん!」・・・・・おい。
    アンタが気にしなくても、あたしは気にするってば…。

    2006-01-15 20:21:00
  • 252:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-15 20:27:00
  • 253:

    ???

    しおり?

    2006-01-15 20:41:00
  • 254:

    理都

    ?チャン、???チャン、いつもありがとう!(*^_^*)

    2006-01-15 21:30:00
  • 255:

    理都

    「…あ、いや大丈夫っす。うぃっす!んじゃあ、待ってますんで〜!」
    【カチャ―】
    『ちょっ・・なぁ!光輝くん来るん!?』
    「え?おう。近くおるからあと15分くらいで着くってさ。」
    15分って・・・・・

    2006-01-15 22:53:00
  • 256:

    理都

    『アンタ、なんでいっつもそんな勝手なん…!?あたしスッピンやし、髪もボサボサやし、部屋も台所も…見たら分かるやろっ!?』寝起きやし、人なんか呼べる状況やないのくらい理解出来るやん‥‥。
    「だからぁ、そんなん誰も気にしーひんって。部屋なんかいつも汚いやんけ。」『……っ、そーゆう問題やないやん!!』      
    ほんまに、嫌。こーゆうのは、ほんまに・・・
    女と男の【違い】。アンタは、分かってるん?

    2006-01-15 23:02:00
  • 257:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-15 23:27:00
  • 258:

    理都

    龍二はいつもそうやった。    
    一緒に住んでからだって、夜中でも平気で友達を呼ぶし、あたしがお風呂からあがったら、いきなり誰か、来てた日もあるくらい。 《え…なんでっ?人が、お風呂入ってんねんで!?》   
    その度に、口論になった。だけど、龍二は、
    《呼びたきゃ、お前も呼べばええやん!》
    と、いつも、悪怯れもなく答えるだけだった。

    2006-01-15 23:39:00
  • 259:

    理都

    『いい加減にしてよ……。あたしの事とか、ちょっとは気使ってよ……?』      
    光輝くんが苦手なのも、理由の一つだったのかも知れない。それは、以前から龍二にも言っていたから。    
    「はぁ…お前もいい加減、慣れてくれや。俺の先輩やで?見た目イカツイだけで恐ないやろ…?」    恐いとか、恐くないとか、そーゆう事じゃないのに

    2006-01-15 23:49:00
  • 260:

    理都

    『もう、ええわ。』
    あたしは、そう言って龍二から背を向けると、化粧ポーチを手に取った。
    ………さすがに、眉毛だけは書いとかんとな。      
    「ったく、なに機嫌悪なってんねん。気悪いなぁ。」  
    《気悪いんは、どっちやねん・・・・。》

    2006-01-15 23:57:00
  • 261:

    理都

    イライラを隠せないまま、簡単に化粧をして、髪の毛を水で濡らしてから、部屋に散らばるゴミを拾って、手際よくゴミ箱に入れる。      
    【ピンポーン―――】
    あ・・・その時、部屋のチャイムが鳴った。
    「おっ、光輝くん来たみたいやな!」
    龍二は、ダボダボのスウェット姿のまま、玄関へ向かった。

    2006-01-16 00:23:00
  • 262:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-16 00:56:00
  • 263:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-16 01:28:00
  • 264:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-16 01:36:00
  • 265:

    理都

    【ガチャッ――】
    「あ、お疲れっすー!笑 マジ久々っすね☆入って下さい入って下さい!」
    「うぃーす。お前久々やなぁ。元気してたかぁ?」

    玄関の開く音と一緒に、少し懐かしい光輝くんの声が聞こえた。

    2006-01-16 02:20:00
  • 266:

    理都

    「まぁ〜、ぼちぼちっすね。最近、ダラダラっすけど!」
    「なんやお前、仕事どーしてん?続けてんかぁ〜?」「や〜それが…色々あったんすよ〜。これまた。」
    「はぁ?笑 色々ってなんやね――、……お、りぃ!久しぶりやんけっ!」     
    『あ…お久しぶりです。』

    2006-01-16 02:27:00
  • 267:

    名無しさん

    あ|+〃?

    2006-01-16 12:15:00
  • 268:

    はよ?

    2006-01-16 16:42:00
  • 269:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-16 16:46:00
  • 270:

    理都

    「なんやぁ、りぃお前スッピンちゃぅん?スッピンやと小学生みたぃやな。笑」   

    は・・・?
    しょっ…小学生ぃぃぃ・・!?
    アリエン………(;´c_` ?)

    2006-01-16 23:07:00
  • 271:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-16 23:13:00
  • 272:

    理都

    『いちぉ・・・化粧してますよ。』           
    童顔ってこと、気にしてんのにな……。          
    「あははっ!小学生とか!お前、痛いとこつかれてるや〜ん!笑」         
    ・・・・は?

    2006-01-16 23:29:00
  • 273:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-16 23:32:00
  • 274:

    理都

    ↑略すみません?

    2006-01-16 23:32:00
  • 275:

    理都

    「光輝くんっ、こいつコレでもメイクしてるんで〜!いつもが濃いだけっすよ。笑」
    「あっ、そぅなん?髪もストレートやし、いつもとイメージちゃうもんなぁ。」「…ストレートやと、小学生ってかヤンキーみたいしょっ!?」
    「あははっ、確かにスウェットやから尚更なぁ。」   

    ・・・・・ヤンキー?

    2006-01-16 23:43:00
  • 276:

    理都

    「おいっ理都…!?お前、何険しい顔してんねん。そんな顔したら、更にヤンキーやぞっ!笑」        

    ・・・・イライラする。  
    ・・・・急に来たんは、どっちなん?    

    2006-01-16 23:49:00
  • 277:

    理都

    『……ちょっと、コーヒー入れてくるわ。』         
    あたしは、表情を変えずにその場を立ち上がった。    
    「おいっ、理都。」     

    2006-01-16 23:54:00
  • 278:

    理都

    …………        後ろで龍二が呼んでいたけど、あたしは、振り返らずに台所へ向かった。      

    『はぁ。』         
    なんで、あたしが笑い者にされなあかんのかな。

    2006-01-17 00:01:00
  • 279:

    理都

    ヤカンの熱湯をカップに注ぐと、コーヒーを入れ混ぜて、一気に飲んだ。
    『………つっ。』      
    ――こんな、些細な事で、イライラしてる。      
    あたしが、おかしいん?

    2006-01-17 00:09:00
  • 280:

    理都

    龍二が最近おかしいのは、心に余裕がないからだと、思ってた。
    イライラしたり、何にでも突っ掛かったり。
    あたしは、それを理解してるから。
    いつも、彼の言葉に笑って答えてた。     

    2006-01-17 00:14:00
  • 281:

    理都

    『……痛っ。』         
    …………治まってたのに。   
    ………胃が、痛い。           
    ……痛くて、倒れそうや。

    2006-01-17 00:19:00
  • 282:

    理都

    あたしは、そのままキッチンの床に、座り込んだ。     


    気付かなかった。

    2006-01-17 00:22:00
  • 283:

    理都

    気付いて、いなかった。    


    余裕がなくなってるのは、アタシ―――?

    2006-01-17 00:25:00
  • 284:

    理都

     
    略何度も、すみません。 気を付けます。

    2006-01-17 00:26:00
  • 285:

    理都

    「…おいっ!お前何してるん?」
    『え‥‥?』         
    キッチンに入ってきた龍二の声で、我に返った。
    『あ…ごめん。コーヒー飲んでたら、また胃が痛くなって。』

    2006-01-17 00:30:00
  • 286:

    理都

    「胃…?治ったんやなかったん?ってか、コーヒー俺らのも入れてや。」
    『あ、うん…分かった。』  
    「俺の砂糖いらんから。」   
    あたしは、食器棚からカップを二つ取出し、お湯を注いだ。

    2006-01-17 00:36:00
  • 287:

    理都

    「おう、サンキュー☆りぃ気きくやんっ!」
    『コーヒーしかないですけど…。』
    「えーよえーよ。ちょうどコーヒー飲みたい気分やったし。笑」

    ―――光輝くんは、思ってるより嫌な人ではないのかもしれない…。

    2006-01-17 00:41:00
  • 288:

    理都

    なんやろう。
    見た目だけで判断するわけじゃないけど、話し方とか雰囲気とか。
    一見、すごく【軽薄そう】に見える。
    だけど、本当は、違うのかもしれない…ふと思った。

    2006-01-17 00:46:00
  • 289:

    名無しさん

    ???????????????

    2006-01-17 01:31:00
  • 290:

    理都

    「ってか、光輝くんコレ見て下さいよっ!めちゃくちゃ渋なぃっすか!?」
    「おぉー…☆なかなかえぇホイル使っとんなぁ!」     
    その後、龍二と光輝くんは専門雑誌を見ながら、車の話でだいぶ盛り上がってる様子やった。        
    車とか…分からんしな。

    2006-01-17 02:11:00
  • 291:

    理都

    車に詳しくないあたしは、いまひとつ二人の話に入り切れず… 一人で、携帯のテトリスをする事にした。   
    《♪ピロ〜ピロ♪》
    テトリス独特の音楽が、部屋に響く………。     
    「っつか、何!?誰よ? テトリスやってんの。笑」

    2006-01-17 02:20:00
  • 292:

    理都

    『……えっ!?』      
    「お前、隅の方で音だけしてるし。淋しいって。笑」――声をかけてきたのは、光輝くん。
    『あ、だって、話いまいち分からへんから…。』  「…あぁ!悪い悪い。話夢中になってもてたなぁ。車は男のロマンやからなっ。話し始めたら…そのまま日変わってまうわ。笑」    
    『……どんだけやねん。』あたしは、思わず大袈裟な光輝くんの言葉に、笑ってしまった。

    2006-01-17 02:42:00
  • 293:

    理都

    「そういや龍、あのお前の元カノよ。メール返ってこんねんけど。笑」      
    ―あ、カヨちゃんの事や。    
    「…えぇ!マジっすか!?アイツ〜今から電話して言いますわ。」
    「いや、せんでええって。忙しいゆうとったし、しゃーないやろ。」

    2006-01-17 02:49:00
  • 294:

    理都

    「でも…光輝くん、気に入ってたんちゃいます!?」「…気に入ってたってか、まぁ、確かにええ子はええ子そうやったけどな。向こう学生やし、色々事情もあるやろうしなぁ。」

    カヨちゃん… やっぱりメール返してなかったんや。  
    「事情あったって、メールくらい返せますって。俺、カヨに言いますわ!」

    2006-01-17 02:55:00
  • 295:

    理都

    『ちょっ…龍二っ!?やめときぃな!』
    ……カヨちゃんにだって、考えがあるんやし。
    「はぁ?なんでやねん。メールくらい返せるやろ。」『……カヨちゃんの学校、めっちゃ進学校やろ?やから勉強とか…大変かも知れへんやんっ。』
    「アイツ、そんな優等生ちゃうから。ちょぉ理都、電話取ってや。」

    2006-01-17 03:04:00
  • 296:

    理都

    『やめぇなっ!カヨちゃんの気持ちも……考えたら?アンタ…なんか知らんけどすごいエラそうよな!?元カノやからって、そんな態度取るもんちゃうやろ?』    
    龍二のカヨちゃんに対する態度は…始めから、どうも不信感が取り払えない。   
    「お前、いきなりなんやねん?…何、突っ掛かってきてるん?」

    2006-01-17 03:12:00
  • 297:

    理都

    『……突っ掛かってるワケちゃうわ。』         
    だって、カヨちゃんに対する龍二は‥‥‥‥すごく、【嫌な男】に見えるから。   
     
    「…おいおい、お前ら喧嘩すんなって!りぃもそない怒んな…?なっ? 龍、俺が電話せんでえぇ言っとんやからせんでえぇねん。」

    2006-01-17 03:21:00
  • 298:

    名無しさん

    ???????????????????

    2006-01-17 06:28:00
  • 299:

    名無しさん

    ぁげ???

    2006-01-17 09:34:00
  • 300:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-17 15:36:00
  • 301:

    理都

    「………光輝くんが、そう言うなら。俺はいぃんすけどねっ!」            

    ‥‥‥良かった。      

    2006-01-17 19:58:00
  • 302:

    理都

    光輝くんが間に入ってくれたおかげで、その場のゴタゴタは悪化せずに済んだ。   
    「そうぃや…りぃお前マジで誰かおらんの!?モテへん俺に紹介してやぁ〜笑」気まずい空気を掻き消すように、光輝くんが、笑いながら言った。
    『…えっ?……いやいや、寄り取りみどりでしょ?あたしの友達まで手出さないで下さいよ。笑』
    少しホッとしたあたしは、それを返すように笑顔で答えた。

    2006-01-17 20:16:00
  • 303:

    理都

    「……なぃっすわぁ〜。 部長っ…!!それはなぃっすわぁ〜!!」
    『いや、それ…何?ってか誰?笑』
    「・・・紹介してよ。笑 俺、真剣に一年くらい女おらんねんて〜なぁ龍!?」    
    光輝くんが、龍二を見て言った。

    2006-01-17 20:27:00
  • 304:

    理都

    「…えっ!?あぁ、そぅっすね。沙奈さん…以来っすもんね。一年っすね〜!」   
    「おぅ。…ってか、何ボーっとしてんねん。ちゃんと起きてんか?笑」
    「えっ?起きてますって。ほら、めちゃめちゃ目ぇパッチリっすよ。」
    「…パッチリやな。笑  ならもっと話に入ってこぃって。 」

    2006-01-17 21:12:00
  • 305:

    理都

    「あ…はい、了解っす。」   
    ―――――ん??       
    なんか、今、龍二と…  目が合った気がする。        
    たまたまかな‥‥?

    2006-01-17 21:16:00
  • 306:

    理都

    「ってな、ワケやから。りぃちゃんヨロシクな。笑」   
    『えっ…?(゚□゚;ノ)ノ』 「今の話、聞いてたやろ〜?ほんまに一年おらんねんて…。出会いもないし!」『ん…ん〜〜〜〜〜〜。』    
    《彼氏欲しい》って言ってる子は何人かいたし、紹介してもいいかな?って、思った。光輝くんは、ほんまに悪い人やなさそうやし。

    2006-01-17 21:27:00
  • 307:

    理都

    『じゃあ…あたしの後輩でもいーですか?』          
    「えっ!マジで!?紹介してくれんの?」      
    《ア・ン・タが…言ったんやろε=(´c_` )》
    『…うん。 五つも年下で良ければ。笑』

    2006-01-17 21:37:00
  • 308:

    理都

    「マっジで〜!!さっすがりぃやなっ☆年下好きやから全然OKっ!!ノープロブレム!!笑 」
    『……あっそう。笑』
    「でっでっ、どんな子よ?可愛い?美人!?一途っ?性格えぇ!?」
    『………(;-_-+』

    2006-01-17 21:46:00
  • 309:

    理都

    部屋に、笑い声が響く。      
    その笑い声に【彼】の声がなかったこと――。        

    あたしは… 気付いていなかった。

    2006-01-17 22:18:00
  • 310:

    名無しさん

    2006-01-17 22:31:00
  • 311:

    ???

    しおり?

    2006-01-17 22:50:00
  • 312:

    理都

    『なぁ、龍二!!アンタ、一回会った事あるよなぁ?あたしの後輩のマリコ☆』   
    確か、前にコンビニで会ってみんなで話したよな…。    
    『龍二?聞いとんっ!?』   

    2006-01-18 00:28:00
  • 313:

    理都

    「何?聞いてなかったわ」     
    『……なんで、さっきからテレビばっか見とん?』 あたしらの話、聞いてなかったんや――。
    「は?別に。おもろい番組やっとうからやん。」
    『……そうなんや。』    
    「なんや〜?次は、龍二がスネよんかいなっ。…お前ら似たもんやなぁ。笑」

    2006-01-18 00:35:00
  • 314:

    理都

    「いや、マジそんなん…ちゃいますて。」       
    龍二は苦笑いしながら、またすぐに体を、テレビの方へ向き直してしまった。     
    なんなんやろ・・・。
    まぁ、いっか。

    2006-01-18 00:39:00
  • 315:

    理都

    『じゃあ、マリコにメールしとくんで。アドレス教えて下さい。』
    「あ、俺の〜?オッケイオッケイ!ちょっと待ってやぁ〜♪」
    ピピッピピッピ―。
    「…ややこいから、赤外線でそっち送るわなぁ。笑」そう言うと光輝くんは、自分の携帯を前に差し出してきたので、『あ、はい。』あたしも、同じように携帯を取り出した。

    2006-01-18 00:46:00
  • 316:

    理都

    『あ、来た来た!!』
    「お〜いったかぁ?これで完璧やなっ!あとはぁぁ、姫ヨロシクぅ!」
    『誰が姫やねん…。笑』    
    あたしは、赤外線で送られてきた光輝くんのアドレスを、ひとまず登録する事にした。
    ピピピピッピ―‥。

    2006-01-18 00:51:00
  • 317:

    名無しさん

    ??????????????

    2006-01-18 01:37:00
  • 318:

    名無しさん

    2006-01-18 01:54:00
  • 319:

    理都

    『よし、完了。』      
    「お〜う!サンキュゥ!」光輝くんは、ニコニコしながら言った。
    『マリコはかわいーい後輩やねんから、泣かしたら許しませんよっ。』
    あたしが、それに釘を刺すように言う。
    「…お、おう!笑 そのかわいーい後輩に、仲良くしてって言っとってな!」

    2006-01-18 09:08:00
  • 320:

    理都

    『仕方なぃなぁ〜。笑  分かりましたっ☆あっ、その代わりぃ――』
    「……………理都。」    

    《もしメールが来なかったら、龍二の携帯に電話してきてください…!!》 ――言い掛けた、時だった。

    2006-01-18 09:18:00
  • 321:

    理都

    『……あっ、龍二!?どないしたん?』
    龍二が突然、名前を呼んだ。
    「コーヒー、おかわり入れてきてや。」
    『えっ…?あ、うん!』      
    あたしはその場を立ち上がり、龍二のカップを手に取ると、台所へ向かった。

    2006-01-18 09:23:00
  • 322:

    理都

    『光輝くんはぁーいりますかぁぁ!?』
    台所から、部屋に向かって叫ぶ。
    「えー?…あぁ、コーヒーまだあるからいらんわぁ!サンキュゥ!!笑」
    『はぃはぁーぃ☆』     
    コポコポコポ‥‥‥    あたしは、お湯を湧かしおえると、持ってきたカップにゆっくりと注いだ。

    2006-01-18 09:28:00
  • 323:

    理都

    『はい、お待たせぇ!』 カップを、ベッドに寝転がっていた龍二に、手渡す。「…おう、さんきゅ。あとさ――」『あっ!!マリコからメール返ってきた〜!』  
    「――――‥。」       
    「えっ!?マジでぇー!!やたら早いなぁ。笑 で、返事はぁ!?」
    『彼氏おらんしメールならOKやって☆』

    2006-01-18 09:43:00
  • 324:

    理都

    「…………理都、」     
    「おっさすがマリコやぁぁん〜!」『いきなし呼び捨てするなよ。笑』      
    ――気付かなかった。   
    ―――【彼の声】、に。  

    2006-01-18 14:30:00
  • 325:

    理都

    悪気があった、ワケじゃない。
    仲良くしていた、ワケじゃない。             
    それでもあたし、笑ってた  
    だって、アンタの―――   【友達】やから。

    2006-01-18 14:40:00
  • 326:

    理都

    「おい理都っ!!!!!」    
    ――――ビクッッ―――――                 
    え・・・・・?       
    ――。―――突然の声に、一瞬、驚いた。     『…何?どうしたん?』

    2006-01-18 14:52:00
  • 327:

    理都

    「これ、砂糖入ってんねんけど。」           
    【カチャン―】
    龍二が、カップをテーブルに置く。

    『えっ…マジで?ごめん』まったく気付いてなかったわ……。

    2006-01-18 14:57:00
  • 328:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-18 15:01:00
  • 329:

    理都

    「おいおい…お前、ビックリするやんけ。笑 龍も、砂糖くらいえぇやん。」      
    『龍二ごめんな…光輝くんのと、間違えたわ。』     

    光輝クンノト間違エタワ―

    2006-01-18 15:13:00
  • 330:

    理都

    ――その瞬間、やった。           
    【!!グシャッッッ――――】
        
    っ・・・・・・・!! 

    2006-01-18 15:20:00
  • 331:

    理都

    何が起きたのか、分からなかった。      

    ただ、座っていたあたしの足元には………タウンページくらいの分厚い車の専門雑誌が、落ちていた。

    2006-01-18 15:24:00
  • 332:

    理都

    『痛…………………。』    

    額を触ると、生温い感覚。  
    触った指を顔の前に持ってくると、想像通りの鮮やかな赤い、色をしていた。

    2006-01-18 15:27:00
  • 333:

    理都

    「お……おい、りい大丈夫かっ!?ちょっ…龍!?お前何してんねんっ!?」  
    光輝くんの声が、遠くで、聞こえる。         

    赤い色は、あたしの目まで降りてきて、 流れた―。 

    2006-01-18 15:35:00
  • 334:

    理都

    まるで、【涙】のように。   


    「お前さぁ、朝からふてこいねん………。いい加減にしとけよ?」

    2006-01-18 15:38:00
  • 335:

    理都

    恐らく、このタウンページくらいの本が、あたしの顔に飛んできたんだろう。
      
    運悪く【角】が、当たっちゃったな………         
    「……っつか、話聞いとんかいや?黙っとらんと何かしゃべれや!?」

    2006-01-18 15:45:00
  • 336:

    理都

    『ごめんな。コーヒーさっきので…切らしてもてん。すぐ、駅まで買いに行ってくるわ。』     
    「お…おいっ!?りい待てって!?お前、その顔じゃ外出れんて!!」     
    『……大丈夫ですよ。もーすぐ血止まると思うし。』  
    ―あたしは、財布を持ってその場を、立ち上がった。

    2006-01-18 15:51:00
  • 337:

    理都

    光輝くんは玄関まで来て、あたしの腕を、引っ張る。   
    「お前…………いっつも、こんな事されてんか?」     
    『…そんなワケないですよ。今日は、たまたま機嫌が悪いんやと思います☆』   
    不安そうな表情の光輝くんに、あたしは、笑顔で答えた。

    2006-01-18 15:59:00
  • 338:

    理都

    【ガチャン―――】     
    外に出たあたしは、階段までの廊下を、振り返らずに真っすぐに歩いた。   
    タンタンタンタンタン‥‥‥‥    
    下に着いて、マンションのポストの前に――、立つ。

    2006-01-18 16:05:00
  • 339:

    理都

    反射して映る自分の顔を見て、驚いた。        
    血は思ったよりたくさん出ていて…
    あたしの顔は、【吸血鬼】みたいになっていた。    
    『ひっどい顔‥‥‥。』

    2006-01-18 16:19:00
  • 340:

    理都

    さすがに外は歩けそうになかったので、先に、マンションのトイレに入って顔を洗う事にした。        
    【キュッキュッッ――‥】   
    もう一度、鏡を見る。

    2006-01-18 16:23:00
  • 341:

    理都


    自然と、涙は出なかった。  

    額にくっきりと残った【傷跡】を、鏡越しに、他人を見るように――‥眺める。      

    2006-01-18 16:29:00
  • 342:

    理都

    『ぶっさいくぅ……!』 あまりにもマヌケな自分の姿に、思わず、笑ってしまった。         あたしは、その傷を前髪で隠した。人から、見えないように。自分から、見えないように……。    
    あたしは、こんな事じゃ負けへん。

    2006-01-18 16:40:00
  • 343:

    理都

    こんな【傷跡】くらいで、弱音なんか…吐かへん。   
    アンタの【心の傷】に比べたら、こんなんかすり傷みたいなもんやから。     
    だからね、ほら      
    あたし、まだ笑えてるよ?

    2006-01-18 16:54:00
  • 344:

    理都

    アンタの【傷跡】が消えるまでは、強くいるから。     

    誰よりも、強くいるから…

    2006-01-18 18:19:00
  • 345:

    名無しさん

    休憩とか終わるんなら教えて

    2006-01-18 20:20:00
  • 346:

    理都

    349サン、了解しました。
    今日はまだ少し、書いていきます!

    2006-01-18 20:39:00
  • 347:

    理都

    あたしは、そのままコンビニに行きコーヒーの粉と、バンドエイドを買った。 コンビニ袋をぶら下げながら、帰り道に、財布の中を覗く―‥。『はぁ‥‥。』ため息が、出る。
    お金はどんどん無くなってきて、すぐにでも、底を尽きそうだった…。      
    『何日‥‥‥持つかな。』

    2006-01-18 20:46:00
  • 348:

    理都

    通り慣れた道に夏の面影は残らず、季節は代わり、 すっかりと秋だった。
    『あ、柿や…。』
    ふと上を見上げると、近所の家の庭に、柿の実がなってるのを見つけた。   
    こんな都会でも…変わらず草木は生きてるんやな。

    2006-01-18 21:07:00
  • 349:

    理都

    汚い空気、汚い世の中、 生き物は、それでも、懸命に生きている。  
    尊い生命を、守るため。 それは、私達人間も同じ。みんな、あらゆる傷みや苦しみを抱えながらも…明日に期待して、生きている。  
    だから、そう      本当に悲しいのは、諦めてしまう事‥‥でしょ?

    2006-01-18 21:23:00
  • 350:

    理都

    あたしは、負けない。負けたくない。自分自身に、過去なんかに……。    未来を変えれるのは、現在を生きてるからなんだ。 最期まで、笑っていたい。  

    まだ、諦めたくないよ……

    2006-01-18 21:46:00
  • 351:

    理都

    あたしはそのまま家に帰った。帰ると、光輝くんの姿はなかった。
    『……ただいま。』
    テレビを見ている龍二に、声をかける。返答はない。【パカ―‥】
    買ってきたバンドエイドを開け、額にゆっくりと貼る。《いたた………。》
    額にバンドエイドって・・こんなん小学生以来やな。

    2006-01-18 21:54:00
  • 352:

    理都

    鏡に映るさっきよりもマヌケな姿に、思わず情けなくなった。
    「………俺は、謝らへんからな。」
    テレビの画面を凝視しながら、龍二が、呟く。
    『いーよ。別に。』
    あたしは、それだけ言うと買ってきた袋を持ちキッチンに行き、今度は、砂糖無しのコーヒーを入れた。

    2006-01-18 21:58:00
  • 353:

    名無しさん

    2006-01-18 22:04:00
  • 354:

    理都

    龍二があんな事をした理由は分かってる。        
    凡そあたしが、光輝くんと仲良くした事が気に入らなかったんだろう。      
    コポコポコポ‥‥‥    ヤカンから吹き出る白い湯気はモヤモヤとその場を埋め尽くし、まるで、あたしの心の中みたいだった。

    2006-01-18 22:05:00
  • 355:

    理都


    ここで休憩します。

    2006-01-18 22:06:00
  • 356:

    理都

    352の、季節は代わり×
    季節は変わり◎
    の間違いです?スミマセン??

    2006-01-18 22:52:00
  • 357:

    ???

    頑張って?

    2006-01-18 22:59:00
  • 358:

    名無しさん

    2006-01-18 23:39:00
  • 359:

    名無しさん

    頑張れ?

    2006-01-19 00:35:00
  • 360:

    名無しさん

    まだ読んでないけどどんな内容?

    2006-01-19 00:52:00
  • 361:

    名無しさん

    簡単に説明できません

    2006-01-19 01:31:00
  • 362:

    名無しさん

    いつまで休憩?

    2006-01-19 03:10:00
  • 363:

    名無しさん

    簡単じゃなくていいから説明せよ?

    2006-01-19 06:54:00
  • 364:

    名無しさん

    よめやうざいな

    2006-01-19 08:27:00
  • 365:

    名無しさん

    彼氏彼女の同棲生活の話。

    2006-01-19 09:23:00
  • 366:

    理都

    ???チャン、363サン、応援?ありがとう!??

    364サン、内容は、感想スレにも書いたのですが…
    人間の弱さや、強さ。それに常に交わる【信じる心】の意味…を一応テーマに書いています。

    2006-01-19 11:00:00
  • 367:

    理都

    365サン、ありがとう!?
      
    366サン、すみません?今から少し更新?しますね?  
    369サン、ありがとうございます!?

    2006-01-19 11:03:00
  • 368:

    理都

    あたしは、彼を信じてた。  
    きっと思い出してくれる。   
    きっと、失った【感情】を取り戻してくれる。

    2006-01-19 11:19:00
  • 369:

    理都

    その為ならあたし、  
    何だってできる―――‥。   

    ずっとそう、思ってた。

    2006-01-19 11:21:00
  • 370:

    理都

    その日、結局龍二は口を開こうとせず、あたしのいれた砂糖なしのコーヒーも、飲まなかった。



    2006-01-19 11:25:00
  • 371:

    理都

    チュンチュンチュン‥‥

    翌朝、目が覚めたら――、龍二の姿はなかった。    
    『…どこ行ったんやろ。』テーブルの上には、山のような冷凍食品のカスが転がってる。

    2006-01-19 11:30:00
  • 372:

    理都

    『…あっ』と思って、財布の中を見る――‥と、中身は昨日と同じままだった。  
    《……お金も持たんと、どこ行ったんかな。》

    あたしは、とりあえずテーブルの上を綺麗にして、顔を洗うと、今のうちに洗濯を干す事した。

    2006-01-19 11:34:00
  • 373:

    理都

    『うっわー…めっちゃいい天気やなぁ。』
    秋晴れってこの事だろう!そう思うくらい、今日の空は青く、綺麗だった。    
    そう、まるで…彼と出会ったあの日のような。

    2006-01-19 11:38:00
  • 374:

    理都

    パンパンパンパンッ――    
    布団を叩く音だけが、朝日を浴びるマンションのベランダに、響いた。      
    『……さて、今日のご飯はどーするかな!』
    スリッパを脱いで部屋の中に戻ると、あたしは着ていたスウェットを脱いで、出かける服装に着替えた。

    2006-01-19 11:48:00
  • 375:

    理都

    【カチャン―。】
    マンションを出て、いつも通り、買い物に行く。鍵は《いつもの場所》に入れる。変わらない毎日。   そう、変わる事のない毎日だった。          

    あんな事が、起こるまでは―――‥。

    2006-01-19 11:57:00
  • 376:

    理都


    仕事なので、ここまでで休憩します??

    2006-01-19 11:59:00
  • 377:

    名無しさん

    りっちゃんいつもええとこでじらしすぎやがな??
    Sめぇ??笑

    2006-01-19 12:08:00
  • 378:

    りり

    読んでます♪♪頑張ってね☆ミ次から感想スレにします!!スィマセン↓

    2006-01-19 13:24:00
  • 379:

    じらすねぇ?

    2006-01-19 16:21:00
  • 380:

    名無しさん

    2006-01-19 18:51:00
  • 381:

    名無しさん

    2006-01-19 18:53:00
  • 382:

    ???

    しおり?

    2006-01-19 19:25:00
  • 383:

    名無しさん

    ?????????????????

    2006-01-19 19:29:00
  • 384:

    名無しさん

    ???

    2006-01-19 19:56:00
  • 385:

    理都

    381サン、遅くなってスミマセン?眠たくなるまで頑張って更新?するので、良ければ読んで下さいね??
    りりチャン、ありがとう☆久しぶりに、りりチャンからのカキ見て嬉しかったです!あと、場所は気にしないでねm(*o_o)m
    かチャン、ありがとう!?

    2006-01-20 00:16:00
  • 386:

    理都

    ???チャン、しおりありがとう??
    あげてくれた皆様、ありがとうございました!

    今から出来るトコまで更新?しますので、良ければ読んでやって下さい?

    2006-01-20 00:18:00
  • 387:

    理都

    現実ってね、時にものすごく曖昧で
    近いようで、それは、あまりに遠く感じる。    

    目を閉じれば、昨日までの景色が、ほら… こんなにも繊細に浮かぶのに。

    2006-01-20 00:29:00
  • 388:

    理都

    目を背けてしまいたい。 あんな事が起きなければ、まだ、笑っていれた?    

    あんな事がなければ、まだ無かった事に出来たのに―――――‥。

    2006-01-20 00:36:00
  • 389:

    理都

    ―その日は、雨だった。
       
    ザーザーザーザー…
    昨日までの、目を掠めるくらいの秋晴れとは打って変わって、外はどしゃぶり。『……雨って、久しぶりやん。』

    2006-01-20 00:41:00
  • 390:

    理都

    『龍二ぃー、傘あったっけ?』
    あたし達二人は相変わらずで――、
    あの日、結局音沙汰もなく夜中に帰ってきた龍二は、一言も゛ごめん ゛とは…言わなかった。

    「傘?折畳みが、クローゼットにあるかも。」

    2006-01-20 00:48:00
  • 391:

    理都

    『マジー?見てみるわ。買い物行かなあかんし。』
    【ザーザーザーザー】
    降り止みそうにない大雨。傘なかったら、こりゃキツイしな…。

    「ってか…金あるん?」

    2006-01-20 00:53:00
  • 392:

    理都

    『え?……あぁ、あと何千円かなら残ってるで。』   
    ついに、【万札】をきってしまった――。          
    「…そうなんや。っつか、お前、それ飽きひんの?」龍二が、あたしの手元を見て言った。 あたしの手元には、食べかけの【フランスパン】が、握られてる。

    2006-01-20 00:59:00
  • 393:

    理都

    『あぁ、コレ…?うん、なんか慣れた!!』
    あたしは、自分で言って、笑いながら答えた。     
    気付いたら、スーパーの帰りにいつも゛ソコ ゛に寄るようになっていた。匂いに釣られるのもあったけどなんせ、これだけであたしの【食費】は二日浮く…。  
    ここ最近は、油っぽい冷凍食品もやめて、゛コレ ゛しか食べていなかった。

    2006-01-20 01:07:00
  • 394:

    理都

    すみません!
    睡魔に襲われてきたので、明日の朝一に、急いで続き書きます。本当に、少なくてごめんなさい?

    2006-01-20 01:10:00
  • 395:

    名無しさん

    ほぉ〜い?お疲れさん?
    また朝なぁ〜?

    2006-01-20 03:09:00
  • 396:

    名無しさん

    ???????????????

    2006-01-20 03:31:00
  • 397:

    理都

    「ってか、お前……ちょっと痩せた?」          
    ――――――。
    『…えっ!!?ほんまに?それ誉め言葉!?痩せたとか嬉しいわぁ。笑』

    「何……言ってんねん。そんなんばっか食ってるからやん。ちゃんと食えよ。」

    2006-01-20 08:06:00
  • 398:

    理都

    『食べてるって〜!ほら、冷凍食品って…食べ過ぎたら体に悪そうやん?笑 パンならそんな事ないし☆』   
    自分でも、気付いていた。   
    「…そっか、ほんま理都はパン好きやな。パンってそんなうまい!?」

    2006-01-20 08:18:00
  • 399:

    理都

    体調は、あまり良くない。  
    体重は…少しずつ減っている、こと。             
    『うん、おいしいで☆龍二も食わず嫌いせんと、食べてみたらいいのに〜!笑』   
    ――それでも、あたしは、笑って答える。 今日も、そして明日も。

    2006-01-20 08:29:00
  • 400:

    理都

    こんな事が、起きるまではきっと――――‥。      

    【♪〜♪〜♪】
    『…あれ?』突然、部屋に鳴り響いた、機械音。

    2006-01-20 08:34:00
  • 401:

    理都

    「電話?俺?」
    『うん…。あたしじゃないわ。』
    龍二の携帯が、鳴った。 【カチャ―】「もしもし?」   
    「…はい。えっ………!?マジ!?健輔君!?」

    2006-01-20 08:45:00
  • 402:

    理都

    その名前に……一瞬、驚いた。【健輔君】といえば、千葉に住んでるという龍二の学生時代の先輩。
    そう、那智さんの―――‥  
    《龍?久しぶりやな…。》「…健輔君、めっちゃ久しぶりっすね〜!!元気でした!?あれからすぐ、千葉帰ったんすか!?」
    《…おう。相変わらず、マスオしてるわ。笑》

    2006-01-20 08:53:00
  • 403:

    理都

    「ははっ、お魚くわえた鬼嫁〜っ♪っすね。笑」
    《…それゆうなよ。笑》    
    「で、どうしたんすか?電話なんて珍しいっすね!」《あぁ……うん。》     
    そういえば、彼もあの時、那智さんに協力するって言ってたうちの一人。一体、何の用なんやろう――‥?

    2006-01-20 09:00:00
  • 404:

    理都

    《那智の事………やねん、けど…な。》      「‥‥‥‥‥‥。」  
    《おい、龍二…?聞いてるか?》
    「あ……はい。」      
    お願い。これ以上‥‥‥ 思い出させないで――?

    2006-01-20 09:09:00
  • 405:

    理都

    《恨まんといて……やって欲しいねん。アイツの事》「‥‥‥‥‥。」
    《アイツもな、色々抱え込んでたねん。昔から、強がりな奴やった…やろ?だから、後輩にカッコつけて、誰にも弱音見せれずにあんな結果になってもて……》   
    「――――え?」

    2006-01-20 09:17:00
  • 406:

    理都

    「あんな結果って……那智さん、東京で成功してないんですか?」
    《――東京?》
    《え‥‥‥まさか龍二、お前……まだ知らんのか?》「え?」            

    《ニュースや新聞は!?お前……まだ見てへんの?》

    2006-01-20 09:25:00
  • 407:

    理都

    「……ニュース?新聞?」《マジ‥‥‥で。今朝の、新聞ある?》
    「いや、うち新聞とってないんで。ってか…いったい何なんすか?ニュースとかって……那智さんに、何かあったんすか!?」
    《…………。》
    「もしもし!?健輔君?」

    2006-01-20 09:30:00
  • 408:

    理都

    《那智は………今朝、死んだで。》         
    「――――は?」
    《テレビにも、新聞にも…載っとった。ビルの上から飛び降りた…ねん。》     
    「何―――言ってんすか。健輔君…それは――‥冗談になってないっすよ!笑」

    2006-01-20 09:39:00
  • 409:

    理都

    《………冗談やったら、ええのに…な。残念ながら…事実やわ。》
    「うそ―――でしょ?」  
    《龍二…今から俺が話すこと、良く聞いてくれ。お前、那智の未収の話は…聞いてたよな?》
    「――――‥。」

    2006-01-20 09:47:00
  • 410:

    理都

    《そのうち二人は一緒に住むようになって、そんな日々が、四年近く続いてた。やけど…な、やっぱり那智も【ホスト】やから、営業もせなアカンし、店にいたら自分以外の女に優しくする那智の姿を、毎晩見る。レナちゃんは、精神的に病んでいって医者に鬱病を診断された。那智はそれを心配して…【ホスト】を辞めるって言ったねん。それで一度、神戸の店を辞めた。ミナミに変わったって聞いたやろ?》
    「……はい。」
    《那智にとったら、レナちゃんの為にした事やった。神戸ではナンバー争いするぐらい波に乗ってた自分を捨てて、女との、レナちゃんとの生活を取ったんやから。やけど…レナちゃんは怒ったねん。勝手に辞めたことを。「アンタが辞めたら、あたしの…四年間はどうなるん?那智…思い出して?夢を諦めんとって!」鬱病で飯もろくに食えんくなって痩せ細っていく体、やけど、レナちゃんは毎晩那智を説得した。》

    2006-01-20 10:30:00
  • 411:

    理都

    《それから…約一ヵ月後、那智は復帰したねん。ミナミで新しいスタートをきった。やけど、レナちゃんの事を想ったら今までみたいに営業が出来んくて…売り上げは上がらん一方やった。それを見ていたレナちゃんは、辞めていた風俗をまた始めた。「あたしが…なんとかせなアカン!!那智を助けれるのは、あたししかおらん。」前と同じ生活の繰り返し。やけど、変わった事が一つ‥‥。自分でも気付かへんうちに精神的に追い詰められてたレナちゃんは、鬱病から、【自殺未遂】を頻繁にするようになった。》
    「……自殺…未遂?」

    2006-01-20 10:46:00
  • 412:

    理都

    《簡単に言ったら…リストカットやな。分かるよな?レナちゃんの腕に日に日に増える【傷】を、那智は、見てみぬフリするしか出来んかった。レナちゃんは、自分の夢を…応援してくれとったから。那智の隣で、レナちゃんはいっつも笑ってた。アイツは絶対【涙】を見せへん…那智がいっつも言ってたわ。やけど…》「…健輔…くん?」
    《……ズッ、…ははっ、悪いな。続き、話すわな。》
    《…やけど、ある日、いつも通り仕事後に那智の店に来とったレナちゃんが、仕事から家に帰るとおらへんかった。那智はすぐに地元の連れや、俺んとこに電話してきたけど…俺は千葉におったし探す事とか出来ひんかったねん。》

    2006-01-20 11:00:00
  • 413:

    理都

    《でも、何日経ってもレナちゃんは姿を現さんくて、心配で……とりあえず、俺もそっちに戻った。お前と三人で会った時や。》
    「‥‥あぁ、あの日。」
    《お前が帰った後に、那智に詳しい事情を聞いた…。やけど、レナちゃんが何処におるかはさっぱり見当がつかんかったねん。残ったのは…レナちゃんの給料日までに溜まった、大量に残る店の未収だけ――‥。》

    2006-01-20 11:16:00
  • 414:

    理都

    「未収……って、那智さんが言ってた…。」
    《そう、エースである客が飛んだ。それが…レナちゃんの未収や。やけど、俺らも那智自身も、レナちゃんが急に飛んだ理由が分からんかった。昨日までは、あんなに笑っとったのに…。そう考えとったある日、レナちゃんから一本の電話が鳴った。「那智?早くこっち来て!」「…お前、何処にいるねん!?」「東京!アンタの夢叶える為に、先にこっちで働いてるよ!」レナちゃんは、嬉しそうに言った。東京で家も借りたから、待ってるって…。》「とう…きょう…?」

    2006-01-20 11:26:00
  • 415:

    理都

    《……那智の夢や。東京でナンバー1のホストになる事。聞いた事あるやろ?》「…はい。」
    《やから…那智は、店を飛んだ。レナちゃんが待ってる東京に行く為に。事情を知ってる俺は、アイツに協力した。やけど、龍二……お前は自分を慕ってくれてる可愛い後輩や。那智も、お前にだけはほんまの事を話せへんかった…。情けない姿を、見せたくなかったんやろな。》
    「―――‥。」

    2006-01-20 11:36:00
  • 416:

    理都

    《やけど、東京に行ったアイツは……夢やったホストにはならへんかった。》
    「え…?」
    《今度こそ、ずっとレナちゃんの傍におってやりたかったんやろな。那智は、慣れへん昼の仕事を始めて、レナちゃんの事も、二度と働かさへんかった。》
    「――それ…で…?」

    2006-01-20 11:42:00
  • 417:

    理都

    《……それで、レナちゃんは、どうしても、納得いかんかったんやろな。那智の夢を叶える為に東京まで来たのに、自分がアイツの夢を邪魔をしてる。自分がいたらアカン!……そう、思ったんかも知れへんな。レナちゃんは、那智に別れを告げた。【好きな人】が出来たから――って。》
    「好きな―…人?」
    《最初は…な、那智もレナちゃんが自分の為に無理してるんやと思って、そんなん話も聞かへんかった。》

    2006-01-20 11:51:00
  • 418:

    理都

    《やけど、レナちゃんは…那智が止めていた風俗を、また自ら始めた。仕事後はホストクラブを渡り歩いて朝まで、帰ってこーへん。那智は何度も止めたけど、聞く耳すら持たへんレナちゃんは……そのまま落ちていく一方やったねん。》
    「―――‥。」
    《サイトにはレナちゃんの名前がいろんなスレで目についとった。【○○の本カノは○○のレナやで!】【○○とラブホから出てくるとこ見た!】金回りがいいと思って疑ったら、ついには…パパの存在まで出てくる始末やった。》

    2006-01-20 12:06:00
  • 419:

    理都

    《立場……逆転ってとこやな。那智は、どんどん病んでいった。飯はもちろん、仕事にも行けんくなった。「女なんかいらんわ!」くらい、昔みたいに強気で開き直れたら良かった…ん…やけどな。ホストを辞めたアイツは、一人の男としてほんまにレナちゃんが全てやったから……。相変わらず帰ってこーへんレナちゃんから、メールが入った。【もう別れよ。】昨日の夜やった…。那智の…ズッ…おっちゃんから電話が……あったんは。》 

    「――――っ‥‥。」

    2006-01-20 12:17:00
  • 420:

    理都


    中途半端_?なトコですみません。仕事なので、中断します??

    2006-01-20 12:18:00
  • 421:

    名無しさん

    2006-01-20 14:27:00
  • 422:

    名無しさん

    ぁ|+〃?

    2006-01-20 19:29:00
  • 423:

    ぎゃー気になる?

    2006-01-21 02:29:00
  • 424:

    名無しさん

    ???????????????

    2006-01-21 09:28:00
  • 425:

    名無しさん

    おまじない?
    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/uranai/1137594585/l5

    2006-01-21 12:23:00
  • 426:

    名無しさん

    前から気になってたんゃけどこれ実話ですかぁ?

    2006-01-21 14:17:00
  • 427:

    名無しさん

    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/uranai/1137594585/l5

    2006-01-21 17:14:00
  • 428:

    名無しさん

    実話って書いてたやん

    2006-01-22 04:58:00
  • 429:

    理都

    かチャン、遅くなりました?頑張りますね!?

    431サン、都合上、住んでる地名、年令(私以外)などは少し変えています。あとは実話です。記憶が曖昧なセリフ部分は、微妙ですが…

    2006-01-22 13:56:00
  • 430:

    理都

    「‥‥‥‥那智さんが…、自分か…ら?」         

    《……アイツも、お前にはほんまに悪い事したって、金返しといてくれ…って。俺…預かってるから。》    
    ソンナンアリエヘンヤロ。

    2006-01-22 14:54:00
  • 431:

    はな

    一気によんぢゃった?頑張ってちょ?

    2006-01-22 17:02:00
  • 432:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-22 17:28:00
  • 433:

    おーい

    2006-01-23 00:49:00
  • 434:

    理都

    はなチャン、ありがとう!?読んで頂けて嬉しいです?頑張るので、宜しくお願いします??
    438サン、あサン、ありがとう!更新遅くなってごめんなさい?今から仕事まで書いていきます?

    2006-01-23 11:16:00
  • 435:

    理都

    アリエルワケ・・・ナイ   
    「……だって、那智さ……んは……………」     

    那智サンハ―――――‥‥   

    2006-01-23 11:20:00
  • 436:

    理都

    《…………そう……やな。アイツが言ってた…ズッ…一番弱い、人間や。…一番弱くて…なりたくないもんに……なってもたんやな》    

    一番弱い、人間――――。
    那智‥‥さん‥‥

    2006-01-23 11:29:00
  • 437:

    理都

    ――――――――――――――――――――――――《おい龍二っ☆もーすぐ始まんで!!集会!》      
    《…えー?マジ?んでぇ、今日はぁ誰が仕切るん?》《今日はな、那智さん来てるみたいやねん!!》    
    《………えっ!!?それほんまなん?》

    2006-01-23 11:41:00
  • 438:

    理都

    《ほんまやって!すげぇやろっ?健輔くんと一緒に来るみたいやわ〜☆》       
    那智さん来るんや―――‥    
    《……久々やな。緊張するわ。》
    《確かにな〜!笑…なんせ我らの、総長やからな!》

    2006-01-23 11:46:00
  • 439:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-23 11:51:00
  • 440:

    理都

    ――【那智さん】は、
    当時、ここらの若いもんを裏で率いてる頭。言えば、族の総長…やった。
    そんな那智さんに憧れてるヤツらは少なくなくて、俺も直哉も、そのうちの一人やった。那智さんが直接、集会に参加する事はほとんどなくて…やけど、なぜか皆那智さんについていく。あの゛不思議なオーラ ゛に、俺らは完全に引き付けられてた。《最後までこの人についていきたい。》那智さんは、そういう力を…持つ人やった。

    2006-01-23 11:57:00
  • 441:

    理都

    《お疲れさまっすーーーー!!!》
    黒を探すのが難しい程、カラフルな頭をした集団…。胡散臭い集団が、声を揃えて一斉に挨拶をする。
    《あ、お疲れぇー。》
    それに笑顔で応える男前。やっぱり那智さんは、カッコイイわ…!!!!

    2006-01-23 12:03:00
  • 442:

    理都

    《んじゃぁーえーっと、集会始めまぁーす。》       
    そっから淡々と夜の海岸で集会が始まり、その週にあった事や…他の族の情報などを、各自報告し合う。     
    はっきり言って、俺はそんなもんどーだって良かった。俺の目標は、【那智】という人間。
    ただ一人やったから。

    2006-01-23 12:09:00
  • 443:

    理都

    《んー…まぁ、あんまり顔出してない俺が言う事やないんやけどぉ。仲間は、大切に。》
    全員が、彼の言葉に、耳を傾ける――。
    《今、こうやって自分がこの場所にいれる事…。仲間あってこその、自分やと思って欲しい。》
    《コホン…もちろん、仲間だけじゃない。一番に感謝せなあかんのは、もちろん自分の【親】や。》

    2006-01-23 12:27:00
  • 444:

    理都

    すみません。一回中断します???

    2006-01-23 12:32:00
  • 445:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-23 17:42:00
  • 446:

    理都

    《腹立つ事もある。筋違いな事もある。やけどぉ…どんな事があっても【親】だけは大切にして欲しい。》   
    【親】――――、か。 
    俺には…難しい話やな。      
    《ぇーってな感じで俺の教訓はなぁ、》

    2006-01-23 22:45:00
  • 447:

    理都

    《男ならぁー、人前で涙を見せるな!女を泣かすな!親を泣かすな!マジでこの三つやからぁ…。》      
    《ー‥‥ぁーあとねぇ、これ最悪。 自殺する奴。》   

    自殺……?

    2006-01-23 23:01:00
  • 448:

    理都

    《親から与えられた命、なんやと思ってるん?自殺なんか親不孝な事する人間はぁ…一番弱い人間やわ。そんなんには、なりたくないやん?》

    《…みんな覚えとけぇー。腕に傷ある奴らもいるけどさぁ、お前らがそうやって自分傷つけたり、何気なく過ごした今日は、誰かが必死で夢見た゛明日 ゛やねん――。分かるよな?》

    2006-01-23 23:20:00
  • 449:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-23 23:30:00
  • 450:

    理都

    《聡、単車乗って、コケんなよ。》
    《…あ、はいっ!》
    《…順平、シンナーは止めとけ。分かったな?》  《…………ハ…イ。》 
    《お前らぁ、みぃーんな命粗末にするなよー!!俺からは以上でっす。はい、健ちゃんバトンタッチ☆》

    2006-01-23 23:51:00
  • 451:

    理都

    那智さんの、【口癖】だった。
    《命、粗末にするなよ!》《俺は、弱い人間だけにはなりたくないねん!》     
    影でいつも、恐いもんなしの俺等の事…心配してた。  

    《…自分が、龍二って子?健輔と゛タイマン ゛張ったってほんまなん?笑》

    2006-01-24 00:10:00
  • 452:

    理都

    え――?俺、那智さんに、話し掛けられてる・・!?  
    《……あ、ハイ。タイマンってか…1.2発殴り合っただけっすけど。》
    直接会話するんとか初めてやし…。うっわ‥‥ヤバイマジ緊張やん!
    《そーなんやぁ。健輔とやり合うなんて、なかなかいい根性してるやん☆自分、気に入ったわ。笑》
    《え…?》

    2006-01-24 00:18:00
  • 453:

    理都

    《龍二、お前はビッグになるよ。》
    《ビッグ…?俺が…?》
    《お前は…俺と同じ匂いがするわ☆三月に俺等おらんくなっても、頑張れよ。》    
    那智さん達は…今年でこの学校を卒業する――。

    2006-01-24 00:27:00
  • 454:

    理都

    《おいっ…おい…龍二!!お前、今那智さんに話かけられてなかった!?》
    《あ…おう直哉。マジ…緊張して鳥肌立ったわ。》 《相変わらずオーラすごいもんなぁ。あの人だけは…ほんまの天性やなっ!》   
      
    那智さん、あなたはそれくらい俺等の 憧れでした。

    2006-01-24 01:35:00
  • 455:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-24 03:18:00
  • 456:

    名無しさん

    ぁげ??

    2006-01-24 11:55:00
  • 457:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-24 20:19:00
  • 458:

    ぁぃ

    がンばッτ(・?・?)?
    早く続き読み+ニぃ?

    2006-01-25 18:49:00
  • 459:

    理都

    あげてくれた方、ありがとうございます?

    ぁぃチャン、ありがとう??今から遅れた分、たくさん更新?しますね???

    2006-01-25 20:56:00
  • 460:

    理都

    《―――…し?…もしもし龍二?…聞こえるか!?》「――え? あ…ボーッとしてました。」        
    《……今日、通夜があんねん。那智のから預かったお金、その時に渡すから。》
    「……。」

    2006-01-25 21:48:00
  • 461:

    理都

    「健輔くん…その女、は?那智さん追い込んだ女は…今何処にいるんすか?」 《…。レナちゃんか?レナちゃんは、実家に帰ってるんちゃう…かな。》
       
    「……実家?そいつ、いったい何なんすか?那智さん殺したん…そいつやないすかっ!!!」
    許されへん――――…。

    2006-01-25 22:04:00
  • 462:

    理都

    「そいつ、とっ捕まえて、責任取らせましょうよ。」《責任…?》
    「風俗、してるんでしょ?慰謝料でも何でもぶん取ってそんなくそ女…ボロボロにしてやったらいいやないすか!!」  

    《……。》

    2006-01-25 22:13:00
  • 463:

    理都

    《……喜ぶと思うか?》 「…え?」
    《那智が、そんな事して…喜ぶと思うか?》
    「……。」

    《龍二、昨日おっちゃんから電話があった時な……》

    2006-01-25 23:10:00
  • 464:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-26 00:00:00
  • 465:

    名無しさん

    遅いなぁ

    2006-01-26 00:18:00
  • 466:

    理都

    《すぐに、新幹線で駆け付けたんや、俺も。けど、誰よりも…那智の所に先に着いてる子がおった。
    ……レナちゃんやった。》   
    「―――‥。」         
    《…レナちゃんは、何も言わずにただ、那智の傍で…手を握っててん。那智が息を引き取ってからも、涙一つ… 見せへんかった。》

    2006-01-26 02:00:00
  • 467:

    理都

    《龍二、分かるか…? 人の心なんてな、そいつにしか分からへんねん。いや、自分自身でさえ…分からへん時もあるくらいや。レナちゃんの真意…なんてな、誰にも分からへんねん。》   

    ヒトノココロ――――?   
    那智さん…

    2006-01-26 02:10:00
  • 468:

    理都

    「…健輔く…ん、俺は…俺は…… いったい、どうしたら?」
    《…辛いのは分かる。みんな一緒や。やけどな龍二、人を憎むのは間違ってる。少なくとも那智は…レナちゃんを憎んだりしてないはずやで?お前にだって、分かるやろ?》
    「……。」

    2006-01-26 02:32:00
  • 469:

    理都

    エラーが多すぎるので、明日の朝一に更新します??  
    読んでくださった方、ありがとうございました???

    2006-01-26 03:07:00
  • 470:

    理都

    《那智の分まで…俺等は強く生きるしか、ないんちゃうか?》
    「そう……すね。」   《今日、来いよ。》
    「…。」
    《んじゃあ、夜に…な。》「………ハイ。」

    2006-01-26 11:22:00
  • 471:

    理都

    【カチャ――】          
    『……。』
    《一体、何があったん?》とは、ただならない雰囲気からか、聞けなかった。    
    「…ちょっと、外行ってくるわ。」
    『え…?外、大雨やで?』

    2006-01-26 11:27:00
  • 472:

    理都

    あたしの言葉も聞かず、龍二は立ち上がると、そのまま玄関へと、迎う。   『…傘は?』
    「いらん…わ。」
    【ガチャン―】
    玄関の扉が、ゆっくりと閉まる。
    …。

    2006-01-26 11:31:00
  • 473:

    理都

    どうしよう…。
    【―ピッ】
    龍二が置いていった携帯電話を開き、着信履歴を、画面に映す。
    『……。』
    【プップップッ…プルルルルル―】あたしは、発信ボタンを押して、゛彼 ゛へとかける。

    2006-01-26 11:39:00
  • 474:

    名無しさん

    2006-01-26 13:58:00
  • 475:

    名無しさん

    更新いっぱいするとかゆーてたのに全然やん。しかも更新遅いから全然内容分からんくなる。

    2006-01-26 16:41:00
  • 476:

    理都

    482サン、皆様。
    申し訳ないです。早起きして、更新しようと思ったのですが…すみません?
    事情があって仕事を掛け持ちし始めたので、寝る時間があまりなくて更新がどんどん遅れてしまい、本当にご迷惑おかけします?少しずつになりますが、どうぞ見守って頂けたら…嬉しく思います。

    2006-01-26 23:38:00
  • 477:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-26 23:56:00
  • 478:

    あい

    仕事τ"大変ゃのレニゴメンね?小説楽∪みレニ∪τるカラゆっくりτ"も[|[|カラ頑張っτなぁ(・?・?)?

    2006-01-27 00:36:00
  • 479:

    まや

    ゆっくりでィィょ??

    2006-01-27 01:11:00
  • 480:

    知香

    『後悔……か……』
    『ん?』『ぁっ、なんでもないよ』
    私の頭の中は混乱していた。あの子を見殺しにするという罪悪感と助けてあげる優越感に揺れ動いていた…たくさんの言葉を思い出した。陸や千春さんや、りぃ達の言葉を…
    一体自分がどうしたいのかわからない。。

    2006-01-27 02:10:00
  • 481:

    名無しさん

    ↑え?????????

    2006-01-27 02:19:00
  • 482:

    名無しさん

    レィン?やん?笑

    2006-01-27 02:20:00
  • 483:

    名無しさん

    誰?書くとこ間違ってるやろ…。(笑)

    2006-01-27 02:44:00
  • 484:

    理都

    『ハイ……』
    『け、健輔くん?理都。』『あっ、おう』

    何故か聞きたい気持ちはイッパイやのに言葉がでない…『い、一体どしたん?なんかあった?龍二すごい顔でウチでていった…』
    『ぇ……』『………』
    その日龍二は帰ってこなかった

    2006-01-27 06:39:00
  • 485:

    知香

    すみません?

    2006-01-27 06:40:00
  • 486:

    名無しさん

    ????????????????????????????????????しおり?

    2006-01-27 07:18:00
  • 487:

    理都

    …龍二はマタ那智さんの事で深い悲しみの中に埋もれて行った…何だか胸騒ぎがおさまらない…
    健輔君に全てを聞いた。             ━━神様…どうして…?もぅこれ以上あの人がキズつかないよに祈ってきたのに…どうして、何も叶えてはくれないの…?━━━━━

    2006-01-27 08:53:00
  • 488:

    理都

    もし願いが叶っていたなら、あんなことにならずに済んだのに…
    運命はあまりにも厳しすぎるよ。あたしがどんなに頑張っても運命を換える事は出来ない。

    ━━━出来なかった━━━

    2006-01-27 08:54:00
  • 489:

    名無しさん

    なんでレインの主がでてきたんゃろ?

    2006-01-27 09:48:00
  • 490:

    理都

    491、494、495、

    私じゃありません!!??ビックリしました………。

    2006-01-27 11:31:00
  • 491:

    理都

    あいチャン、まやチャン、優しい言葉をかけてくれて本当にありがとうございます??  
    本当に少しずつで申し訳ないですが…?どうぞ、お付き合い下さい(。_。*?)

    2006-01-27 11:35:00
  • 492:

    理都

    知香サン、気にしないで下さいね???

    では、480からの続きになります!仕事まで書いていきます!

    2006-01-27 11:38:00
  • 493:

    理都

    《…もしもし?》   
    『……あっ…あの、突然すみません。私――‥』          
    きっと、これから【何か】が起きる。            
    胸騒ぎは、あたしの鼓動を確実に… 速めていった。

    2006-01-27 11:43:00
  • 494:

    理都

    健輔くんから、゛全て ゛の真相を聞いた。
    こんな事が、 本当に起こっていいのだろうか。
    『…待ってよ。まるで、昼ドラやん☆』
    笑ってしまう。言葉が見つからないから、現実を叩きつけられたあたしは‥‥ この場で笑うしかない。

    2006-01-27 11:49:00
  • 495:

    理都

    【ガチャンッ――】
    ダンダンダンダンダンッッ――。玄関のドアを乱暴に閉め、突っ掛けのまま、階段を駈け降りる。    
    『……はぁ…はぁっ。』

    2006-01-27 11:53:00
  • 496:

    理都

    雨は、降り止む事を知らない。
    ザーザーザーザーザーザー…      
    目を掠めてみる。
    ゛彼の姿 ゛ に、あたしは切れた息が、止まりそうになる。
    胸が… 締め付けられる。

    2006-01-27 11:58:00
  • 497:

    理都

    『……じ、龍二ぃ!!!』    
    マンションの入り口から、擦れた声で、叫ぶ。
    傘もささずに、道路の真ん中で、立ちすくむ彼からの返答は――‥ない。        
    『なぁ…っ、そんなとこおったらぁ…風邪ひくでぇ?早くこっち…入りよっ…』

    2006-01-27 12:02:00
  • 498:

    理都

    【ザーザーザーザーザーザー】 雨の音だけが… 二人だけの空間に、響いていく。    
    『なぁ龍二ぃーっ…?聞こえてるんー!?』       
    「…。」

    2006-01-27 12:05:00
  • 499:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-27 12:12:00
  • 500:

    理都

    「……なぁ理都、那智さん自殺… したんやって。」    
    ザーザーザーザーザーザー‥     
    『……うん。聞いたよ。』   
    ザーザーザーザーザーザー‥

    2006-01-27 12:12:00
  • 501:

    理都

    「付き合ってた女に…裏切られて、ビルから…飛び降りたんやて。」
    『…うん。』     
    「信じられる…か?」
    『え?』

    2006-01-27 12:18:00
  • 502:

    理都

    「そんな話……簡単に、信じられるか?」        
    『―――‥。』   龍二…。           

    「俺は… 無理や。信じられへん。那智さんが…自分から死ぬなんて、ありえへんねん …。」

    2006-01-27 12:22:00
  • 503:

    理都

    『…そうかも知れへんな。やけど、事実、 やで?』    
    受け止めたくない気持ちは痛い程…分かる。だけど、受け止めなければ――
    受け止めなければいけない現実だって、生きていれば仕方のない事やから…

    2006-01-27 12:28:00
  • 504:

    理都

    「事実…? 事実って何やねん?なぁ…?どこに、そんな証拠があんねん…?」    
    『…証拠なんてないわ。やけど、今日の夜に那智さんのお通夜行われるんやろ?アンタも…行くんやろ?』逃げたって、仕方ない。    
    辛くても、向き合わなければダメやで…龍二…。

    2006-01-27 12:36:00
  • 505:

    理都

    「―――…ねん」
    『え?』           
    「―――お前に、何が分かんねん。えぇ?」        
    『……龍…二?』

    2006-01-27 12:45:00
  • 506:

    理都

    「那智さんの事…何もしらんお前にっ…一体、何が分かるってゆーねん!?教えてくれや…なぁ、理都!?お前には・・お見通しか?いっつもいっつも、全部分かったような顔して…コレも、最初っから分かってたんか?那智さんがっ…自殺する事も――…分かってたっ……ゆうんか?」      

    ガシャン―。

    2006-01-27 12:56:00
  • 507:

    理都

    音が―――、した。
    今度は、前と違って、  大きな音。          
    きっと、修復できないような…何かが壊れる―、音。   

    2006-01-27 13:00:00
  • 508:

    理都

    「なぁ…理都。教えてくれや? こーゆう事、か?お前がいつも言ってた、《人を信じる事》ってのは……こーゆう結果の、事か?」   

    「那智さんが信じた女は、最期までっ…… 涙一つ…流さんかった――。」

    2006-01-27 13:10:00
  • 509:

    理都

    《これ俺の教訓〜!みんな良く聞けぇ〜☆》  
    《男ならぁ…人前で涙を見せるなっ!女を泣かすな!親を泣かすな!この三つやからなぁ!守れぇ〜!笑》  
    《お前等…強くなれよ☆》

    2006-01-27 13:22:00
  • 510:

    理都



    那智さん俺…………一つも守れてないっすよ。    
    ザーザーザーザーザーザー

    2006-01-27 13:25:00
  • 511:

    理都

    『……っ。りゅ‥‥じ。』     

    【雨】は、彼を濡らす。    
    宥めるように。全てを…思い知らすように。

    2006-01-27 13:34:00
  • 512:

    理都

    ザーザーザーザーザーザー‥     
    立ち尽くしたままの彼の頬からはその雫が、悲しい程に… 流れ、落ちていた。

    2006-01-27 13:39:00
  • 513:

    名無しさん

    おもろいけどこの男うっとしいなぁ笑
    なに自分ばっか被害者ぶってんって感じやな
    リツちゃんすごいなぁ。。。がんばってね☆

    2006-01-27 13:42:00
  • 514:

    理都



    ―?。途中、どなたかが続きを書かれていますが… 私が遅いせいでややこしくなってしまいすみません?仕事から帰ったら、続きを書きます。

    2006-01-27 13:44:00
  • 515:

    名無しさん

    ?の理都さんが書いたんじゃないの?リアルタイムだと思って読んでたのになんだかショック

    2006-01-27 13:49:00
  • 516:

    理都

    520サン、読んで頂いてありがとうございます!すごく嬉しいです☆(*^_^*)

    522サン、500〜519までは、私本人が更新しました。書き方が悪かったですね。すみません(>_

    2006-01-27 14:35:00
  • 517:

    理都

    ザーザーザーザーザーザー…
    『…らん…わからん…』 龍二はひたすら、大粒の雫をこぼし言い続けた…

    『りゅう…じ……』   
    人を信じるということ。それは、こんな結末なんかじゃない…違うよ…龍二……

    2006-01-27 14:39:00
  • 518:

    理都

    一体どれだけ時間が経っただろう…

    『なぁ、龍二…中入ろう』
    「………」

    2006-01-27 14:43:00
  • 519:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ↑上の方、誰ですか?

    トリップ付けます。
    続きはちゃんとあるので、なりすますのは、やめて下さい…????

    2006-01-27 14:48:00
  • 520:

    名無しさん

    コメントするなら書けッッ?

    2006-01-27 15:12:00
  • 521:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-27 16:52:00
  • 522:

    名無しさん

    ????????????????????????????????????????しおり????

    2006-01-27 17:09:00
  • 523:

    名無しさん

    偽ぅざぃ∪??

    2006-01-27 17:30:00
  • 524:

    まや

    どっからがりっちゃんか全く分からんくなった?

    2006-01-27 20:59:00
  • 525:

    名無しさん

    491、494、495、524、525が偽もω???書き方ちゃぅから分かる∪なッ???

    2006-01-27 21:23:00
  • 526:

    名無しさん

    あんた偉そうになんなん(笑)

    2006-01-27 22:55:00
  • 527:

    532

    ごめωなさぃ???偽もωに対∪てゅッたねω???

    2006-01-27 22:59:00
  • 528:

    ???

    しおり?

    2006-01-28 00:07:00
  • 529:

    533

    534さんごめん?

    2006-01-28 00:08:00
  • 530:

    名無しさん

    2006-01-28 01:44:00
  • 531:

    すべて更新おそいからやん(笑)

    2006-01-28 01:54:00
  • 532:

    名無しさん

    本間やわ。遅すぎやろ。間に偽者も入ってるから余計話分からんようになってるし。本間更新遅い

    2006-01-28 02:39:00
  • 533:

    名無しさん

    文句ゆーなら読むな

    2006-01-28 02:47:00
  • 534:

    名無しさん

    本人が言ってる事とやってる事矛盾してるからやん。いっぱい更新しますって言いながら全然やし、できひんなら最初から言うなって感じ

    2006-01-28 04:39:00
  • 535:

    まや

    そんなのりっちゃんだって都合があんねんから仕方ない事やん!それを責めるのはおかしいわ。そりゃうちだって続き早くよみたいなって思うけどりっちゃんだって働いてるやろし寝る時間だっているしその時間を裂いてまで更新してくれてるねんからうちら読み手は待ってたらいいやん。。
    てか偉そうにすんません?

    2006-01-28 05:39:00
  • 536:

    ミコ

    そうそう 別にここに書くのが仕事なんじゃないしね?いっぱい更新するつもりで書いてても、途中で急に用事できて書けなくなっちゃう時だってあるやろし?うちらは「読んでやってる」わけじゃなくて「読むことを楽しんでる」んやから。だから待ち遠しい気持ちもあるけど、楽しさを与えてくれる人を批判するもんじゃありません?

    2006-01-28 05:47:00
  • 537:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-28 05:51:00
  • 538:

    まや

    ミコちゃんのゆぅ通りだよ?
    りっちゃん頑張ってネッ??

    2006-01-28 06:47:00
  • 539:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    皆様ごめんなさい。遅くなって、申し訳ないです…。まやチャン、ミコチャン、本当にありがとう?? 待って下さってる皆様には、ご迷惑おかけします?
    完結まで頑張りますので、どうか見守って下さい。 お願いします…

    2006-01-28 07:48:00
  • 540:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    龍二は、その晩、迎えにきた直哉と一緒に、那智さんの実家に行った。
    あたしは家で待っていたけど、胸騒ぎは…治まる事はなかった。雨に打たれる中で見た龍二の目は、あの日と同じ目をしていたから。  
    初めてあたしに手を出したあの日と、同じ―――‥。   

    2006-01-28 07:56:00
  • 541:

    名無しさん

    http://pr3.cgiboy.com/S/4179572

    2006-01-28 07:58:00
  • 542:

    理都

    翌日、葬儀も無事に終わりまた、今まで通りの生活が始まった。…が、相変わらず、お金は無かった。
    那智さんの事があってから口数が、減ってしまった彼は、より一層、働く事から遠ざかってしまった気がする…。

    『あたし、買い物行ってくるから。』

    2006-01-28 08:10:00
  • 543:

    理都

    【カチャン】
    返ってこない答えをあえて待たないように、少し足早に―、部屋を出る。      

    『…はぁ。』
    ため息が出る。先の見えない未来に、追い打ちをかけるように覆い被さった深い闇に… あたしは完全に、参っていた。

    2006-01-28 08:25:00
  • 544:

    理都

    重い足取りで、もうすっかり馴染みのついた、スーパーへ迎う。一通り買い物を済ませると…いつもの場所へ、足を運ぶ。
    『いらっしゃいませ。』 レース付きの可愛いらしい制服を着た店員さんが笑顔で、挨拶を、する。
    あたしは゛目的のモノ ゛だけを、しっかりとトレイの上に乗せると、なんとなく下を向いたまま…すぐに会計を済ませた。

    2006-01-28 08:37:00
  • 545:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ↑トリップ忘れました?

    2006-01-28 08:53:00
  • 546:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-28 09:04:00
  • 547:

    名無しさん

    はよかけや

    2006-01-28 14:01:00
  • 548:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    本当に、すみません…。

    今日は遅くまで仕事で、明日の休みに一日かけて更新しますので、長い目で見て頂きたいです…。こんな主でごめんなさい。

    2006-01-28 14:15:00
  • 549:

    せな

    頑張れ??

    2006-01-28 14:42:00
  • 550:

    名無しさん

    荒らしていい?遅いからうっとしぃねん

    2006-01-28 18:04:00
  • 551:

    名無しさん

    ↑そんなんぃぃなゃ?

    2006-01-28 18:39:00
  • 552:

    ちLl?

    うっとかったらみやンかったらLlLlンぢゃなLlン?テカ書けトカゆうてる人等何様?理由ゆうて謝ってってしてはるやン。事情トカ仕事トカありはるンやからまっとったらLlLlやン。遅くても書Llてくれはるンやから。

    2006-01-28 18:44:00
  • 553:

    さぁ

    りつちゃん??ユックリ頑張ってね?

    2006-01-28 20:39:00
  • 554:

    名無しさん

    完結いつ?楽しいケド早く完結してくれなうずうずする?

    2006-01-29 00:30:00
  • 555:

    名無しさん

    ややこいゆーてんねんから主も誰かが書いたやつ削除依頼だしたら解決するのに!

    2006-01-29 02:29:00
  • 556:

    りか

    ?初?
    りつチャン?うん?分かったぁ??楽しみに待ってるなぁ??でもせっかくの休みやねんからゆっくり休んでねー???

    2006-01-29 05:42:00
  • 557:

    名無しさん

    今日やすみなんちゃうんか!はよかけやぱちこきが!

    2006-01-29 13:48:00
  • 558:

    名無しさん

    ↑そんな言い方しやんでいーやん。早く読みたい気持ちもわかるけど主サンの都合もあんねんし。それにまだ今日一日終わったわけちゃうんやし、パチこき違うやん〜時間あいたら書いてくれるんちゃう?!

    2006-01-29 15:20:00
  • 559:

    名無しさん

    いやでも今日一日かけてかくゆうてたで?本間にできもせんことゆわんでほしい。期待さすだけさしてって思てまうやん。

    2006-01-29 16:11:00
  • 560:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ごめんなさい。夜勤明けだったので、今起きました。今から、書いていきます。色々かばってくれた方々、本当にありがとうございました。そうおっしゃってくれる方がいるだけで…… 私は、書いてて良かったと思えます。ありがとう。

    2006-01-29 16:15:00
  • 561:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    家に帰ると、掃除、溜まっていた洗濯を済ませて、夕食の準備をする。      
    「…お前、またそれ?」 龍二が言う。怪訝そうに、見つめるその先には、袋に入った固い、フランスパンが、あった。
    『あ、うん…。好きやからさ。』
    あたしは、その場を取り繕うような、笑顔で答えた。

    2006-01-29 16:33:00
  • 562:

    理都

    「…ふーん。」
    そう言いながら、お皿の中の、レンジアップしただけの料理を食べる、龍二。 『最近、そんなんばっかでごめんね。』
    冷凍食品ばかりも…いい加減、飽きてくるよね。     
    「…別に。しゃーないやん。」

    2006-01-29 16:40:00
  • 563:

    名無しさん

    なにその態度?かばってくれた人にだけとかおかしない?りっちゃんのことみんなしらんねやしましてや夜勤やったとかわからんやんか。今日一日かけてどーのゆうたん自分ちゃうの?それについて指摘されてることにたいして一言ないん?と思うんやけど。

    2006-01-29 16:44:00
  • 564:

    理都

    「お前も、コレ食えよ。」小皿に取り分け、あたしの前に、置く。それだけ言うと、龍二は黙ったまま、淡々と箸を、口に運んだ。 『ありがとう…。』
    あたしは、彼が取ってくれた目の前のものを、ゆっくりと口に運ぶ。
    レンジアップで油が濃縮された゛ソレ゛は、受け入れ態勢が整っていない空っぽの胃の中で、ジンワリと…消化不良したままだった。

    2006-01-29 16:52:00
  • 565:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    570サン、そうですね。ごめんなさい。私の中の《一日かけて》 というのは、起きてからという意味だったので… 発言の矛盾で、度々不快な思いをさせてしまい、すみませんでした。

    2006-01-29 16:56:00
  • 566:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    お金は、もうすぐ底をつく。
    あれ以来、微妙な距離感があるあたし達の時間は、そのまま《一週間》が過ぎていった。  

    「…遊びに行ってくるわ。今日、遅なるから。」
    お気に入りのジャケットを羽織ながら、龍二が言う。

    2006-01-29 17:14:00
  • 567:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『…あ、うん。分かった。気を付けてな。』

    最近は、こういう事も、増えた。 今までほとんどと言う程、遊びに行ってなかった龍二は、その我慢の腹いせ? のように、夜遅くまで遊びに行って、度々帰ってこなかった。
    「あ…風呂の水だけ張っとって。朝、入るから。」

    2006-01-29 17:36:00
  • 568:

    名無しさん

    570だまって?うざいって。なんやかんやゆうてよんでんのやったらだまっときや。りっちゃんにも都合あんねん!

    2006-01-29 17:45:00
  • 569:

    理都

    『…うん、分かった。行ってらっしゃい。』

    それでも、良かった。あたしは、それでも、嫌な気なんて一つもしなかった。 あたし達は、今までお互いに、我慢をしてきたから。相手の気持ちも、自分の事のように理解できる。    
    アンタの心に出来た傷は、そんな事じゃ埋まらへんやろうけど… あたしに出来る事は、もう、《こんなこと》しかないよ。

    2006-01-29 17:47:00
  • 570:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【ジャーーーーーーーーーーー】
    風呂場に行き、浴槽に、水を溜める。―出ようとした時、ふと、鏡に映る自分が目に、入った。          
    『―――。』
    言葉を失った。と、同時に『はぁぁ……』深い、ため息をついた。目の下には、クマが出来て、頭はボサボサ、顔もやつれていて、自分の【不細工さ】に…情けなくなった。

    2006-01-29 18:02:00
  • 571:

    理都

    最近、まともに食べたのはいつだろう…。そう考えると、その場に白く立ちこめていく熱気に、少し、フラっとした。             

    アンタが、笑っていられればいい。そう、思ってたねん。アンタとあたしは、繋がってるから… どんなに苦しくても、あたしは、あたしのままでいるよ――?

    2006-01-29 18:12:00
  • 572:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    そう、思ってた。      
    そう、思ってたのに…。   
    弱すぎたね。あたしも、アンタも。 負ける事が、恐かった。強がってばかりのあたし達は、すれ違い、せっかく拾い集めたカケラでさえも… 少しずつ落としていってしまうんだね。

    2006-01-29 18:18:00
  • 573:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『どーゆう事?』
    龍二の携帯が、鳴った。ディスプレイに表れたのは、聞いた事のない、女の名前だった。
    「…連れやって。」
    バツの悪そうな顔をして、彼が、言う。
    《女の名前は全部、消したんじゃなかったん――?》…だけど、言わない。

    2006-01-29 18:25:00
  • 574:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、疑わない。
    空っぽになってしまった龍二とあたしを繋ぐものは、【信頼】でしかないから。  

    『そっか…電話、鳴ってるやん。早く出たりやぁ。』あたしは、笑顔で言った。  
    「…。」

    2006-01-29 18:35:00
  • 575:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    次の日も、龍二は「出かけてくる」と、言ったまま、朝まで帰ってこなかった。あたしは、彼が寝てる間に買い物に行って、夕食の材料を買う。《今日は、久々にハンバーグでも作ろうかな…。》値段が張るのは承知だったけど、なんとなく自分で作りたい―。そんな気分だった。

    2006-01-29 18:49:00
  • 576:

    理都

    「…今日は、晩までには帰ってくるわ。」
    『また、出かけるん?』 「おう。連れとブラブラするだけやけど。」     
    《連れとブラブラ、か。》『…分かった。じゃあ、ご飯作って待っとくわ!気を付けてな☆』
    「……。」

    2006-01-29 19:08:00
  • 577:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『龍二?どうしたん?』 あたしの言葉に返事をしない龍二。なんか、様子がおかしい。
    「…なん?」
    『え?』
    「……お前、なんなん?なんでそんなん言えるん?」  

    2006-01-29 19:17:00
  • 578:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『ど…ゆこと?』    突然の言葉に、パニックになる。
    「……文句一つ言わんと、なんで笑ってられるねん。俺は、毎晩遊び歩いてるねんぞ?」          

    ――そんな事を言われるなんて、 思ってもみなかった。《なんで笑ってられるねん》か。あたしの笑顔…引きつってなかった?

    2006-01-29 19:30:00
  • 579:

    名無しさん

    リアルタイムでみてます?頑張って?

    2006-01-29 19:46:00
  • 580:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    575サン、ありがとうございます??

    586サン、リアルタイムで読んで頂いてありがとうございます?今からご飯食べるので、食べたら続き書きますね!

    2006-01-29 19:51:00
  • 581:

    ちょん

    頑張れ?なにげにずっとミテて初かき??気になるぅ?頑張って完結してね??

    2006-01-29 19:52:00
  • 582:

    ?美愛?

    りッチャン??めっちゃ見てるで??頑張ってなぁ????りッチャンのペースでね?ぁたぃゎ、どこまででもつぃてぃくぜッッ(?ε?)?

    2006-01-29 20:08:00
  • 583:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-29 20:34:00
  • 584:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ちょんチャン、初カキ?してくれてありがとう?すごく嬉しいです?

    ?美愛?チャン、ありがとう? 頑張るので、どうぞ最後までお付き合い下さい?m(*o_o)m

    590サン、ありがとう!?

    2006-01-29 21:01:00
  • 585:

    ちょん

    更新してくださぁい?

    2006-01-29 21:07:00
  • 586:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『だって…さっ、連れやろ?浮気してるんやないんやし、問題ないやん。』
    あたしは、精一杯、笑顔を作った。気付いて欲しい。だけど、見破られないように――。


    「……そっか。分かった。んなら、行ってくるわ。」

    2006-01-29 21:08:00
  • 587:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「じゃあな。…戸締まりちゃんとしとけよ。」   【ガチャン―――】       
    ――――…。

    なんで、そんな事言うん?今更、そんな事… 言わんとってよ。笑ってないと、あたしが笑っていないと、アンタは――‥一人で涙を流されへんやろ? 強がりなアンタやから、一緒になって泣いてたら《こんな事で泣くな》って怒るやろ?

    2006-01-29 21:19:00
  • 588:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    それが、伝わらへんの―?なぁっ…あたしは、間違ってるん―――?


    合挽きミンチをボールに入れる、自然と、それを捏ねる手に力が入る。何が正しくて、何が正しくないのかなんて、そんな事、誰が決めるの?分からないよ…。『――‥。』あたしには、分からないよ――。

    2006-01-29 21:36:00
  • 589:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    冷たいフローリングの上で携帯が、振動する。  
    【先、食べといて。今日も遅なるわ。】
    ――メール受信。       
    あたしは、テーブルに並べた料理に、一つ一つ、ラップをかける。

    2006-01-29 21:48:00
  • 590:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『…掃除でも、するか。』あたしは、掃除機を引っ張り出してきて、部屋に掃除機をかけた。
    【ウィーーーーーーーーン】
    かけ終わると、そのままクローゼットの整理をした。『…うわ!コレめっちゃ懐かしいやぁん。』
    クローゼットからは、付き合い始めた頃に二人で撮った写真が、何枚か、出てきた。あれから二年。写真なんて…最近、撮ってないなぁ。

    2006-01-29 22:04:00
  • 591:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    休憩します。お風呂入ってきます!

    2006-01-29 22:50:00
  • 592:

    まや

    りっちゃん待ってるよ??

    2006-01-30 00:04:00
  • 593:

    あたしも?

    2006-01-30 00:11:00
  • 594:

    ???

    頑張れ?

    2006-01-30 00:48:00
  • 595:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    まやチャン、600サン、???チャン、本当にありがとぉ??
    頑張って書きますね??

    2006-01-30 00:56:00
  • 596:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『あ……コレ。』
    手に取った小さいピンクのアルバム。付き合った頃に作った、《二人専用》の、プリクラ帳だ。
    『こんな所にあったんや…。』
    ページをめくると、なんだか懐かしくて、すごく昔の事のような気がした。龍二と、プリクラを最後に撮ったのは…一年記念日の日。プリクラの中の二人は、笑っていた。仲良く手を繋いで、とても幸せそうに――笑っていた。

    2006-01-30 01:11:00
  • 597:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    部屋にある置き鏡を見る。【ニコッ。】 
    顔が引きつる…。気付いていなかっただけ?
    あたし、いつからこんな顔してたっけ?             
    写真の中のあたしは、あんなに輝いているのにな…

    2006-01-30 01:23:00
  • 598:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    龍二、あたしは、どうしたらいい?那智さんの事があってから、また心を閉ざしてしまったアンタを、どうしたら救えるん?
    早く、気付いて。あたしの本当の気持ち。アンタを想う、あたしのキモチ…    
    壊れてしまう前に、どうか早く、気付いて……

    2006-01-30 01:34:00
  • 599:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ♪〜♪〜♪
    ――着信:龍二――
    突然、鳴りだした指定着信音に我に返った。
    『…はい。』
    《おう、理都かー?》  『今、何処にいるん?何時に帰ってくる?』

    2006-01-30 01:44:00
  • 600:

    ちょん

    みてるよ?頑張れ?

    2006-01-30 01:47:00
  • 601:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《――‥ええ?…んて?》『…もしもし?もしもし龍二?』
    《あー悪い悪い。…聞こえにくいわ〜。》
    電話の向こうからは、伝わってくる人の騒めき。
    『今、…何処にいるん?』

    2006-01-30 01:50:00
  • 602:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《あー‥今?クラブやで。めっちゃ電波悪いから、ちょ…切るわ。》
    『ちょっ、龍二まっ――ご飯は…!?』
    《あぁ、先輩にゴチってもらったから…食った。》   
    『…そっ…か。』

    2006-01-30 01:57:00
  • 603:

    名無しさん

    みてるんやけど

    2006-01-30 02:27:00
  • 604:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《んなわけで、遅なるからさ。先、寝といてや!?》『ん…分かった。』      
    【カチャ―。】
    ――電話を切って鮮やかなテーブルの上を、眺める。今日は、けっこう自信作だったのに… な。
    『待ってたのにさ…。』

    2006-01-30 02:36:00
  • 605:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    一人で、テーブルに座って一人で、手間かけて作った料理を食べる。レンジアップしたハンバーグを、口に運ぶ。
    『…あつっ。』
    舌火傷したし――・・・・    
    …。

    2006-01-30 02:46:00
  • 606:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、何をしてるんかなぁ…?
    目から、一粒涙が溢れた。  
    悔しいよ…。どんなに頑張っても、相手に伝わらなきゃ意味がないのに。

    2006-01-30 02:54:00
  • 607:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    龍二、今のアンタを支えてるのは、一体何なん? 
    辛い時に、戻って来たい場所は此処じゃない?     

    あたしは、必要……?    

    2006-01-30 03:01:00
  • 608:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    気付かない。気付きたくない。気付かないフリをしたい。
    本当は、知ってるのに。 本当は、気付いてるのに。  

    ううん、あたしは、アンタが好きだよ。好きで好きで悲しいんだよ。 …龍二。   

    2006-01-30 03:09:00
  • 609:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    今日は、この辺りで?読んで下さっていた方、ありがとうございました??
    おやすみなさい?

    2006-01-30 03:15:00
  • 610:

    れみ

    見てるよ?頑張ってね?りつちゃんが今日の分書き終わるまでずっと見てるから?

    2006-01-30 03:17:00
  • 612:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-30 04:23:00
  • 613:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 614:

    名無しさん

    ↑ほんと気の短い人だ???

    2006-01-30 06:53:00
  • 615:

    名無しさん

    主さん?初めまして?本間めっちゃぉもろぃし楽しみにしてます??゙
    ??0黙っとけや!頭おかしいんちゃうかぁ?
    主さんもこれからいっぱい更新するとか言わんとき????0みたいにきしょぃやつおるし??ゆっくりでいいし??
    本間に頑張ってにゃん??

    2006-01-30 09:10:00
  • 616:

    名無しさん

    携帯で3万円がGET出来る『魚っとっと』って釣りゲームを見つけたよ!!
    >^-^)o/┐ツレルカナァ〜
    >━━┓│
    >無料┃│パク
    >ダヨ┃└>・)+++<
    >
    >アドレスは↓だよ
    >http://bs.eken.jp/?hid=1138006176-fr

    2006-01-30 10:08:00
  • 617:

    名無しさん

    620…何様なω??3時半まで書ぃて<れてるャω???

    2006-01-30 11:52:00
  • 618:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-30 12:00:00
  • 619:

    じぃ

    感想スレに書けばいいのに…こっちに書いたらまた新スレ立てなアカンなるで?

    2006-01-30 12:42:00
  • 620:

    名無しさん

    ↑同意????

    2006-01-30 12:50:00
  • 621:

    名無しさん

    早よ書いてや

    2006-01-30 21:13:00
  • 622:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-30 21:44:00
  • 623:

    名無しさん

    だヵゝらせか∪なゃ???

    2006-01-30 22:04:00
  • 624:

    名無しさん

    ジャンプのワンピース⇒あまりにも話が続くしじらされ過ぎてしんどなって読むんやめた

    傷跡⇒ゴメンやけど、ちょっと長なりすぎや思う。早く完結しやんかなぁて待ち遠しくてワク?もあるんやけどイラ?もするねん?忙しいやろけど頼みます?
    これは批判じゃなくて意見やから。見苦しかったら削除お願いします。

    2006-01-30 23:43:00
  • 625:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-01-30 23:45:00
  • 626:

    名無しさん

    遅い遅すぎる。話の展開が遅いねん。ダラダラしすぎやろ!ちゃっちゃ書いて完結してー

    2006-01-31 00:00:00
  • 627:

    名無しさん

    確ヵゝに長ぃケド、意見ゃ感想多すぎて?数が増ぇるからしゃーなぃンちゃぅ?イライラするなら見ャンヵゝったらいー思ぅねン。これも批判ゃな<て意見です

    2006-01-31 00:01:00
  • 628:

    名無しさん

    もー言い合いとかやめや…そんなんいちいち書き込まんでえーやん

    2006-01-31 00:02:00
  • 629:

    ぎゃるもじうざ

    2006-01-31 01:03:00
  • 630:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    遅くなってごめんなさい。今、仕事から帰ってきました。本当に、申し訳なくてどう謝ればいいのか…
    れみチャン、遅くまで読んでくれて本当にありがとう?622サン、かばってくれたようで、ありがとうございます?頑張ります。
    631サン、ご意見ありがとうございます。確かにダラダラし過ぎですよね。 自分なりのストーリー展開をしていたら、このまま長くなってしまいそうなので…早めに切り上げます。
    レスや、カキコくれた方、ありがとうございます。
    その他、不快な思いをさせてしまった方々…本当にすみませんでした。 理都

    2006-01-31 01:22:00
  • 631:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    次の日――目が覚めると、龍二は隣で爆睡していた。だいぶ、飲んできたんだろう。着替えもせずに、家を出た時と同じ格好…ジーンズにジャケット姿のまま、ベッドで倒れ込むように眠っていた。
    ピッー。あたしは、重たい体を無理矢理ベッドから起こすと、すぐにテレビを付けた。これは、実家にいる時からの日課。四角い固まりからは今日も、その鮮やかなビジョンとは裏腹な暗い、嫌なニュースばかり。『…世の中、物騒やな。』まるで一人前の大人のような観念で、キャスターが話すその現実味のない世の中の出来事に、相槌をうつ。

    2006-01-31 01:51:00
  • 632:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    音だけに耳を傾け、そのままキッチンに行きお湯を湧かしてコーヒーを入れる。これも、実家にいる時からの毎日の日課。
    コポコポコポ‥
    『…やっぱ、朝はコーヒーやな。』
    朝に飲むコーヒーは、カフェインが、空っぽの胃に染み込むように吸収される。この感じが好き。眠たい目も… 一発で覚める。

    2006-01-31 02:01:00
  • 633:

    理都

    ブーブーブーブー

    カップを持って部屋に戻ると、カーペットの上で振動する《ソレ》に…気付く。無造作に放り投げられたソレは、キャスターの単調な声と重なって機械独特の重低音を――、
    狭い室内に響かせていた。

    2006-01-31 02:11:00
  • 634:

    一世

    りっちゃん何型?    さんざん文句言われて、平気でおれるなんて尊敬するわ。まぁ我慢してると思うけど。ひねくれた奴もおるけど、みんななんやかんや文句言いながら読んでるし、この小説すきやって事やな!

    2006-01-31 02:13:00
  • 635:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    鳴っているのは、彼の携帯。賑やかな場所にいたせいだろう。…バイブ設定にしたままのようだった。

    『――。』
    あたしは、ピクリとも反応を示さない彼の姿を確認してから、冷たい固まりをゆっくりと手に取る。

    2006-01-31 02:17:00
  • 636:

    あか

    早くきりあげんといてやぁ?もっと深く知りたい?

    2006-01-31 02:18:00
  • 637:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    見てはいけない。携帯なんか、見たって何の解決にもならない。だけど、あたしの手は… 冷たい固まりを離さない――。        

    カチャ。
    ゆっくりと、本体を開く。ディスプレイには、彼の好きなブランドのロゴマークが大きく映し出された。

    2006-01-31 02:28:00
  • 638:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    一世チャン、私はA型です。好きとか言ってくれてありがとう…。そう言ってもらえるだけで、十分です☆

    あかチャン、ありがとう?ストーリーは、少し考え直して…なるべくうまくまとめれるようにします。どうか最後まで応援して下さい?

    2006-01-31 02:38:00
  • 639:

    昨日カキコしたれみ?覚えてる?今日も終わりまでずっと見てるんで?

    2006-01-31 02:42:00
  • 640:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    カチャカチャカチャ。
    龍二の携帯を見るのは、これで二度目…。去年の夏、夜の仕事をしていた時以来だった。
    恐る恐る、期待半分、目的のその場所で、静かに確定ボタンを押す。
    カチャ―。

    2006-01-31 02:53:00
  • 641:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《お疲れ〜((〃ノωノ)昨日のイベントは超熱かったね!龍二くんマジタィプやし☆今度二人で遊ぼうョ!》   
    受信――ルミ――

    カチャ。――‥ゆっくりと、携帯を閉じる。

    2006-01-31 03:04:00
  • 642:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    自然と、それ以上は見るのをやめた。同時に、意外と冷静に受け止めれた自分に少し―、驚いた。

    これは、【浮気】じゃない。ただ、昨日行ったクラブで一緒になっただけの友達なんだろう。

    2006-01-31 03:14:00
  • 643:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    携帯を、そっと元あった場所に戻しておく。龍二は、相変わらず気持ち良さそうに眠っていた。        


    ふと―、テーブルに目がいく。

    2006-01-31 03:21:00
  • 644:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    その瞬間、あたしの視界は一気にぼやけた…。テーブルの上には、ラップをかけて置いてあったはずの料理が、一品残らず、なくなっていた。


    龍二は、付き合った頃からアルコールを飲んだ日は、絶対に寝て起きてからじゃないと、 物を食べない。

    2006-01-31 03:33:00
  • 645:

    名無しさん

    2006-01-31 03:38:00
  • 646:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『……アンタずるいわ。』吐き出せずにいた。胸の奥底で、ずっと前から悲鳴を上げていた感情がポタポタと、その場に落ちていく―   

    もう、大丈夫なん…?アンタはもう、立ち直れた?

    2006-01-31 03:44:00
  • 647:

    名無しさん

    気になる(w>д

    2006-01-31 03:44:00
  • 648:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    …あたしは手で頬を拭い、ゆっくりと立ち上がる。綺麗になったお皿を運び、キッチンに向かうと、それを洗い始めた。

    スヤスヤと眠る彼の姿を、もう一度だけ、視界に映す…。

    2006-01-31 03:52:00
  • 649:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    キュッキュッキュッ―

    ようやく気付けた。あたしの中に生まれた【決断】をアンタはどう… 受け取るかな?きっと、笑って許してね。アンタが笑っていられる事が、あたしの一番の願いやから。――‥     

    2006-01-31 04:00:00
  • 650:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    れみチャン、もちろん覚えてます?今日はここまででもいいですか?読んでくれてありがとう??

    皆様おやすみなさい??

    2006-01-31 04:06:00
  • 651:

    かぉりん

    リッたん?
    ぉひさぁッッ??頑張ってねぇッッ?最後まで応援してるから???てか続きバリ気になるし?リッたんジラすんぅまぃなぁ?ワラワラ??

    2006-01-31 08:27:00
  • 652:

    名無しさん

    ????????????

    2006-01-31 09:19:00
  • 653:

    かずは

    りっちゃんにゎ幸せになってほしいって常に思います?頑張ってな??

    2006-01-31 15:24:00
  • 654:

    名無しさん

    ちゃんと寝てますか??

    2006-01-31 16:24:00
  • 655:

    ゆう

    続きめっちゃ気になりますっ(ノ∀`)頑張って、最後まで書いてくださいね?ずっと応援してます(・∀・)

    2006-01-31 18:57:00
  • 656:

    ???

    大変やな?頑張って?

    2006-01-31 20:47:00
  • 657:

    名無しさん

    2006-01-31 20:48:00
  • 658:

    ゆぅこ

    しおり

    2006-02-01 00:29:00
  • 659:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    かぉりんチャン、お久しぶりです?読んでくれてありがとう??…更新?遅くてごめんね?最後まで宜しくお願いしますm(*o_o)m
    かずはチャン、常に幸せ願ってくれてるとか…嬉しくて涙が出そうでした。本当にありがとう?
    661サン、ご心配ありがとうございます…?時間を見つけて寝てるので、ご安心下さいね?感謝します?
    ゆうチャン、ありがとう?頑張るので最後までお付き合い下さい??
    ???チャン、いつもありがとうね?

    2006-02-01 00:33:00
  • 660:

    Kitty

    これが実話かどうかは別として、りっちゃんはスゴいなって思う?ホンマに好きって思える相手に出会えたからなんか、そういう性格なんかわからんけど?私は結局自分が一番大事で我慢できなくなったらすぐ別れちゃうから…

    2006-02-01 00:53:00
  • 661:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    この調子じゃ、恐らく昼過ぎまで寝ているだろう。龍二が寝ている間に、あたしは部屋を出て、目的の場所へ迎う事にする――。     
    ……懐かしい街並み。変わらない駅のホーム。変わらないコンビニの店員さん。変わったのは、まるで【私だけ】のような――、
    それくらい…この街は、あの頃のまんまだった。

    2006-02-01 00:57:00
  • 662:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    変わらない玄関。
    実家に帰ってきたのは――ほぼ“一年ぶり”だろう。  
    『……相変わらず、すごい庭やな。』
    ガーデニングが趣味の母親の手のかかった植物達は、一年前と同じように…色とりどりの鉢植えの中でキラキラと、光を浴びていた。

    2006-02-01 01:13:00
  • 663:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    kittyチャン、ありがとうございます。文章では、うまく表せているか分からないけど…最後までどうぞお付き合い下さい。

    2006-02-01 01:20:00
  • 664:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…え?………理…都?」『うん久しぶり。』
    扉の開く音と同時に、そんなに驚かなくていいやろ…ってくらい、目を真ん丸にさせた母が、リビングから玄関に出てきた。
    「あん…た…いきなりどうしたの?帰って来るなら連絡くらい…」        
    『あ…うん。ちょっと荷物取りにきただけやから。』

    2006-02-01 01:30:00
  • 665:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「荷物…?まだ、何か部屋に残してた?」
    『…ん、ちょっと。』
    母にそれだけ言って、部屋への階段を上がった。一年ぶりの部屋の中に入ると、その中は――何一つ変わらないままだった…。
    あたしは、小学生の頃からどうしても捨てれずにいる”勉強机“の前に立つ

    2006-02-01 01:44:00
  • 666:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ゆっくりと、引き出しを開ける。――そこから、一枚のカードを取り出す。

    【○○銀行神戸支店】     
    取り出したのは、銀行の、キャッシュカードだ……。なぜキャッシュカードが、こんなところに? アパレルの仕事をしている時に、貯めていたお金を、銀行の口座に預けていた。あたしは、そのお金を一切使わなかった。”何かの時の為“に取っておこうと、カード自体を持ち歩かずにいた。

    2006-02-01 01:56:00
  • 667:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    ごめんなさい。ものすごく体調が悪いので、今日は寝ます。すみません。

    2006-02-01 02:07:00
  • 668:

    ゅぅび

    ぢゅっと見てま∪ナニ???ホンマこσスレゎ感動∪ゅるゎぁ??ゅぅも頑張らなァカンなぁ?と実感∪マス???ィロ?ゅゎれナニり∪τる?気に∪ゃωと頑張⊃τ?∪ゃぃ???

    2006-02-01 02:07:00
  • 669:

    名無しさん

    2006-02-01 02:10:00
  • 670:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-02-01 02:12:00
  • 671:

    かぉりん

    ★リッちゃん★
    ォッカメサマ??体調悪ぃん?大丈夫??無理しゃんとぃてね??ぁんねズーット、リッちゃんに言ぃたぃ事ぁったねん?まだ完結してなぃけどココまで読んでて思ったんゃ?リッちゃんって本間に強ぃね???本間に尊敬できる??ァタシ未婚で19ん時に子供産んで今子供ゎ3歳なんゃ?リッちゃんの小説読むまで本間最近まで育児ノィローゼゃったねん??ゃけどリッちゃんの小説読んでリッちゃんって好きな人の為にここまで頑張れるのに何でァタシゎ自分の子供の為ゃのに頑張る事できゃんのゃろ?ズーット思ってたねん??でもリッちゃんの小説に出会ってすごぃ励まされた??本間にリッちゃんにゎ感謝ってゅーかリッちゃんが居たからこの小説に出会ぇたんゃ?って思ったらすごぃ嬉しぃ???何か日本語変ゃ??でも冗談抜きでリッちゃんが書ぃてくれた小説のぉかげ?ってゅーんかな?ヮラ。。で育児ノィローゼ治りました??本間にぁりがと?これからもぃっぱぃ頑張って?さぃ?リッちゃんの小説読み続けまぁすッッ??

    2006-02-01 06:07:00
  • 672:

    かぉりん

    ↑長々ゴメンナサィm(__)m

    2006-02-01 06:09:00
  • 673:

    名無しさん

    お前ら頭わっるいのー
    感想とこかけや

    2006-02-01 08:49:00
  • 674:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-01 10:32:00
  • 675:

    名無しさん

    なんでそんないい方しかできないん?

    2006-02-01 11:50:00
  • 676:

    名無しさん

    ↑そんなんもいちいち書くな!今から書き込み禁止?

    2006-02-01 12:10:00
  • 677:

    名無しさん

    ↑おまえ何様やねん

    2006-02-01 12:58:00
  • 678:

    名無しさん

    荒れるからこっち
    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136694872/l5

    2006-02-01 12:59:00
  • 679:

    名無しさん

    http://cashbackmail.jp/friend.php

    2006-02-01 14:10:00
  • 680:

    名無しさん

    2006-02-01 16:51:00
  • 681:

    名無しさん

    書いて?

    2006-02-01 20:23:00
  • 682:

    質問

    那智さんから返ってきたきた30万はどうなったの?健輔くんが預かってるってゆってなかった?

    2006-02-02 04:36:00
  • 683:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    遅くなってすみません。
    今、仕事から帰ってきました。起きたら、感想スレにレス、本編更新共にしますので御了承下さい。
    689サンへのお返事だけ…先にさせて頂きます。
    葬儀に行った時に、確かに健輔君はお金を預かっていたそうです。だけど、龍二は受け取りませんでした。理由は、聞いていません。聞けませんでした。彼なりの真意があったのだと、思います。その部分は略いたので…説明不足ですみませんでした。

    2006-02-02 05:25:00
  • 684:

    じぃ

    ↑俺も謎やった。解決やね

    2006-02-02 12:48:00
  • 685:

    名無しさん

    2006-02-02 13:25:00
  • 686:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-02 15:03:00
  • 687:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    じぃサン、説明不足でごめんなさい…。
    ゅぅびチャン、かぉりんチャン、お返事感想スレ?に書かせて頂くので見て下さい!?

    2006-02-02 15:03:00
  • 688:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、それだけ持って部屋を出る。出る前に、もう一度だけ中を振り替える…。あんなにも見慣れたこの空間が、今はこんなにも違う場所のように――見える。
        
    【パタン】
    …。

    2006-02-02 15:45:00
  • 689:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…理都?もう行くの?」階段を降りる足音に気付いて、台所から、母が出てきた。『うん。用事終わったから。』
    あたしは、玄関に降りて、履いてきたブーツのファスナーを下ろす。
    「今、ちょうどご飯作ったから…ついでにほら、食べていかない…?」
    台所からは、゛いい匂い゛がした。一発で分かる。母が昼に良く作ってくれた、【親子丼】の匂いだ。

    2006-02-02 16:03:00
  • 690:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『…急いでるから、やめとくわ。』
    だけど、家では龍二が待っている。 ――目を覚ましたら、きっとまた機嫌が悪くなってしまう。
    「……そう。」
    あたしは、カバンを肩にかけ、玄関のドアノブに手を掛ける。

    2006-02-02 16:12:00
  • 691:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「理都。」
    ふいに、声がした。あたしは、ノブに掛けた手が――一瞬で止まった。      
    お父さん…?         
    ……そっか。今日は、日曜日やん。また、タイミングの悪い時に来てもたな。 あたしの頭の中は冷静で、約二年ぶりに会う父親からの―、次の言葉を、沈着した態度で待った。

    2006-02-02 16:34:00
  • 692:

    名無しさん

    いつも気になるトコでおわりすぎ 気になるしこんなによんできたんだから読者の気持ちも考えてほしい 主こそ一番読者の気持ちを考えなきゃいけないのに読者に甘えすぎやとおもうよ
    中途半端するくらいなら最初からかかないべき きついかもやけど少し気持ち入れ替えて自分に厳しくして下さい

    2006-02-02 16:49:00
  • 693:

    名無しさん

    ?700ゃん?

    2006-02-02 16:58:00
  • 694:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「お前、どこ行く?」
    『どこって……家帰んねやん。見たら分かるやろ。』   
    ゆっくりと振り替える―。  
    二年ぶりに見た父は、以前より白髪が増えて、少し…痩せた気がした。

    2006-02-02 17:06:00
  • 695:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「家?お前の家にか、なるほど。じゃあ、何しに帰ってきた?」

    は…?だから、荷物取りにきただけって言ってるやん   
    『もう帰るし。用も済んだから。』

    2006-02-02 17:11:00
  • 696:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    699サン、読んで頂きありがとうございます。電話がかかってきたり、用事が出来たりで、更新の間に時間が出来る時もあります。甘えてるつもりはないので…どうか長い目で見てやって下さい。ごめんなさい。

    700サン、ありがとう!

    2006-02-02 17:16:00
  • 697:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【カチャ―】
    もう一度、ドアノブに手を掛ける。
    「理都、分かってるな?自分のした事には、ちゃんと責任取りなさい。」          
    ――責任?分かってるよ…言われなくてもね

    2006-02-02 17:28:00
  • 698:

    >>699 楽しみにしてるし気になるのもわかるけど 理都ちゃんにも理都ちゃんの都合あるんやからそんなふうに言わんでいいやん 理都ちゃんの好意で書いてくれてるんやから‥

    2006-02-02 17:41:00
  • 699:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『はいはい、分かってるって。』
    父の言う責任の意味は、馬鹿なあたしでも理解出来る。
    「そうか。」
    実の父親に二年も顔を見せなきゃ、ま…当然だろう。

    2006-02-02 17:47:00
  • 700:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「それならいい。」
    二度とここには戻ってくるな、 ――そういう意味。   
    『…じゃ、あたしもう行くから。』
    もう、帰って来る事のない18年間過ごした家。

    2006-02-02 18:07:00
  • 701:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    705サン、かばってくれてありがとうございます。遅くてごめんなさい…。頑張りますね!

    2006-02-02 18:10:00
  • 702:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「……理都!!ちゃんと…食べて…る?お金…あるの?痩せたみたいやけど…生活…出来てるの?」
    身を乗り出して、父の横で言った、母。
    『大丈夫。』
    子供の頃から、育ったこの家。忘れれへんやろなぁ。忘れる事は…出来ひんなぁ。

    2006-02-02 18:19:00
  • 703:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    でも、もう引き返せない。『じゃあね。』 
    「……理都っ!!」
    【ガチャン―】         
    バイバイ、我が家。二年前までの、あたしの居場所。

    2006-02-02 18:28:00
  • 704:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    バイバイ、落書きだらけの勉強机。バイバイ、草花だらけのこの庭。

    バイバイお母さん…。   

    2006-02-02 18:38:00
  • 705:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、カードを握り締めて、駅へと歩き始めた。貯金していたと言っても、給料をほとんど遊びに使っていたあたしの預金は、たいしたお金ではない。だけど、覚悟は決めていた。

    全てを捨てるつもりで、あたしはここへ来たから。

    2006-02-02 19:17:00
  • 706:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【カチャン】
    家に帰ると、龍二はまだ眠っていた。起こさないように、そっと部屋に入る。荷物を置くと、…テーブルの上にあったパンを一口噛った。
    『かた……』
    袋を開けっ放しにしていたせいか、堅いパンは更に乾燥して、石みたいに堅くなっていた。

    2006-02-02 19:25:00
  • 707:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ご飯食べるので、休憩しますね。

    2006-02-02 19:28:00
  • 708:

    名無しさん

    2006-02-02 19:39:00
  • 709:

    名無しさん

    2006-02-02 19:40:00
  • 710:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「ん、……今何時?」
    『おはよ、四時やで。』

    夕方、龍二はようやく目を覚ました。だいぶん、飲んでたんやろな。「いった…」起きてからも頭が痛そうで、引き出しから頭痛薬を出して、飲んでいた。

    2006-02-02 20:41:00
  • 711:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「四時…?もう、そんな時間なんや。寝過ぎたわ。」龍二は、頭をグシャグシャしながら笑った。
    『ほんまやな、夜寝らへんな。』
    あたしも、笑った。
    『コーヒー飲む?』

    2006-02-02 20:53:00
  • 712:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「おう…入れてや。」
    あたしは、キッチンに行きお揃いのカップにコーヒーを入れる。赤と青のハートマークが可愛いデザイン、ここに住み始めた頃に二人で、買いに行ったモノ。  
    「あー頭痛いわ…。」
    『薬、効いてないん?』

    2006-02-02 21:02:00
  • 713:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…先輩に飲まされ過ぎたからなぁ。」
    龍二は、コーヒーを一口飲むとカップをテーブルに置き、またベッドに横になった。
    『そうなんやぁ。クラブ楽しかった?』
    「あーまぁまぁやな…。連れは多かったけどな。」

    2006-02-02 21:18:00
  • 714:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ほら、やっぱり゛友達 ゛やったんや。

    『そっか、楽しかったみたいで良かったな。』
    あたしは、胃に熱いをコーヒーを流し込むと、顔を上げ笑顔で言った。

    2006-02-02 21:31:00
  • 715:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-02 21:50:00
  • 716:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「まぁ…なっ。最近、遅くなって悪い…な?」
    機嫌を伺うように、龍二が布団の間から顔を覗かせてこっちを、見ている。

    『…いいよ、そんなん。』その姿が、まるで小さい子供みたいで…あたしは、思わず笑いそうになった。

    2006-02-02 21:58:00
  • 717:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    暮らし慣れた部屋に、穏やかな時間が、流れていく。 
    こんなにもゆっくりと、落ち着いて彼と話をしたのは久しぶりだった。  
    なんか、懐かしいな…    

    2006-02-02 22:12:00
  • 718:

    名無しさん

    2006-02-02 22:20:00
  • 719:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    思えば二年間、ここに来てから本当に色々な事があった。この部屋は、あたしの思い出が詰まってる。ううん、ここはあたしの全て。  
    今までも、そして、これからも…

    2006-02-02 22:27:00
  • 720:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    だけど、やっぱり、それは綺麗な方がいい。      
    「理都…俺さ―」     
    『龍二、話があるねん。』  
    思い出は、いつでも…  心に息づいてくから――。

    2006-02-02 22:36:00
  • 721:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-02-02 22:47:00
  • 722:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-02 22:51:00
  • 723:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    …中途半端なとこでごめんなさい。少し用事があるので終わったら、また書きます。

    2006-02-02 22:56:00
  • 724:

    ラム

    気になる??
    頑張ってください?

    2006-02-02 23:06:00
  • 725:

    名無しさん

    あたしこれでお金ゲットしたよ!!携帯で3万円がGET出来る『魚っとっと』って釣りゲームを見つけたよ!!
    >^-^)o/┐ツレルカナァ〜
    >━━┓│
    >無料┃│パク
    >ダヨ┃└>・)+++<
    >
    >アドレスは↓だよ
    >http://bs.eken.jp/?hid=1138006176-fr

    2006-02-02 23:51:00
  • 726:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    728、729サン、ありがとう? 
    ラムサン、ありがとうございます?頑張りますね!

    2006-02-03 00:58:00
  • 727:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…え、話って?…俺も、あるねんけど。」
    『先に、言っていい?』   
    早く話さなきゃ。一刻も、早く
    この決心が、鈍る前に…

    2006-02-03 01:03:00
  • 728:

    どぅなるか楽しみにしてマス

    2006-02-03 01:16:00
  • 729:

    まや

    続き気になる?

    2006-02-03 01:24:00
  • 730:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…おう、どうしたん?」『龍二、あたしさ――』   

    《なぁ理都、お前の事…絶対幸せにしたるからな!》《ほんまにー?》《当たり前やん☆その代わりお前、ずっと傍におれよ!朝起きて、お前が怒鳴ってるの見たら安心するねん……。》《えー…何それ。笑 あたし、アンタの母親みたいやなぁ。》《なんでやねん。まぁそれくらい、落ち着くっこっちゃ!これからは…毎日隣におってくれな?》《仕方ないなぁ。面倒見たげるわ。笑》《いや…それは俺のセリフやから!笑》  

    2006-02-03 01:24:00
  • 731:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    『あたし…この家出ようと思うねん。』

    龍二、ごめんね。       

    2006-02-03 01:31:00
  • 732:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「―――は?お前、何…冗談言ってるん?」
    『冗談じゃないで。』    
    あたしは、真っすぐに龍二の目を見て―― 逸らさない。

    2006-02-03 01:41:00
  • 733:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…いや、意味がわからんから。急に何なん?何かあった?」
    龍二は、まるで信じてない様子やった。

    『今からあたしが話す事、良く聞いて欲しいねん。』

    2006-02-03 01:46:00
  • 734:

    しおり?

    2006-02-03 01:48:00
  • 735:

    名無しさん

    今日はいっぱい書いてな!待つ側の気持ちも考えてな?
    応援してるから!

    2006-02-03 01:52:00
  • 736:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    全てを話すから、全てを。 
    あたしが、悩み抜いて出したこの【決断】を
    だからどうか、最後まで、話を聞いて…ね       
    「…何やねん?」

    2006-02-03 01:54:00
  • 737:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『あたし、一人暮らししたいねん。』
    「一人暮らし…?」
    『そう。これはな、学生の時からの夢やってん。』   
    嘘じゃない。実家に住んでた頃のあたしは、本当にずっと、一人暮らしに憧れていたから。

    2006-02-03 01:59:00
  • 738:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    応援してくれてる皆様、本当にありがとうございます。続き書いていきますね。

    2006-02-03 02:01:00
  • 739:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「それが…何やねん。ここ出ていくんと、どーゆう関係があるねん……!?」

    『……龍二、あたしはな、アンタの為に頑張ってきたつもりやった。』      
    「…え?」

    2006-02-03 02:10:00
  • 740:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『アンタが仕事を頑張ってる姿はな、ほんまに、今まで見たどんな姿よりかっこ良くて…あたしも、そんなアンタの為に何か頑張ろうって思った。 だけどな、那智さんの事があってからのアンタは、ううん…それだけじゃないわ。雄二さんの会社を辞めてからの龍二は、何事にもすごく…甘えてるように見えた。』

    2006-02-03 02:22:00
  • 741:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『だけど、あたしは…な、それでも龍二が好きやったから。アンタを支える為なら、何だってしようと思った… 傍にいる事で龍二を支えれるんなら、あたしは笑っていようと思った。』  
    「…。」

    2006-02-03 02:27:00
  • 742:

    名無しさん

    2006-02-03 02:35:00
  • 743:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『だけどな、それじゃアカンって気付いたねん。あたしがおったら…アンタはいつまでも甘えてしまう。このまま二人で働かんかったら、一ヵ月後にどうなるかなんて……想像出来る?あたしには出来ひん。明日でさえ不確かな生活で、そんなん出来るわけない。 だから…な、一度離れて暮らして、お互いに頑張って仕事もして…お金が貯まったら、一緒に…暮らそ?それまでは、出会った頃みたいに別々に頑張ろう?』

    2006-02-03 02:49:00
  • 744:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    真剣に、一度も目を逸らす事なく彼の方を見て話す。     
    これが、あたしの最終決断  

    なぁ龍二… アンタの心にちゃんと伝わった――?   

    2006-02-03 02:58:00
  • 745:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    中途半端ですが、今日はけっこう更新出来ました。すみません、私の中ではですが……? 接続が悪くて進まないので、この辺りにします? おやすみなさい。

    2006-02-03 03:08:00
  • 746:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-03 04:10:00
  • 748:

    ???

    しおり?

    2006-02-03 23:22:00
  • 749:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【カチャ】
    あたしは、ゆっくりとテーブルの上のカップに手を伸ばすと… コーヒーを、一口飲んだ。

    ――落ち着かなきゃ。    

    2006-02-04 01:27:00
  • 750:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    部屋の中には、さっきまでの穏やかな空気とは違う、張り詰めた何かが溢れていて…… 妙に、緊張した   

    龍二は、口を開かない。   
    『…なぁ、聞いてる?』

    2006-02-04 01:37:00
  • 751:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「聞いてんで。」

    彼が、やっと口を開いた時には、コーヒーは完全に…冷めきっていた。       
    『そうゆう事やから…さ、今から荷物まとめるわ。』

    2006-02-04 01:42:00
  • 752:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、そのまま後ろを向き、《あたし専用》の、タンスの引き出しに、手を掛けた。

    「…ちょっと待てや。」  
    後ろで、龍二の声がする

    2006-02-04 02:01:00
  • 753:

    名無しさん

    まだ?

    2006-02-04 03:03:00
  • 754:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    本当にごめんなさい。電話でした。更新したかったのですがわけあって、今から職場に行かないと行けなくなったので、行ってきます 落ち着いたら書きます

    2006-02-04 03:09:00
  • 755:

    ゅぅび

    待⊃てる∪り⊃チャンゎり⊃のペースで書ぃナニらィィでぇ?????

    2006-02-04 03:47:00
  • 756:

    名無しさん

    言い訳ばっかやん

    2006-02-04 04:20:00
  • 757:

    名無しさん

    書く気ないんやったら書くなよ

    2006-02-04 04:35:00
  • 758:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-04 05:03:00
  • 759:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ゅぅびチャン、優しいお言葉ありがとう?
    遅くなるけど、頑張るのでヨロシクお願いします?

    2006-02-04 12:46:00
  • 760:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ――あたしは、背を向けたまま返事をしない。       
    「…ちょぉ待てって。」 龍二の、焦る声が、少し、大きくなる。        
    『………何。』
    手の動きを止めないまま、聞いた。

    2006-02-04 12:54:00
  • 761:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「……本気なん?」
    『うん、本気やで。』    
    何を言われても、冷静に。あたしは、もう決めたんだ   
    「…な…んでなん?急に…意味不明やねんけど。ちゃんと理由…説明しろって」

    2006-02-04 13:01:00
  • 762:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『理由?さっき、説明したやん…』
    「あんなん…で……納得出来るわけないやろ!?」   
    『…出来るわけなくても、してもらわな困るねん。』  
    だから、分かって…

    2006-02-04 13:07:00
  • 763:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「してもらわな困る……?何が…甘えてるように見える……やねん。何が…一ヵ月後やねん。そんなん……関係ないんやろが?」

    『どういう意味?』    
    「ようするに…好きやなくなったんやろ?冷めたって事やろが……。ハッキリ言わんかいやっ!!」

    2006-02-04 13:32:00
  • 764:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    龍二の声が、荒がる。    
    『…そんなん言ってな―』「言い訳とか聞きたないねんっ!!なんなんお前…信じられへんわ。最低やな」  
    最低――?
    イタ… なんか頭が……

    2006-02-04 13:38:00
  • 765:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    一瞬、目眩が………      
    『あたしは…ただ…二人の為を思って、このままやったら…いずれダメになるやろ?』
    「……いずれダメ?やっぱり別れる気なんやろが。」『そうじゃ…ない。ただ、このままやったら…』    
    このままやったら…   アンタは……

    2006-02-04 13:47:00
  • 766:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「偽善者ぶんなや!!別れたいんやったら…別れたいってハッキリ言えや!!」  
    言ったら、どうなるの――  
     
    『…龍二、あのさ、』

    2006-02-04 13:51:00
  • 767:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    さっきから頭……が…    
     
    【バシンッ――――】    
    『…』

    2006-02-04 13:54:00
  • 768:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-04 13:58:00
  • 769:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    頬の衝撃と…共に       
    ――あたしは、カーペットの上にしゃがみ込んだ   

    「……お前、やっぱりその気やったんやな。今、言いかけたやろ…が。別れるって言おうとしてたやろが…この偽善者!お前なんか…もう信じられへんわ。」

    2006-02-04 14:02:00
  • 770:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    お前ナンカ信ジラレヘンワ   

    「…だけどな、一つ言っとったるわ。俺は、お前と別れる気はない。この家から出て行ってみろ? お前の実家になぁ…火でも何でもつけたるからな!!!」    
    … ――――

    2006-02-04 14:14:00
  • 771:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    どうして、 こうなるの?ねぇ・・ 誰か 教えてよ   

    『アンタなんか… 嫌い』   
    「…」

    2006-02-04 14:21:00
  • 772:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『アンタなんか……大嫌い。顔も見たくない。絶対、出ていくから… アンタなんか……!!!!大嫌―』【バシンッ―――。】

    「あーそうか…!!やっと本音を言ったな。そんな事思って、ニコニコしとったんやなっ……【バシンッ―】すっかり騙されたわ!!お前……【バシンッッッ―】ほんま最悪な女やな。」

    2006-02-04 14:37:00
  • 773:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    ――頭の中が
    もう、グチャグチャだった   
    切れた口からは、苦い… 鉄の味がした

    2006-02-04 14:40:00
  • 774:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ほらな?あたしがいたら、アンタはダメになるねん       
    なぁ、龍二…        
    笑って欲しかった       
    アンタに、いつも

    2006-02-04 14:46:00
  • 775:

    名無しさん

    2006-02-04 14:48:00
  • 776:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    分かってた、本当はね。   
    アンタが納得するワケないって… だけど、あたしも苦しかったんだよ。    
    ちょっとだけね、 苦しかったんだよ……

    2006-02-04 14:52:00
  • 777:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-02-04 14:52:00
  • 778:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【ドサ―】
    「お…おい!!理都っ!?理都っっ……!!!!!」 
      
    龍二の声が、遠くで聞こえる。あたしは、そのまま地面に倒れこんだ。   

    2006-02-04 14:57:00
  • 779:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    擦れゆく意識の中、あたしの耳元では、確かに…    
    冬の足音が聞こえた――  

    2006-02-04 15:00:00
  • 780:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    すみません。仕事があるので、この辺りで… 途中、カキコくれた方、ありがとうございましたm(__)m

    2006-02-04 15:02:00
  • 781:

    名無しさん

    頑張れ???

    2006-02-04 16:12:00
  • 782:

    名無しさん

    ????????????気になる気になるゥゥ???

    2006-02-04 16:39:00
  • 783:

    ゅぅび

    り⊃チャンにもなッッ都合⊃てもωぁるネン∪黙⊃て見と⊃ナニらィィωぢゃ??
    り⊃チャン文句ば⊃かゅぅとる奴なωか相手に∪ゃωか⊃ナニらィィネン???ゅぅゎり⊃チャンの小説ゎめ⊃ちゃ感動スル∪ィロ?考ぇさせられる部分がぁる∪共感できるトコもあ⊃てぃ⊃も?楽∪みで読ωでるょぉ??ムリ∪ゃωゅ⊃<りでゅぅゎィィと思ぅでぇ?????

    2006-02-04 21:58:00
  • 784:

    名無しさん

    ゆうびって奴だぁきしょい?お前もだまっとけや!荒れる元なるやろ

    2006-02-04 23:39:00
  • 785:

    名無しさん

    本間それ-!別今荒れてないのに荒れの原因作ってるんゆうびやん!!
    りっちゃん待ってんで-!

    2006-02-04 23:55:00
  • 786:

    名無しさん

    ほんまソレなッ!!

    2006-02-05 00:43:00
  • 787:

    ミコ

    まぁまぁ?みんなりっちゃん見守りつつ待ちましょ?

    2006-02-05 04:36:00
  • 788:

    名無しさん

    ってか感想スレいけ

    2006-02-05 06:19:00
  • 789:

    名無しさん

    ゆうびとかゆーやつ大概にしろ糞だるい。お前はいいかもしらんけどこっちはだるいねんやん?何あのスレ読みにくいからスレすんなや

    2006-02-05 11:47:00
  • 790:

    名無しさん

    しつこい

    2006-02-05 15:01:00
  • 791:

    名無しさん

    荒らさんとこうね?

    2006-02-05 15:05:00
  • 792:

    名無しさん

    感想スレ逝って?

    2006-02-05 16:26:00
  • 793:

    名無しさん

    あぁ〜あ。ゆぅびのせいかぁ〜

    2006-02-05 17:47:00
  • 794:

    名無しさん

    読みにくいし…新スレ立てたほうがよくない ?

    2006-02-05 20:19:00
  • 795:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    レスがたくさん増えててビックリ…
    ゆぅびチャン、ミコチャン、どうもありがとう???
    頑張って完結させるので、最後まで見守って頂けたら嬉しいですm(*o_o)m
    あげてくれた方々、どうもありがとうございました。 
    今文章をまとめていますので、少しだけしたら書いていきますね。

    2006-02-06 00:04:00
  • 796:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    《理都、アンタ……どーして行かないの?》
    《…ダルイから。そんだけやで。》          
    学校なんて、クダラナイ―     

    2006-02-06 01:42:00
  • 797:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《せっか…く頑張って……入ったのに…、ッ…どうして…なの?》
    どうしてもくそも、ない。 
    世間体だけの為に無理矢理受験させられた、堅物ばっかりの進学校になんか、行きたいワケが、ないやん。

    2006-02-06 01:53:00
  • 798:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《…学…校で、何かあったの?何か…あったなら、ちゃんと言っ―》
    《……いい加減にしてや。毎日毎日、うっさいなぁ。行きたないもんは行きたないねんっ!黙ってて?》   
    ――…もう、言う通りにするのはウンザリや…――

    2006-02-06 02:03:00
  • 799:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《黙っ……て?あん…た、なんでそんな事言う…ん?ズッ…お母さんはただ…あんたの為を思って…》    
    《あたしの為?何言ってるん?自分の為やろ?》    
    ――全ては、周りに良く思われたいが為、誇示したいが為の、自己満足

    2006-02-06 02:19:00
  • 800:

    名無しさん

    頑張ってや

    2006-02-06 03:38:00
  • 802:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-06 05:59:00
  • 803:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《…なッ…んでそんな事…言う……なんであん…たはそんなに勝手な…の?》     
    《――勝手?》     
    あたしが、勝手…?

    2006-02-06 10:28:00
  • 804:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《単なる世間体やん……?あんなくそおもんないトコ…好きで行っとうわけないやろ!?ここまで良く我慢したわ。無理矢理…アンタらに行かされたんっ――》 《都……!お父さん…!》   
    【バシンッ――――】   
     
    痛……。

    2006-02-06 10:59:00
  • 805:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    リビングで泣き崩れる母の姿。目を合わさずに、新聞を読み始める父の姿。    
    そのまま動けずに立ち尽くすあたし―――― 。                
    お母さん…
    あたし、頑張ったよ?

    2006-02-06 11:19:00
  • 806:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    中学時代は、部活も頑張って成績も良かった。テスト勉強だって、一週間前には帰ってから寝るまで机に向かった。通知表は、4以下なんて取った事なかった。いつも、期待に応えてた。
    応えたかった……  
      
    あたしの頑張りは、認められないの?誰も分かってくれないの?結果が全て…?

    2006-02-06 11:29:00
  • 807:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《頑張ったね!》    
    そう、言われたかった―…
      
    笑って欲しかった    

    2006-02-06 11:36:00
  • 808:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたしは、感情をうまく表現できない。昔から…
    内気で引っ込み思案だったあたしには、努力する事が”全て“だった。      
    どんなに苦しくても、努力をすれば報われる。そう、心のどこかで信じていた
         

    2006-02-06 11:46:00
  • 809:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    《理都…あん…たは何で…そんなに勝手なの?》    
    《この偽善者!お前なんかもう信じられへんわ……》      

    信じられないのはあたし。

    2006-02-06 11:50:00
  • 810:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    神様は見てる。どんなに頑張っても、報われない人間もきっといるんだ。     

    もう、何も見えない…

    2006-02-06 11:55:00
  • 811:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ―――…

    「……理都、理都、聞こえるか!?おいっ、俺の顔…見えてるか!?」    
    ぼんやりと視界に写し出される、龍二の影。

    2006-02-06 12:06:00
  • 812:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    夢…?

    ――どうして、あの時の夢なんか見たんだろう。  
       
    「おい…理都!?大丈夫か!?お前ちゃんと…意識あるか!?」

    2006-02-06 12:13:00
  • 813:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-06 12:19:00
  • 814:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あたし、熱あるんや……   
    どうりで体が重いわけ…    
    「ほら…これっ、買ってきたから、飲めよ!?風邪薬と、栄養ドリンク!!」   
    龍二が、近くのドラッグストアの袋から、ガサガサと中身を取り出す。

    2006-02-06 12:31:00
  • 815:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    携帯の調子がものすごく悪いです?バッテリーがすぐ落ちてしまう?
    仕事行ってきます(>_

    2006-02-06 12:50:00
  • 816:

    名無しさん

    2006-02-06 14:31:00
  • 817:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2006-02-06 15:24:00
  • 818:

    名無しさん

    おもろ?い?

    2006-02-06 15:29:00
  • 819:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-06 15:39:00
  • 820:

    頑張って完結させてくださいね?更新楽しみに待ってます?

    2006-02-06 21:46:00
  • 821:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 822:

    あ〜ちやん

    初めてカキさしてもらったよ?
    めっちゃ良い小説やね?
    今この小説にハマってるよ?
    一番みてておもしろいよ?
    荒らしゎ気にしないで頑張ってね??
    まってまぁす。

    2006-02-07 00:11:00
  • 823:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    昴サン、ありがとうございます?(*^_^*)頑張って絶対完結させますね?

    832サン、イラつかせてごめんなさい…。申し訳ないです?

    あ〜ちゃん、ありがとうございます? 嬉しいお言葉に、すごく励まされました!!頑張るので、どうぞ最後まで見守ってやって下さい(σ_;)

    2006-02-07 00:49:00
  • 824:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-07 00:57:00
  • 825:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「ほら、これ…飲めって!今、水持ってくるから!」   
    龍二が、台所に行ってコップに水を入れる。     
    「おい…ほらこれ!飲めるか…?体起こせるか?」
    戻ってきて、あたしにそれを手渡す――。    

    2006-02-07 01:00:00
  • 826:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    【ガシャン――――】       
    頭の中で、何時間前かのシーンが一気に回想した     

    あたしは、無意識のうちに手渡されたコップを…思いっきり払いのけていた。

    2006-02-07 01:06:00
  • 827:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    カランカラン…             
    カーペットに素早く染み込んでいく、零れた水を、呆然と眺める――― 。    

    「…前、何…すんねん?」

    2006-02-07 01:13:00
  • 828:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    龍二は、驚いた顔をして、コップからあたしの方へと目線を向けた。      
    「……お…い?理都…?お前、大丈夫…か!?」     

    龍二の声が、遠くの方で聞こえる。あたしは、一点を見つめたまま、動かず、 ボーっとしていた。

    2006-02-07 01:21:00
  • 829:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「ほら…とりあえず、コレ飲めって。飲まな…治らへんからな。お前、マジ顔色悪いで……?」
    ――心配そうに、あたしの顔を覗き込む。       
    『…』
    あたしは、それを黙ったまま避けた。

    2006-02-07 01:26:00
  • 830:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「……おい…って!お前、どないして…ん?まだ変な事考えてるんか?」     
    ―――変な事?    

    『……どーゆう意味?』

    2006-02-07 01:33:00
  • 831:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「……出て…いくとか、いきなりお前が…そんなん言うからやんけ。」    


    ――そうだ、思い出した     
    あたしは、此処で、全てを龍二に伝えたんだ。

    2006-02-07 01:40:00
  • 832:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『…龍…二、あたし、考え変わってないから。』    
    布団から天井を見上げて、彼に言った。    

    「……どーゆう事?」

    2006-02-07 01:44:00
  • 833:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『明日、出て行くよ。』    
    冷静に、その言葉を返す。
      
    「……。」

    2006-02-07 01:46:00
  • 834:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「……何、言ってんねん。明日からいきなし…何処に行くねん?実家戻るんか?それにっ……そんな体で動かれへんやろが…!?」
    慌てたように――、それを繋げる彼の言葉。

    『…実家には戻らへんで。一人暮らしするって言ったやん。体は…熱が下がればなんとかなるやろ。』

    2006-02-07 01:55:00
  • 835:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「無理に決まってるやろ…熱…何度ある思てるねん?38度7分やぞ……?お前、そんなんで明日出ていくとか普通に無理やから!」   
    『無理じゃないっ!!』  

    あたしの乾いた口からは、咄嗟に大声が出た…

    2006-02-07 02:02:00
  • 836:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『……無理じゃないから。あたし、ちゃんと動けるし。もう…決めたから!』    

    ストーブの音だけが響く。部屋の中で、あたし達二人の空間だけは、その暖かい空気が――… まるで、通ってないみたいだった。

    2006-02-07 02:08:00
  • 837:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    「…………考え直せや。」 
      
    ごめんね、龍二。
        

    2006-02-07 02:14:00
  • 838:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    そうしたら今日…なんの為に、実家に帰ったか分からない。あたしは今日、全てを捨ててきた。        
    親も、家も、思い出も――   

    もう、引き替えせない…

    2006-02-07 02:19:00
  • 839:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『…荷物、まとめるわ。』あたしは、重たい体を起こし、ゆっくりとベッドから立ち上がる。        
      
    「……。」

    2006-02-07 02:23:00
  • 840:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    先に、トイレに行こうとした…その時―――――。     

    【ドタン―――。】
      

    2006-02-07 02:28:00
  • 841:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    ・・・・・・        
      
    「――――…都!?都…!…丈夫かっ!?理都っ……おい!しっかりしろって…!お…い!理都……!!」

    2006-02-07 02:32:00
  • 842:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    足元がふらつく。目の前が突然、真っ暗になって。体がダルイ…… 目眩がする  
      
    あたしは、そのまま………廊下に倒れた。   

    2006-02-07 02:36:00
  • 843:

    名無しさん

    2006-02-07 02:40:00
  • 844:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    ――龍二に抱き抱えられてベッドに運ばれる間、意識は朦朧としていた。      
     

    ベッドに横になると、あたしは壁側に体を向ける。

    2006-02-07 02:46:00
  • 845:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    『――――…。』    
     
    無意識のうちに、 あたしの目からは、堰を切ったように涙が溢れた――――…  

    2006-02-07 02:49:00
  • 846:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    何をどうすればいいのか、何が正しいのか、なんて…もう、分からない         
    ただ、苦しくて…
    体が言う事を聞かなくて…     

    2006-02-07 02:53:00
  • 847:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    単なる”風邪”だと思っていた。この目眩も、体のダルさも。
    そう――… いつもみたいに風邪を、ひいたんだと。   
      
    目を閉じる。頬に、ピッタリと、髪の毛が張りつく。

    2006-02-07 03:00:00
  • 848:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

     

    あたしは自分の体を抱き締めて、必死に、震えを止めようとした――――…。   

    2006-02-07 03:03:00
  • 849:

    名無しさん

    *・3・)??

    2006-02-07 03:14:00
  • 850:

    理都 ◆ds6WHwWvxk


    皆様へ。
    長くなっていて申し訳ないです…。1を書いている時には、もっと早く完結させるつもりだったのですが、細かい話などを入れた為、こんなにも長くなってしまいました(;_;) 飽きられた方、ごめんなさい…。
    今度こそ、もうすぐなので頑張ります。最後まで、宜しくお願いしますm(__)m

    2006-02-07 03:15:00
  • 851:

    ????綾????

    初めまして???ズート見てますよ?待ってるので、頑張ってください??

    2006-02-07 03:28:00
  • 852:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    あと、付け足しでもう一つすみません。
    完結に向けてなのですが…  
    前半で出てきた、ホストクラブで出会った【俊】との話。龍二の元彼女である 【カヨ】との話も、本当はラストまでにあったのですが… そうすると少し長引きそうなので、飛ばすべきかと、迷っています。   
    良ければ、ご意見下さい。こんな主でごめんなさいです…↓m(__)m

    2006-02-07 03:30:00
  • 853:

    名無しさん

    飛ばさないで事実を書いて下さい。

    2006-02-07 03:34:00
  • 854:

    ぁ[|?

    細かく書[|τほ∪[|τ"す(・?・?)?
    頑張っτく+ニ"さ[|ネ(・?・?)

    2006-02-07 03:59:00
  • 855:

    名無しさん

    こまかくかいて?

    2006-02-07 04:08:00
  • 856:

    ?

    早く最後カ|゙知りナニLIケド…細カ|LIトコマデ知りナニLI??ナニ゙カ|ら主サン頑張ってえ???

    2006-02-07 04:32:00
  • 857:

    麻李

    細かく書ぃて下さぃ???
    応援してますッ??
    頑張ってヾ(?>ロ)?〃

    2006-02-07 07:09:00
  • 858:

    名無しさん

    2006-02-07 07:29:00
  • 859:

    多忙だと思いますが、ぜひ?細かいところまで書いてください?

    2006-02-07 10:39:00
  • 860:

    名無しさん

    ??∀???

    2006-02-07 11:00:00
  • 861:

    美愛

    私も細かいトコまで知りたい???ぃつもご苦労様ッッ??この小説大好きゃからゅっくりでいぃんで完結させてね??

    2006-02-07 12:01:00
  • 862:

    りり

    早く最後まで知りたぃ!!ケド,終わっちゃうん嫌!!…細かくぉねがぃします(´∪`●)頑張ってねぃ♪♪

    2006-02-07 14:16:00
  • 863:

    いっせー

    りっちゃんくわしく書いて?

    2006-02-07 17:05:00
  • 864:

    名無しさん

    ソロソロ新スレたてた方がいいんちゃうかな?

    2006-02-07 17:23:00
  • 865:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    皆様、本当に本当にありがとうございます??

    綾チャン、864サン、あいチャン、866サン、?チャン、麻季チャン、昴チャン、871サン、美愛チャン、りりチャン、いっせーサン(男の方ですかね??)875サン、貴重なご意見、ありがとうございました?m(*o_o。)m    
    長くなって申し訳ないのですが… 全て予定通り書かせて頂きます。頑張りますので、今後ともヨロシクお願いします? 理都

    2006-02-07 17:37:00
  • 866:

    理都 ◆ds6WHwWvxk

    875サンのご意見を参考に、まだ900足らずですが、新スレに移らせて頂きたいと思います。三度も立てる事になってごめんなさい…。   
    今仕事から帰ってきて、今日はまた夜勤なので、また時間が空いたらすぐに再開します。御了承下さい。
    ━傷跡━を支えて下さっている皆様、心より感謝しています…。どうも、ありがとうございました。

    2006-02-07 17:41:00
  • 867:

    名無しさん

    2006-02-07 17:55:00
  • 868:

    名無しさん

    2006-02-08 17:13:00
  • 869:

    名無しさん

    普通次のURL貼ったるやろ

    2006-02-10 03:45:00
  • 870:

    名無しさん

    本間それ

    2006-02-10 19:22:00
  • 871:

    名無しさん

    2006-02-11 23:27:00
  • 872:

    名無しさん

    2006-02-11 23:28:00
  • 873:

    名無しさん

    ?

    2006-02-14 21:22:00
  • 874:

    名無しさん

    2006-02-15 01:21:00
  • 875:

    名無しさん

    あげ

    2006-02-15 09:29:00
  • 876:

    名無しさん

    続き↓http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1139302089/l5

    2006-02-15 10:29:00
  • 877:

    名無しさん

    2006-02-16 05:39:00
  • 878:

    名無しさん

    2006-02-17 03:32:00
  • 879:

    名無しさん

    いらん

    2006-02-17 03:51:00
  • 880:

    名無しさん

    2006-02-17 04:05:00
  • 881:

    名無しさん

    2006-02-17 04:18:00
  • 883:

    名無しさん

    2006-02-17 12:51:00
  • 884:

    名無しさん

    2006-02-17 13:34:00
  • 885:

    名無しさん

    2006-02-17 14:02:00
  • 886:

    名無しさん

    2006-02-17 23:56:00
  • 887:

    名無しさん

    2006-02-21 01:41:00
  • 888:

    名無しさん

    2006-02-27 01:33:00
  • 889:

    名無しさん

    2006-02-27 01:51:00
  • 890:

    名無しさん

    2006-02-27 06:26:00
  • 891:

    名無しさん

    2006-02-27 06:27:00
  • 892:

    名無しさん

    ????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

    2006-03-16 15:23:00
  • 893:

    ?

    完結?

    2006-03-20 04:30:00
  • 894:

    名無しさん

    しょ

    2006-03-20 07:15:00
  • 895:

    ゆう

    続きが気になる(≧ε≦)
    忙しいから書く時間ないんかなぁ??

    2006-03-24 14:49:00
  • 896:

    名無しさん

    ↑三話目のスレあるよん☆

    2006-03-24 15:45:00
  • 897:

    対抗しちゃった♪♪

    ????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

    2006-03-24 16:06:00
  • 898:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 899:

    名無しさん

    ???????

    2006-03-24 22:06:00
  • 900:

    名無しさん

    2006-03-25 11:19:00
  • 901:

    名無しさん

    2006-03-25 11:19:00
  • 902:

    名無しさん

    2006-03-25 11:19:00
  • 903:

    名無しさん

    2006-03-25 11:19:00
  • 904:

    名無しさん

    新しく出来たスレゎこれと関係ないやろ。初めて書きますッてゆうてるし

    2006-03-25 12:48:00
  • 905:

    ゅぅ

    3話目のレス、知ってる人教えてくださいm(__)m

    2006-03-25 18:16:00
  • 906:

    名無しさん

    2006-04-01 04:36:00
  • 907:

    名無しさん

    2006-04-01 05:02:00
  • 908:

    名無しさん

    2006-04-01 06:18:00
  • 909:

    ?

    よんでるやつもかいてるやつもうざすぎやん。ぇらそうに読んでる奴も奴やしよ〜!なめてんちゃぅんけ?よんだってる気取りかよ〜読んでる以上文句たれんなよ。文句たれんならよむなゃ!お前のためにかいてるんちゃうしよー!自分だって暇な時によんでんやろ?かくやつも暇なときでぇーやんけ!書いてる奴もハッキシゅーたれや!ラストまでいかんのかよー結局!ゆうてるやつもかいてるやつもうざいわ

    2006-04-03 18:35:00
  • 910:

    名無しさん

    2006-04-07 09:35:00
  • 911:

    名無しさん

    おまえがうざいし。こっちゎだまって待ってんのぢゃ。こんな書き込みいらん

    2006-04-07 10:23:00
  • 912:

    名無しさん

    2006-04-11 13:50:00
  • 913:

    名無しさん

    ?

    2006-04-20 03:07:00
  • 914:

    名無しさん

    2006-05-03 15:28:00
  • 915:

    名無しさん

    続きどこあるん

    2006-05-03 22:52:00
  • 916:

    名無しさん

    続きゎ書かンの?
    りつちャん元気なン?
    生きてる?
    最後ゎ別れたの?
    まだ付き合ってるの?
    ど〜なッたのか
    気になるヵラ
    続き頑張って
    書ぃて??

    2006-05-04 21:41:00
  • 917:

    名無しさん

    途中で書くんやめるんやったら始めから書くなや。

    2006-05-04 22:11:00
  • 918:

    名無しさん

    続き見たかった?

    2006-05-16 18:43:00
  • 919:

    名無しさん

    2006-05-17 09:29:00
  • 920:

    名無しさん

    あげ

    2006-05-18 12:54:00
  • 921:

    名無しさん

    この話、めちゃくちゃ面白いなぁ?????????

    2006-05-18 21:24:00
  • 922:

    名無しさん

    完結した?

    2006-05-18 22:11:00
  • 923:

    名無しさん

    あげ

    2006-05-19 08:10:00
  • 924:

    名無しさん

    誰かー

    2006-05-19 21:53:00
  • 925:

    名無しさん

    2006-05-20 15:24:00
  • 926:

    名無しさん

    この話違う名前で完結したってホンマなんかな?

    2006-05-20 19:49:00
  • 927:

    名無しさん

    バリ中途

    2006-05-21 12:22:00
  • 928:

    名無しさん

    何の名前で完結したん?

    2006-05-25 19:49:00
  • 929:

    名無しさん

    この作者どの小説も中途にするよな

    2006-05-25 19:56:00
  • 930:

    名無しさん

    唯一書いたのRAINだけちゃうん?

    2006-05-25 20:04:00
  • 931:

    名無しさん

    RAINって完結したん?

    2006-05-25 20:58:00
  • 932:

    名無しさん

    この作者むかつくねん。
    どの小説も放置するやん

    2006-05-26 02:00:00
  • 933:

    名無しさん

    Rainと書き方全然違うやん。別人やで。

    2006-05-26 02:02:00
  • 934:

    名無しさん

    続きないの?

    2006-07-03 11:18:00
  • 935:

    名無しさん

    あげ

    2006-07-05 14:01:00
  • 936:

    名無しさん

    別人やから?

    2006-07-10 13:15:00
  • 937:

    名無しさん

    あげ

    2007-08-11 18:00:00
  • 938:

    まい

    http://www.hamq.jp/i.cfm?i=otoku30

    2007-08-12 07:09:00
  • 939:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-03 02:45:00
  • 940:

    名無しさん

    これの続きが気になります(T_T)
    誰か知ってる方教えてください!!

    2008-01-04 09:58:00
  • 941:

    ?

    ぁたしも続き知りたぃです!知ってる方ぃらっしゃったら教ぇて下さぃッッ?

    2008-01-04 13:57:00
  • 942:

    名無しさん

    続き気になる(;ω;`)
    誰か続きの題名おしえて

    2008-01-24 09:26:00
  • 943:

    名無しさん

    コピペやけど、微妙に続き読めるよ!??
    http://bbs.yoasobiweb.com/read_i.php?tb=chat_shosetu&id=53

    2008-01-24 09:52:00
  • 944:

    名無しさん

    ありがとうございます??

    2008-01-24 21:35:00
  • 945:

    名無しさん

    でも、完結してない??
    どっかのサイトで完結したらしいけど

    2008-01-25 01:55:00
  • 946:

    名無しさん

    あげ

    2008-02-04 12:28:00
  • 947:

    名無しさん

    ???

    2008-06-11 00:11:00
  • 948:

    名無しさん

    ??

    2008-07-31 05:28:00
  • 949:

    名無しさん

    どこで続き読めるか誰か教えて下さい??

    2008-09-23 06:16:00
  • 950:

    名無しさん

    めっちゃ読みにくぃ(´Д`)

    2008-10-03 13:09:00
  • 951:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
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